お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

空の軌跡FC/SC

英雄伝説 空の軌跡FC英雄伝説 空の軌跡FC
(2006/09/28)
Sony PSP

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4h

七耀暦1202年。

ゼムリア大陸西方に位置する【リベール王国】のロレント市に住む見習い遊撃士エステル、ヨシュアは、修行のために国中にある遊撃士支部を回る事に。

その旅は大きな事件の始まりであった…。

ネット界でとっても評判が高いこのゲームを、PSP購入後の初プレイソフトにしてみました。

噂に違わず、面白かった!

ただ、このゲーム注意が必要なのが、FCとSCが揃って初めて一つのストーリーになるというところ。

一応まとまりはつくんだけど、FCだけだと、モヤっとしたまま。

ちなみにもう一本あるthe3rdは番外編的ソフトらしいので、未プレイ。でも、やろっかなとは思わないかな。

主人公変わっちゃうしね。

<ストーリー・キャラクター>

ストーリーは王道中の王道かな。どっかでみたことある、といえばある。

主人公の少年少女が、事件に首を突っ込んだり巻き込まれたりするうちに、世界に害なす敵とタイマン張る羽目になるという。

でも、月並みではないのです。まあつまりなんかってえと、面白いんだな。

主人公の元気少女エステルをはじめ、家族であり恋のお相手でもあるヨシュア、変な演奏家オリビエ、ヤンキー兄ちゃんアガットに酒豪の姉御シェラザード、ロリっ娘ティータにお嬢様クローゼ(あとほぼ存在が影なジンさん)などなど、魅力的なキャラクターが織りなす物語にもう夢中。

なんかね、だんだん愛着が湧いていくのだな。特にアガットは、FCではほぼ未使用な、エラソーな兄ちゃんというイメージだったのが、SCで一緒に旅をしてみて、その不器用な優しさとか、ティータとの絡みとかを経てすごく好きになってしまって、(反則敵に強うというのもあるけど)ついにはずっとパーティメンバー入り。

逆にFC→SCでイメージが変わってしまったキャラクターがヨシュア

なんだかなあ、いや、いいんですが、やっぱり、FCのころの彼の方が好きだったわたしがいるのですね。

やっぱり、オンナノコでエステルよりなわたしとしては、FCラストの彼の行動には憤りを隠せなかったというのがあるのです。

おめー、あんだけエステルのことが好きで、あんだけ長い間付き合って、あんたが去った後にエステルがどういう行動をとるかという、そんなこともわかんなかったの? って言いたいのよね。

おばかさんだー!

SCで終盤までほぼずっと別行動ってのもあるし。

まあ、そんなヨシュアくんはとっても強くてお役立ちではあります。

あと、街ゆく人々もすごく生き生きしているのだな。

一人ひとりに名前があって、その世界で生きてる! 生活してる! って思える。

大ボリュームで面白い本編とは別に、彼らの絡む(ぶっちゃけ無視してもいい)サブイベントが面白い!

<システム>

的キャラクターが落とすセピスをクオーツと交換して、それをオーブメントと呼ばれる機械に組み込んで魔法やらステータスアップやらをはかる仕組み。

ちょっとFF7のマテリアと似てるかな?

でも、組み合わせによって使えるアーツ(魔法)が変わったりしてすごく面白かった!

戦闘も、ちいさいポリゴンキャラクターがチョコチョコ可愛く、でもなめらかに美しく動くのに感動。

ダンジョンも街もすごくグラフィックが綺麗。

ロード時間もちょこちょこあるけど(マップ移動とかで)、そこまで気にならない程度かな。

あ、ただ、建物に入ったり特定のマップに入ったりすると強制的に視点が変わるのに若干イラっ。

無意味に出入りとかしてしまうのだな。

ブレイサーとして、クエストをこなしつつ進めていく仕組みもよかったなあ。

成長してる、役に立ってるってことが実感できてよい。

すごくきれいにまとまってるし、ストーリーもキャラクターもいいし、ストレスはないし、面白いゲームだったんですが、ただ、しかし怪しい人はヤッパリ敵だったりキーマンだったり、起こると思ったことは起こったり、ビックリやらどんでん返し的要素はあんまりなかったな。

ずっと「やっぱりね!」って感じ。

でもネットですごく評価が高いのも肯けます。やってよかった!