遙かなる時空の中で5 高杉ルートクリア
※このプレイ日記はネタバレの塊です
全然狂気じゃない高杉さんでした。いや狂気がどういうもんかもわかんないけどね。
一点を除いて、なかなか面白かった。一点を除いてね。
そういや、瞬兄に続いて、高杉も声が低すぎるような気がするんだよなぁ……。もっと高くてもいいと思うんだけど。
個別ルートへの分岐が早くて、ルートインすると割とずっと一緒に行動するようになるせいか、恋愛過程はかなり自然だったような気がする。
一緒に花見をしたり、足湯に連れてってくれたり、三味線を弾いてくれたり、共に時間を過ごすうちに、「気になる存在」から「好き」になるのがじわじわ、丁寧に描かれていた印象。
都々逸、和歌を読み上げてくれるのも地味に嬉しかった。
サンプルボイスから楽しみにしていた「三千世界」は割とアッサリ終わったんですけど、ああいう風流なイベントは他ではなかったからよかったなぁ。
一緒に過ごす時間が多いって言うのはやっぱり、いいな。わたしがこういう「他愛ないイベント」が一番好きってのもある。
これは他のルートでもそうなんだけど、主人公の「我が身を犠牲にしてでも世界を救いたい」という思いを一番理解して、尊重してくれるのは高杉なのよね。
高杉ルートではさらにそれに加えて、尊重するというか、神子の命を犠牲にするっていうのを受け入れて、そんなはずはないのに、それを自分の責任・罪にしてくれようとするのがすごく嬉しかった。
根は生真面目なのに、「狂気」を装ってる、ってのとすごくマッチしてた。
また、周りが主人公を止めようとして、高杉に「人でなし」って罵声を浴びせてくれる(ってのも変な表現やけど)のもよかったな。
ここあたりの関係、バランスがすごくいいと思った。
天海を倒すのがいつもの流れと違うのも面白かったな。出向いてきてくれるのは初めてですね、天海さん!
そして全力でこれらをぶち壊しにするのが、某所で話題の「俺の女」イベントです!
あれどうしちゃったの? なんかあのイベントだけ毛色もテンションも高杉のキャラクターも違いすぎて驚きを隠せないんですけど。
薩長同盟のときだっけ? 手を結ぼうとしない桂と西郷に向かって、「神子と俺もかつては対立していたが今ではご覧の通りだ」っつって、いきなり主人公の腰を抱く、あのイベントですね。
びっくりしすぎて( ゚д゚)ってなりましたw 高杉さん高杉さん、別人格が出てきてますよ!
何がご覧の通りだよ! ええ加減にせえ! と、あれは誰もが思ったことでしょう(たぶん)。わたしも思いました。
そこまでほのかに愛を育んでたはずだし、そこからも丁寧に愛を育んでいくのに、あそこだけ暴走しちゃう高杉さんのミステリー……。
あれが目についちゃって、高杉ルートを酷評してる人をたくさん見ました。
わたしもあそこは突っ込まざるを得ないけど、あそこを除けば結構丁寧な恋愛過程だったと思うんだよ。そんなにベタベタでもないし。
まあ、あそこが強烈すぎるのも否定できないけどね……。
サトウさんのお茶会イベントに並ぶ、「記憶から抹消」イベントが早速来ましたね。あはは。
あと、「蓮水」呼びから「ゆき」呼びになるのも何の脈絡もなくてびっくりした。
共通ルートに入ったらとたんに名前で呼ぶようになるものだから不自然極まりない。
ここもイベント用意すればよかったのになぁ……。ボイスなくてもいいからさ。そしたら全然印象が違うのに……。
ほんと、俺の女イベントと呼び方チェンジが酷いんだ。唐突すぎるんだ。
てことは気になるのは一点じゃなくて二点だったな笑
でも、それを除けばすごくいいと思うんですよね。苦しそうに「命を削ってくれ」って言うのにはすごくきゅんとしたのよ。
EDは特筆すべきところはないけど(最後の一歩手前が一番の盛り上がりだったから)、無難に纏まってたかな。
そういや、高杉の諱って春風っていうんですね! 風流!