※このプレイ日記はネタバレの塊です
先生愛してる。もっと貴様って言ってください。
理事長組の片翼、ロシュフォール先生です。銃士隊トリオとは全然違ったストーリーで、新しい目線で楽しめました!
このルートでは、主人公はあまり銃士隊とは仲を深めません。
理事長に直接父親の死の真相を確かめてほしいと依頼し、銃士隊とは徐々に距離が開いていく。
リシュリューの助けも取り付けられたので、アトスとも決闘しません。銃士隊は、アンヌ派になっていく(主にアトスが)。
使い魔に襲われているところを助けるために悪魔に変身したロシュフォールを見て、リシュリューに詰め寄るダルタニアン。
そこで、アンヌとリシュリューの因縁を聞かされます。しかし復讐には賛成できなかったダルタニアンは牢に閉じ込められる。
リシュリューを信じる「ふり」すらしないダルタニアンはずっと閉じ込められっぱなしでしたが、ある時黒装束の男(トレヴィル)に襲われ、父親の遺した本を奪われたのをきっかけに、ロシュフォールの部屋に移されることになります。
そうするうちに、鍵の正体を突き止めたリシュリューに、バッキンガム塔を開錠せよと命じられるロシュフォール。
迷った末、ロシュフォールはダルタニアンを逃がして銃士隊に託し、自身はリシュリューの下へ出頭します。
ダルタニアンは銃士隊に保護されますが、自分を逃がしてくれたロシュフォールを助けに向かい、救出。
ロシュフォールはリシュリューへの忠誠心から行動しているだけで、誰への敵対心もなく、ただ今は単純にダルタニアンの命を助けたい。銃士隊は、アンヌを助けたい。ということで、双方は協力することに。
銃士隊が牢に捕らえられた生徒たちを解放し、ロシュフォールとダルタニアンがリシュリューの相手をすることとなります。
生徒たちの解放はうまくいくものの、ダルタニアンを庇ったロシュフォールもろとも刺されて、リシュリューが勝利します。
最後、雪の上で事切れる2人を銃士隊が見つけるところでエンド。
とにかくもう、ロシュフォールが終始かっこよくてね。
ロシュフォールが「忠誠心に篤いけれど、誰にも敵対心は持っていない」というのがよかったな。
このルートは銃士隊(特にアトス)がお馬鹿っぽくてちょっとイライラしてたんですが(ダルタニアンの態度も良くないけどね……)、ロシュフォールと銃士隊が協力するシーンは胸が熱くなりましたよ。
ひたすらリシュリューのために行動しているんだけど、徐々にダルタニアンの存在が大きくなっていってしまって、主を裏切ってでも助けたくなってしまうという展開、ほんとに大好き。
牢の中で拒食に陥り、意識を失ったダルタニアンを抱きしめて「自分をごまかしてでも理解しているふりをすれば、こんな所、今すぐに出してやるのに」と言うところなんて、もう震えました。
忠誠心と愛の狭間で揺らぐ男かっこよすぎる。
思い悩む先生にときめいてしかたないぞー!
しかも、ロシュフォールは最終的にちゃんと「ダルタニアンを選んでくれる」のがいい!
欲を言えば、ロシュフォールの忠誠の対象であるリシュリューに対してあんまり思い入れが出なかったのが残念かな。
主であるリシュリューも素敵であることがありありとわかるルートだったら、もっと感動できただろうに。
ぶっちゃけこの戦いって、当事者以外はかなりどうでもいい私怨でしかないのがちょっとねぇ。
ロシュフォールは途中まであんまり甘い展開がないので、途中から糖度が上がってくると、萌えが怒涛のようにやってきました。
ミレディを見捨ててきたロシュフォールを責めるダルタニアンに、「うるさい」と言ってキスで黙らせるシーンの萌え、半端ねえ。
ちょ、ミレディ見捨てるんかいw と直前まで(一応)思っていたのに、もうぶっ飛んだよ。ロシュフォール好きすぎるううう。
アトスルートでの「本読み」イベントといい、山小屋って無限の萌えが詰まってるな……。
ちょいちょい、ロシュフォールは大人な香りを醸してくるのがたまりませんでした!!!
決戦前夜、悪魔の刻印をつけてロシュフォールと同じになりたいというダルタニアンに、「刻印だと? ならば今、つけてやる」と言って肩にキスマークつけてくる展開なんてどうしようかと思うくらい転げまわりました……!
最後は悲恋といえる終わりだったので、まぁショックを受けなかったといえばうそになりますが……。
やっぱり、バカップルとまではいかなくても、無条件な幸せの中でラブラブしてる2人を見たかったなぁ……というのがあるのでね。
それでも、遙かの忍人ルートみたいな絶望感はなかったです。←他ゲーのネタバレ
どっちかというと、死神と少女の兄ルートで抱いた思いと似てるかな。←他ゲーのネタバレ
まあとりあえず結論として、クールカッコイイキャラ最強ってことで落ち着きました。
理事長組ルートにもかかわらず相変わらずシナリオとしてはよくわからん大味さではありますが、それを軽く凌駕する萌えがあったよ。