お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園


スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園 (通常版)スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園 (通常版)
(2012/07/26)
Sony PSP

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南の島でサイコトロピカルなコロシアイ!!

仲間を殺した犯人(クロ)だけが卒業できる…再び巻き起こるコロシアイ学園生活!!

青い空、白い雲…煌めく海、広がる砂浜。

リゾート地として有名な南の島・ジャバウォック島に修学旅行で訪れた希望ヶ峰学園の生徒達だったが、

学園長・モノクマによって島に閉じ込められてしまう。

島からの脱出を条件に、コロシアイをすることを強いられる生徒達。

渦巻く疑心。見えない狂気。極限状態のなか、超高校級のコロシアイが始まる

●新たな超高校級の生徒達による、「コロシアイ修学旅行」が始まる!

仲間を殺した犯人(クロ)だけがこの島から脱出できる…。修学旅行で訪れたジャバウォック島。

観光客はおろか島民の姿さえ消え去られた南の島で超高校級の才能を持つ生徒たちによるコロシアイの幕が上がる!

●「スーパー」に進化したハイスピード推理アクション!

発言に含まれる矛盾やウソをロンパする快感はそのままに、反論などの新要素を多数追加!ノンストップ議論をさらにヒートアップ!

●異彩を放つ「サイコトロピカル」な世界観!

舞台を南の島へと移し、「開放的な閉鎖空間」というシチュエーションで前作を上回る2.5Dのサイコトロピカルな世界観を実現!

正統進化できた名作ゲーム。

1が面白かったこともあり期待値はかなり高かったと思うのですが、裏切らなかった。

<システム>

基本的には1と同じ、ハイスピードアクション推理ゲーム。

推理要素はともかく、アクション要素は大幅にパワーアップ。

学級裁判の追加要素はかなりよかったと思います!

矛盾点を指摘するだけじゃなくて同意できるようになってたり、相手が反論してくるのをぶった斬る反論ショーダウン、もはや推理とは何の関係もないけどひとつのミニゲームとしてかなり完成度が高いロジカルダイブ等々、よりアクション要素が高まって面白かった!

相変わらずイジワル×イジワルでやってたのですが、前作より難易度上がったような気がしました。

オマケの豪華っぷりもやばい。

「だんがんアイランド」は、ひたすらみんなと「らーぶらーぶ」して仲良くなっていくシミュレーション。ミニゲームと言えないくらいのレベルの高さ。

前作では通信簿埋めに周回する必要があったのですが、今回はこれをプレイすれば無問題。

「ミラクルモノミ」は地味に難易度高いw

「IF」も思ったより読み応えありました。

とにかく正統進化してて、システム面は文句つけようがなくなったといっても過言ではないかも。

<ストーリー・キャラクター>

今作は今作で綺麗に起承転結できつつ、前作も絡めてうまい具合にまとめた技量には正直感動しました。

前作ファンも、ご新規様も、気になってるならやる価値あると思います。裏切らない。

やるつもりがある人は、なんの前情報も入れずにプレイすることをお勧めします。

以下、ネタバレしかないので要注意。

・ヒナタハジメ

あまりにもコナン君。

なまじっか推理ゲーなだけに、もう推理シーンがコナン君でしかないw

正体は予備学科→改造されまくった人格の無い才能の塊というかわいそうな子ですが、最後を見るに奇跡を起こしてチートキャラになったっぽいですね。よかったよかった。

モノクマ

相変わらず中身は盾子さんだったという感動的なオチ。

小憎たらしさ、残酷さ、ウザカワイさ、嫌らしさ、何もかも変わらずで安心しましたw

個人的に、今回一番絶望させられたのは、「無意味な謎」を仕込みまくっていたんだよーんという発言。

リアルに「なん……だと……?」ってなりましたw

思い返せば、今作はミスリードの嵐だったな……。釣られまくってしまったよ。

・モノミ

初期はほんとひたすらウザいだけのモノクマの犬ポジだと思っててごめん……。結構終盤まで悪い子だと思ってたわ……。

5章で「英雄にならなくてもいいんでちゅよ」って言われたとき、普通に涙が出ました。

「らーぶらーぶ」とかも、思えばすげー深くてよかった。暴力なんていう要素のないプログラムだったはずなのに、必死にモノクマに向かっていったんだなと思うと泣ける。

・コマエダナギト

×超高校級の幸運→○超高校級の狂気。

まさかの苗木君とは無関係というオチw

助手ポジかと思いきや、ただの狂気。とにかくラリってる。終始ラリってる。

殺したいほどウザかったけど、好きだったよ! こんなにラリった味方(でもないけど)キャラとか、類を見ないぜ。

犯人役すら「幸運」頼みの犯罪とか、このゲームで、このキャラにしか出来ない展開だよな。まじで熱かったわ。

「それは違うよ(笑)」がうざすぎw

・ナナミチアキ

今回の助手ポジ。

響子さんと違って、導き方が「こっちよ」じゃなく「こっちに手がかりありそうじゃない?」くらいのレベルだったのが好印象。

アルターエゴの後継者と思うと胸が熱い。

・タナカガンダム

超高校級の厨二病。某オカリンを髣髴とさせる。

ガンダム犯人のときにちょうど通信簿が埋まったので、あまりにかっこいい退場の仕方に泣けた。

ハムたちを手のひらに載せてしょんぼりしてるのが可愛い。

破壊神暗黒四天王(だっけ?)を答えさせられるのがこのゲームで一番難しかった。2回くらい間違えたw

・ソウダカズイ

超高校級のメカニック兼超高校級のツッコミ

「下ネタかよ下ネタなのかよ」をはじめとして、音よい突っ込みが冴え渡る。

あと、たぶんシリーズ通して一番まともに才能を発揮している

・トガミビャクヤ

イケメンデブ。本編でもかっこいいし通信簿埋めてもかっこいい。

本物より人格者で泣けた。正体はどうでもいいというモノクマの発言が真実なのも泣けた

最後に出てくる本物が「強制シャットダウンしろ」しか言わない相変わらずのタカビー君だったのが辛いw 本物はまだ苗木にしかデレてないっぽい。

夢(ゲーム)オチ展開なんて本来なら許されたもんじゃないんでしょうが、それすらうまい具合に組み込まれてて、とにかくシナリオが秀逸としか言えない。

モノクマのちーとっぷりとか、絶望病とか、ご都合主義すぎんだろと思ってたわ。これも伏線だったとは。

とにかく伏線とミスリードの仕込み具合がすげえ。

絶望の残党がこいつらだったとか、最初想像も出来なかった。

そして絶望時代にしてたことがエグすぎてわろえないぜ。

お仕置きは、慣れもあるせいか、1ほどインパクトは無かったなぁ。天ぷらはビビったけど。

すごく綺麗に終われてるし、でもなんとなく続編も出来そうだなという、絶妙な締めくくり方だったかなと思います。

キャラクターも、前作で濃いの出し切ったと思ってたのにキャラ立ちしてたし、いやぁ、まさかここまで良ゲーだとは正直思って無かったわ。

個人的には、(新シリーズでもいいから)続編出て欲しいかも。

まだまだやりたいゲームがあふれてるのでざっくり感想でした。