遙かなる時空の中で5 龍馬ルートクリア
※このプレイ日記はネタバレの塊です
さすがメインヒーローその2なだけあります。
いいか悪いかは別にして、とにかく一ひねりはしてある。
公式PVの「行かないでくれ」にテンション上がりすぎたので、これを聞くのが楽しみで楽しみで仕方なかった!
初っぱなの出会いから「お嬢」呼ばわりされ、どうも昔会ったことあるらしい(しかも既に主人公のことが好きらしい)振る舞いをするものだから、いつか遡って会うんだろうなと思っていたらドンピシャ。
天海戦直前で刺客の凶刃に倒れた龍馬を救いに時空を遡るが、「暗殺される運命」の龍馬は今度は違う状況でまたしても襲われる。
にっちもさっちもいかんと思った主人公が龍馬を現代に送ろうとすると、砂時計が割れて主人公が時空の狭間へ。狭間を漂っていると過去にたどり着き、そこで龍馬と出会う。
が、また時空の狭間に放り出され、主人公は龍馬の元へ。そして過去の龍馬は主人公への思いを持ったまま時を過ごし、出会いのあの時へ繋がる……。
一言で言うと陳腐。でもこういう陳腐さ嫌いじゃない。
龍馬は主人公のことがずっと好きだったのが強まっていく感じが、主人公も徐々に思いを深めていく感じが出ていたと思うし、ドラマチックな盛り上がりもちゃんとあった。
前半は全部のイベントに声がないなぁと思っていたんですよね。
ここはいるだろ! ってな船に乗せてみるシーンとか、倒れた主人公を案じてくれるシーンとか。
でも実は時空跳躍以降にボイスイベントが全部集約されていたというね!
序盤の盛り上がりには欠けたけど、終盤ずっとボイス付きってのもは逆に良かったかな。やっぱクライマックスの盛り上がりって大切だもの。
「行かないでくれ」はやっぱり泣けたなぁ。
まぁ、主人公の運命書き換えの下手っぷりはリズ先生を思い起こさせたけどねw
なんで襲われるってわかっていながら、身を投げ出して代わりに怪我を負う程度のことしかできないんですか主人公! 鈍い、鈍すぎるわ!!!
それを言い始めると共通ルートの暗殺事件の時からですけどね。
なんでわかってるのにあらかじめ助けに行かないんだとイライラ。
ギリギリになってドタバタ助けるのが好きなのかとイライラ。
わたしはそういう焦らしプレイ嫌いなんだよとイライラ。ね!
あと、二度目の出会いの後、龍馬が過去に出会った「お嬢」=主人公かどうかを確かめるシーンが欲しかったなぁ。
共通ルートでも個別ルートでもどっちでもいいからさ。
砂時計の欠片を見せて「これに覚えはないか?」って聞いたりとかさ。
んで、「過去のお嬢かどうかはわからないけど、今のお嬢が好きだ」イベントとか「今のお嬢には覚えがなくても、自分にはわかる。過去のお嬢と同一で、ずっと好きだった」イベントとか、そんな雰囲気のイベントが必要でしたよ!
せっかくの過去の邂逅が全然生かせてないんだよなぁ。もったいない!
でも共通ルートから一貫して優しくて態度でずっと癒しだったし、個別ルートに入ってもそれが強まってくる感じが良かったし、照れ顔可愛かったし、やっぱ龍馬さんはよかったです。
荒ぶる祟とかいらん要素が絡まんせいか、ややこしい時間移動する割にスッキリしてたし。
EDは、現代の飛行場で「坂本龍馬」ってアナウンスが流れた時に龍馬だ! ってモブが突っ込むのが面白かったw
鬼でも怨霊でも偉人でも誰をお持ち帰りしても龍神パワーで何事もなく馴染むのが遙かの世界かと思ってたから、こういう突っ込みもあるのかと。