ラジアントヒストリア
ラジアントヒストリア 特典 オリジナルサントラCD/下村陽子付き (2010/11/03) Nintendo DS 商品詳細を見る |
何もかもが砂の中に埋もれ消えていく、滅びの世界。
わずかに残された資源をめぐり、大陸の東に位置するアリステルと西の大国グランオルグが、いつ終わるとも知れぬ戦いを繰り広げていました。
グランオルグを探っていた密偵を護衛し帰国させる際、主人公ストックは追っ手との戦いで深手を負い生死をさまようことに。目を覚ましたストックが見たものは、時間と空間がねじれた不思議な世界「ヒストリア」。
ストックは、謎の子供たちから自分が時空を移動できる能力を手に入れたことを知らされ、滅び行く世界がストックの力を必要としていると告げられます…。
「二つの時空、過去と未来を駆け巡り、滅び行く世界を救うのだ。」
1回記事が消えたので若干萎えつつも。
アトラスの新作ゲームが神ゲーであった。
「死亡フラグをへし折るRPG」をいうキャッチコピーのゲームらしいですが、まさにその通り。
一番近いのはクロノ・トリガーかなぁ。
過去と現在を行き来しつつ、歴史のあるべき姿を取り戻していくゲーム。
ストーリーもキャラクターもシステムもとってもよかった。
<システム>
起こった出来事を元に、その出来事に関係のあるとある時点に戻ってやり直すことで物語が進んでいくゲーム。
ストーリー自体は一本道(正伝と異伝の二本あると言えばあるけど)だけど、好きな時に好きな時間に戻れるし、サブクエストもいつでもこなせるので自由度はすこぶる高し。
過去に戻るのも、よくできたサウンドノベルばりに細かいタイムチャートがあるのでもんのすごく便利。
分岐やら依頼やら、数あるバッドエンド回収(バッドエンドもいろいろあって楽しい!)やら、なんでもやりやすい。
ストレスフリーすぎる。
戦闘は、普通のRPG的な戦闘に加えて、3×3のマスにいる敵を攻撃技で1カ所に移動させて一気に叩くもの。
ごり押しでも何とかならないことはないし、頭を使おうと思えば使える。
アトラスらしく、難易度は高めかな?
わたしは「エリクサーを使えない」超アイテム節約女なのですが、このゲームではアイテムを惜しんでられなかった笑
パーティはストック・レイニー・アトを愛用。万能ストック、物魔攻撃補助レイニー、回復魔攻撃アトってとこ。
みんな味はあるけど、割と誰でも使いようによっては使えるみたいです。
ちまたで噂の(笑)ストックの足音ですが、確かにうるさい。笑
でもそこまで気にならないかなぁ。
情報部随一の腕利き男がでぽてぽ歩くのってどうなんだとは思いつつ。笑
<ストーリー・キャラクター>
よかった。とにかくよかった。
任務をこなしていく内に色々な事件に出会って、選択をして、真実が明らかになっていく。
続きが気になって仕方なかった!
「自分が歴史を作ってる」って感覚がすごくあって、いくらでもやり直せるってわかってるのに、ストックが「これは重要な選択だ」って言う度にどきどきした。
主人公のストックと、ストックを信じて支える仲間たちも素敵すぎた。
特にアトが大好きで、アトとストックの関係も大好きで……泣けた……!
シャーマンとして真実をおぼろげに知ってストックを止めようとするアトに、アトの気持ちをわかっていながらも未来のために進もうとするストック……。泣くしかない……。
ハイスも切なかったなぁ。
確かに世界を滅ぼそうとはしていたけれども、あらゆるものに絶望したこと、何よりもストックを救おうとしていた気持ちは本物だったこと。
そんなハイスの気持ちを受け止めながら、最後、「さよならだ、ハイス」って言って背を向けるストック……。
ちくしょうドット絵に泣かされる。
サブクエストがエンディングに絡んでくるのも小憎い、小憎すぎる。
エンディングを早く見たいがあまりにあんまりこなさなかったのを後悔した……。
サブクエストも全部こなしてからまたあらためてエンディング見たいと思った。
エンディングとにかく神すぎた。
いまのとこDSでやったRPGの中では一番面白いのではないかと思う。
ほんとやってよかった。
ちなみにどうでもいいことですが、ラウル中将が(わたしから見ると)悪人面すぎて、「こいつ絶対裏切るわ」と割と中盤の後半くらいまで思ってました。ごめんラウル。