遙かなる時空の中で5 福地ルートクリア
※このプレイ日記はネタバレの塊です
共通ルートでは超弩級の変態でしかなかった(それでも愛しかったけど)福地さんに泣かされる日が来ようとは。
とにかく変態という印象しかなかったところ、各所で福地ルートいい! という評判を目にして、龍馬を差し置いて八葉で最後に攻略してみたのですが……最高であった!!!
福地、最高! 最萌え!!!
福地は鬼の一族の頭領なのですが、過去に(恐らく天海によって?)鬼の頭領には、怪我を負うとその怪我が龍神の神子に移ってしまうという「傷着せ」という呪術がかけられているのです。
時の流れでもうその呪いは消えたとされていたんですが、福地の主人公への強い思いが元で呪術が復活してしまう。
「鬼」として迫害されてきた生い立ちを持ち、体に大小多くの傷がある福地は、特に大きな傷が弱った主人公に移ってしまうことを案じて、天海の差し出した方法によって解呪を行うも、その反動で命を落としてしまう。
主人公は福地を助けるために時空を越える……という感じの流れなのですが。
ほんと、泣ける!!!!!!!!!!!!!
元々福地は主人公に盲愛を捧げてたんですが、福地の深い愛があらわれるイベントにほんと悶えた。
ましらに毒をかけられて苦しむ主人公に、解毒剤を口移しする福地のイベントはこのゲームで一番萌えました。
主人公もそんな福地にちゃんと愛情をかえして、気持ちを育んでいく。思い合う様子がとっても自然。
そんな先に待っていた別れには真剣に泣けた。
主人公のことを守れた安心感か、眠るように逝く福地……。このゲームで一番悲しいシーンだった。
その後福地の残した日記帳を読んでいると、またいっそう切ない気持ちになるんです……。
共通ルートではネタ帳っぽい扱いだったのに、全然そんなことなかった。
何にも興味がなかった福地が、異世界にやってきた主人公を天女のように感じたこと。
実際に出会って、自らの身を案じてもらえたことがとても嬉しかったこと。
共に時間を過ごしてますます好きになっていったこと。
裏切ってしまった自分が許されたことに対する感謝。
毒を受けた主人公が助かった安堵の気持ち。
傷着せの復活に悩む心。そして、我が身を犠牲にしてでも守りたいという思い。
それまでの福地の胸の内を記した日記帳を読んでいるうちに、ぶわぁーって涙がこみ上げてきました……。
わたしのなかでも福地を助けたいってその思いがいっぱいになったところでの時空跳躍!
時空を遡ってきたことに気付いた福地は、それでも解呪をやめるわけにはいかないと主張するんですが……。
「これだけは譲れない」
もうね、もうね!!! 今作で主人公とこんなにシンクロしたのは初めて!!!
福地と主人公の、お互いがお互いを思い合う気持ちがすごく伝わってきて、その分切なかったー!!!
他ルートと比べても、抜群! とにかく、シナリオがいい!
ボイスも多めで、ここぞっ! てとこにちゃんとあって、すごく盛り上がりました!
まだ天海はやってないんですが、ほんと、遙か5で一番いいルートなんじゃないかと思う。
唯一(?)の突っ込みどころは、ましらが毒をかけてきた時に、瞬時に瞬兄が解毒剤を取り出してきたことくらいです。
え、瞬兄なんの毒か調べたりとかは? そして一体どこから解毒剤持ってきたの? まさかあらかじめ持ってたの? エスパー? と、数々の疑問が頭をよぎりました。
速攻で解毒剤を用意されちゃって、「猛毒だぜ! 神子、終わったな!」とか言ってたましらが憐れになるくらいのスピード対応に驚きを隠せない。
ま、直後に福地の強烈な口移しがくるから吹っ飛ぶんですけどね。もうこのスチル最高。しばらくフリーズした(わたしが)。
薬の口移しとはいえ、立派なキススチル! しかもかなりいい構図! 今回、かなり糖度高いスチル多いですよね!
とにかく、まとめると福地ルート最高でした。
