極限脱出 9時間9人9の扉
極限脱出 9時間9人9の扉(チュンセレクション) (2011/12/15) Nintendo DS 商品詳細を見る |
姿なき犯人<ゼロ>によって示される、生死をかけたゲームが始まった・・・
プレイヤーは謎の客船に閉じ込められた9人のキャラクターの1人「淳平」となり、密室に張り巡らされた謎を解き、生き残りを賭けて制限時間内に脱出を試みる。
客船内に仕掛けられた生死を賭けた運命のゲーム「ノナリーゲーム」。プレイヤーの思考を揺さぶる連鎖した謎の数々。敵か味方かすらもわからない、9人の個性的なキャラクターが織り成す極限ストーリー。
まぁ、厳密に言うとわたしがプレイしたのはニコニコアプリ版のやつなんですが……。
<システム>
脱出ゲーム+ADV。
脱出パートの難易度は低目かな。ネットによくある脱出ゲームよりかはよっぽど簡単です。
ほどほどに考えれば解けるレベルなので、さくさく進めます。
とはいえ(あっちは乙女げーなので本職のこのゲームと比べるのも悪いですが)クラキミよりは遥かにやりがいありますw
普通に面白かった!
ただこのゲーム、マルチエンド=周回プレイ前提なのですが、DS版は一度した謎解きを飛ばせない仕様で、何度も同じ謎解きをしなくてはならないらしいです。
ニコニコアプリ版だと、一度やった謎解きは飛ばせるので、とても快適でした。
なのでアプリ版をお勧めしたかったんですが、もう公開期間が終わってしまったんですよね……。
ということで、操作性等の面で星を落としてます。
アプリ版でも、既読スキップ機能が不十分なところもあり(たぶん同じ会話でもルートが違うとスキップされない?)、そこはきっとDS版もそうだろうと思うので、割と不便な面も目立ちました。
<ストーリー・キャラクター>
シナリオがよかった、これに尽きると思います!
1週目は当たり前のようにバッドエンドに突っ込んでしまったのですが、別エンドに辿り着くごとに謎が明かされていくのが面白い。
登場人物との会話の節々で拾ったワードが組み合わさってひとつの真実に辿り着く過程はかなり爽快感があります。
ただ、ゲーム初期に感じていた方向とはかなり異なる方面で決着がつくことにはなります。
正直、かなりオカルトというか、SFというか、いずれにせよとっても斜め上。笑
正直、真エンド手前くらいで怪しいなーとは思っていたのですが、ちょ、そうくんのw という結末が……受け入れられない人もいそうだな。
わたしも完全には理解しきれない点がありましたし。
あと、このゲームだけでは完全に完結しない。
「第一部・完」くらいのシメで、続編「善人シボウデス」ともかなり関連があり、さらに「善人シボウデス」の終わりもさらなる展開を示しているようなので、そういうのが気になる人は最後までお付き合いする気持ちが必要かも。
ちなみにわたしは最後までお付き合いする気でいます。
これはこれである程度解決するので、単体で楽しめないこともないですけどね。
キャラクターも個性ある面々で、やりとりが面白くてよかったです。
主人公の淳平が好きだー!
あとサンタがめっちゃ好きでした。
以下ネタバレ↓
しかしサンタ・紫とニルス・四葉はシスコン・ブラコン兄妹ということで属性かぶりっぷりが半端ないなw
まさかこの属性が被ってくるとは思ってなかったのでびっくりしたわ。
一宮の胡散臭さはちょっとわかってたものの初期は全然興味なかったんですが、豹変っぷりが奇天烈で結構好きになりましたw
にしても、なんか八代の関係性の薄さだけがちょっと微妙だったな。
もうちょっとどうにかしてやりゃよかったのに、キャラの濃さと設定の温度差が激しい。
セブンなんて、あんな顔して(失礼)超・演技派の核心キャラ(ってことですよね? たぶん)だったのにな!
善人シボウデスはVita版をやりたいので、(あとあまりにも時間がないので)しばらくお預けかなーと思います。
早くやりたい!