死神と少女 あとがき
※このプレイ日記はネタバレの塊です
やっぱり「死神と少女」はひとつの物語だったんですねという章。
「作者=臥待」「読者=桐島」であったことが明かされる章。
ということは、この話は臥待さんが主人公のために作り上げた物語だったということなのね。
うーん、それで桐島先輩の絵本はなかったのね。
なるほどなるほど。
……って、わかるかっ!
蒼、兄、日生(と千代、夏帆)と結ばれる結末は臥待さんの思い通りというか、予定調和的結末ってことでいいのかな。
桐島先輩だけが、臥待さんの掌を超えたってことよね? 彼とのストーリーとエンディングだけやたら爽やかだったのは、こういうことか。
にしても、臥待さんは何者なの?
作者ってのはわかるけど、なんで作者なの。なんでそんなお偉いさん(というか、特別な存在)になってしまったの。あの世界において、なんで臥待さんが神様みたいな立場になってしまったの。
結局、「幻想」ってなんなの。臥待さんには幻想って見えてるの?
あと「幻想」が何なのかと、「千代」は何故存在したのかがわからなかったな。
千代はなんで読者の立場である桐島と関わってたのかな? それがなければ桐島はほぼ100%読者なのに、千代がいるせいで、読者になりきれてないよね。
「兄」は「主人公の幻想」だった。じゃあ、千代は? 千代は誰の幻想? 臥待さん? 桐島?
それとも、兄と千代はやっぱり根本的に違う存在なのかな。
兄と蒼に関しては、ほんとに臥待さんの思い通りよね。ちょっと怖いくらい。
蒼ルートはまだしも、兄ルートの結末を思うと、主人公の父親とか桐島先輩にとってはめっちゃ辛いよな……と思います。
これをひとつの選択肢として入れてたってことは、臥待さんはほんとに「世間的幸せ」じゃなくて、「主人公の主観を基盤とした幸せ」を目指して物語を紡いでたってことよなぁ。
それを思うと、臥待さんの病みっぷりも尋常ではない。
そもそもなんでそこまでして主人公に思い入れたのか謎。いや、そりゃ表面上の理由はわかるっちゃわかるけど、そこまでするほどの関係性か? とも思うし……。
となると、最終的にやっぱり魔性なのは、臥待さんを動かした主人公か。
結論:主人公こえーな。
こういう終わり方って、ほんと小説的よね。
乙女ゲーとしてはこれって、なしじゃないか。
こういうの大好きだけどね。
あと、各ルートの結末。
ともゑの姉が怖かったw
病みすぎでっしょい。ほんと、このゲーム全てが病みすぎでっしょい。