夏空のモノローグ 浅浪ルートクリア
※このプレイ日記はネタバレの塊です
恋愛というよりは家族愛かな?
井上さんのダメ大人な声が最高でした! でも乙女ゲーにおける先生ポジは好みじゃないのかもという結論に至りました!
まずこのゲーム、周回するごとにいろんな要素が付け足されていくんですね。
OPの数字が変わったり、キーキャラクターっぽい綿森との会話が変化したり、LRCの内容が増えたり、何より感動したのが、前回クリアしたカガハルくんのエピソードみたいなのが挟まれていたこと。
先生と恋愛しようと思ってるのにカガハルくんにばっかり目がいっちゃって、思い出しては切なかった……。
でも1週目から薄々思ってたんですが、これって、7/29以外もループしている……んですよね。
最後はどうなるんだ。綿森ラストっぽいんですが、ずっとループしている綿森とのエンディングを迎えて、7/29じゃないおおもとのループっぽいのを止めて、それ以外の人たちとのエンドはループのひとつってことになっちゃうのかなぁ? それはちょっと寂しいかも……いや憶測ですけど。
そういえば、この2週目から、1週目はクソだと言って憚らなかったVNRシステムにも慣れてきました。
とりあえずテキスト領域の色を薄くしたのが正解みたい。まぁ、いいシステムだとは思えないけどね!
で、先生。記憶を失って心を閉ざしていた主人公の元専任教師で、恩人。
学校の非常勤講師で科学部顧問なのですが、科学部が廃部になるのは、彼が他の高校に正式な教師として転勤していってしまうことが原因なんですね。
その「正式な教師になりたい理由」が「お金」のためだと聞いて、はじめはモヤモヤする主人公。
でもお金が必要なのは、実は病気の弟・翔のためだったんです。しかもその弟は、もうもってあと2年の命といわれている。だから先生は、弟のためにも、ループが終わってほしくないと思っている……。
という感じのストーリー。
先生の弟への愛に胸打たれました……。
他の人とはズレてるかもしれないけど、わたしが一番感動したのは、翔が先生のことを話してくれたとき。まだ学生だった浅浪先生が翔のために一生懸命バイトをして高級な望遠鏡を買ってきてくれた、って話で「ぶわっ」ときました。
辛い、悲しい、ループが終わってほしくないと思ってはいてもやっぱりそこは大人、なるたけ感情を抑えてきていた先生が、ループ終了間際に主人公に電話してきて、「どうしてあいつが」って泣くところも一緒に泣いてしまいました……。
井上さんの声がまた素晴らしくて……。井上さんの声好きだ……。
はじめは20台の先生の声にしてはフケてるなーとか思ってたんですが、序盤の明るい空気の中でのにじみ出るダメっぷりだとか、悲しみを抑えた声、溢れ出す感情をとめられない声、もう感情移入するなってほうが無理。
先生と翔と自分のためにループを止めてくれって何度も部長に直談判する主人公も、嫌いじゃなかったな。カガハルルートほどシンクロしなかったけど。
しかし部長はかっこよすぎる。顔は全然イケメンに見えないのにかっこよすぎる。
恋愛面がちょっとおざなりだったのが残念かな?
やっぱり先生ポジって、どうしても壁があるからか、大切に思っている動作はあっても、向こう側からはあんまりハッキリきてくれないのが寂しいなぁ。
最後の「嫁的なポジションで」にはうっかり萌えたけどもw
まさかはっきり言ってくれるとは思ってなかったので!
エンディング後の、3人の未来を思うとすごく切ない……。