お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

月華繚乱ROMANCE 総評


月華繚乱ROMANCE (通常版)月華繚乱ROMANCE (通常版)
(2011/09/15)
Sony PSP

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「もう普通の恋じゃ、我慢できないんだろう?」

誰もが憧れる、風光明媚な山間にある全寮制セレブ学園である『白桜学園』。

頭脳明晰、容姿端麗な子息たちが集まる一見華やかに見えるその学園の裏では、誰にも知られない秘密の部活動が営まれていた。

部活動の名前は略称「禁断デート倶楽部」。

金持ちの子息たちによって設立されたその部活の実態は、噂を聞きつけて訪れる女性達と逢い引き(デート)して狙い撃ち、落とすことを目的にしている恋愛遊戯(ラブルネッサンス)である。

中学三年間、勉強を頑張り、ようやくのことで推薦入学で憧れの高校生ライフを送っている主人公津森なずな(つもりなずな)。

だがしかし、とある事件をきっかけに『白桜学園』に転入することになり―――。

それは触れてはいけない、危険な恋。

今、禁断の華が咲き乱れる――――――!!

もうこのあらすじからしておもしろすぎるな笑

<システム>

不満な点はそこまでない、というか普通のオトメイトなのですが、重いのが気になったかな。

ボタン押してから台詞が出てくるまでにワンテンポあるし、スキップもすらすらいかないし。

単純ノベルゲーだし目パチ口パクもないようなゲームなのに、一体どこにこんなくそ重くなる要素があるのか、純粋に疑問でした。

バラが散るエフェクトは綺麗ですが、これに容量を割いているなら許さない。笑

字も小さいし潰れてて読みづらい。

オサレ(笑)なのはいいんだけど、実用性もほしいなあというところですよね。にちゃんねるでも散々ネタにされてましたが、「ドS」が「FS」にしか見えない

絵は、もともとこの人はそんなに上手くないのかなーと思いつつも、雰囲気でなんとかなってる感じを受けました。上手くはないけど、なんとなく見られる絵ではあります。色使いは綺麗かと。

パンツ絵は必要だったのか疑問です。

服着てりゃなんとかなるのに、服を脱がれるとまじでへたくそなのがわかって辛かった。笑

このゲームの許せないところは「ブラックアウトシステム」です!!!

声優さんのえろい声を聞きながらアナログスティックをぐるぐる回すと、スチルが出てくるというものなんですが。

これ自体が面白くないし下らないのに加えて……これに4枚もスチルを割いているのは本当に許せない!

おかげでストーリー中のスチルはとっても少なく感じました。

こんなシステムいらないからちゃんと話の中にスチル出せっつの。

<ストーリー・キャラクター>

設定は昼ドラも真っ青のドロドロっぷりで非常にいい素材なのですが、料理の仕方はイマイチかと思いました。

なんつーか、ちょっと薄っぺらいというか。

破綻してるわけじゃないし、普通に成り立ってる話なのですが、ふーん、へーっという感じでした。

とにかく男どもがみんな悲劇のヒロインぶっちゃうんだもんな。

同じドロドロ・耽美系(?)で秀作だった死神と少女の後だからかしらん。

文学というアイテムの使い方も、死神はいい意味でオタクっぽい使い方だったのに対して、こっちはオサレ小道具(笑)って感じの使い方だった気がします。

ただ、雰囲気は抜群ですし、エンディングも含め、普通ではないというのは本当にその通り。

狂気が咲き乱れる、禁断の愛を楽しめるというゲームであることは、看板に偽りなしです!

二次元を楽しむ! ということを突き抜けたゲームだったと思います。

ただ、これは好き嫌いが分かれるだろうなー。

人によっては地雷だろう要素が満載ですし。

まぁ、わりかし見たまんま・書いてるまんまなので……このゲームを買うってことはそういうのを期待してるんだろうしね。

興味ありならやってみていいと思います、いろんな意味で。

キャラクターも、背負っているものが重たいぶん、濃くて面白い。みんな中二病だけどな。

とりあえず日野さんと柿原さんはまじでいい仕事してる。輝いてる。

特に柿原さんは攻略王ロイドと同一人物とは思えないウザさで、もう燃えたぎりました

先生陣が魅力的すぎて、なんでサブキャラなのかが理解できない。

これ絶対FD前提なんだろうなクソッオトメイトめと思いつつ、雪柳先生が攻略できるならわたし、喜んでネギ背負ったカモになります

キャラクター別感想

 →鹿野葵

 →鹿野敦盛

 →藤隷人

 →西園寺芹

 →兼田侘助

 好き:侘助=敦盛=葵>藤先生>>芹>>>>>>>ダリア(クリアしてないけど笑)