お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

白華の檻 秋篠古嗣攻略

拍手・コメントなど、色々ありがとうございます。

色々察してはいましたが、まぁいい機会だしちょっと書いておこうかなと思ってつらつら書いたことに反応があってうれしいです。

乙女ゲーブログを名乗っている(つもりである)のに乙女ゲーをしなくなったり(一般ゲーばっかりやり始めたり)、わたしの口が悪かったり、グダグダ感想だったり、購入予定は嘘八百だったり、コメントの返信がくそみたいに遅かったり、いまぱっと思いついただけでも、とてもほめられたもんじゃない特徴ばっかりのこのブログを見てくださっている方がおられることがとても嬉しかったです。

お昼寝タイムズはこれからも通常営業です。


古嗣

※このプレイ日記はネタバレと愛ある悪口が多分に含まれています

わたしいままで黙ってましたが、ダンディなおじさまが好きなんです(※暑苦しいむさい親父はむり)。

最初に、辛いくらいに残念だったのが、前髪

どうも風の噂に聞くところによると他者との差別化のためらしいのですが、そんなのいらねえええええええ。

うざい、あまりにもうざったい。うざいというか鬱陶しい。漢字で書いちゃう。鬱陶しいあの前髪。

まぁそれはさておき。

秋篠親子を語ろうとすると胸が痛くなります……。

秋房・智則の戦いも辛かったですが、わたしは家族愛ものに一番弱いので、もう悲しくて悲しくて。

古嗣は実は清明の孫で、貧民街出身。

貴族に深い恨みを持っており、吉影のことを殺そうとしたとき、養子にならないかと誘われ、養子に。

そこから吉影の理想を知り、汚いことも厭わず共に平安の世を目指していた。

古嗣も最初は主人公のことも利用するつもりでいたのですが、主人公にほだされ、理想の名の下に非道なことを連ねる吉影を止めようとする……というお話。

なんというか……やりきれない

吉影の言いたいことも、やりたいことも、その目指しているものは素晴らしいことなんだよな。

でもやってること(土蜘蛛を利用・都を民もろとも滅ぼす)はとてもじゃないけど受け入れられない。

しかも秋房ルートで、その望みを無残にも叩き潰されたのを見た直後であるだけに、ここまでの覚悟を持ってしていることに肩入れしたくなってしまうわたしがいるのです。

吉影様がまた格好いいんだよなぁ。穏やかで優しい風貌、でも確固たる信念を持って毅然と戦う姿がかっこいい。

しかも、さらにやりきれないのが、主人公と古嗣は、吉影を止めようとしているだけってことかな。

目の前に山積している問題が多すぎてそこまで至らないんだろうなとは思うんですが、吉影を止めて、そこからどうすればいいのかがわかってないんですよね。

結局剣の力でオニを屠り都を燃やした吉影を倒し、まっさらになってしまった都や朝廷を主人公たちが建て直すという終わりなのですが、それってまさに吉影のやろうとしてたことじゃね……? と思ってしまう。

吉影が一人で悪役をひっかぶって死んでいったように見えてしまって。

吉影の凶行が大団円に繋がっているので、やっぱりこれしか解決はなかったのかと見えなくもない

吉影様はこれがわかってたのかなぁ、とか、いろいろ考えてしまうと、すごく辛い……。血と泥を被り、愛する息子に刃を向け、最後は自分の残り少ない命を振り絞って、平安の世への礎を築いたのか……と思うと切ない。

古嗣ルートなのに途中から吉影のことしか考えてなかったわ……。

あっ、もちろん古嗣ルートそのものもよかったんですよ!

古嗣に「殺してもいい」と言うところの主人公が素敵でたまらなかったわ。

「誰かの利益のためではなく、あなたの信じる正しさのために、この力をお使いください」

まじで、主人公がかっこいい。今作の主人公は近年稀に見る良主人公だなぁと思うのはわたしだけかな。美しいし。

古嗣が弱っていくところも好きだったー。

「もちろん、君が特別な立場にあることはよくわかる。けど……だからこそ、僕は君に望むんだと思う。君に普通の幸せを――望んでいるんだと思う」

秋篠親子は本当に根が優しいんだろうなぁ、ってしみじみ思いました。

そんな親子が汚いことに手を染めて、反目しあわなきゃいけないなんて辛い。

あ、言い忘れてましたが、古嗣は鬼を止めるため、大きな術を命を削って使ってしまい、残り一ヶ月の命を削りつつ物語が進んでいっていますわたしはここまで触れることを忘れてましたが、吉影との対立のほかにこれが割と話の根幹です。

まぁ、あと一ヶ月の命で瀕死の割に古嗣様は結構ぴんぴんして戦ってます。

ゴホゴホしたり喀血したりはしてるけど、遙か5のゆき様くらいの病弱さ(=死ぬ死ぬ詐欺だとわたしは思いましたw

ちなみに、削りまくった寿命は結局最後に費えるのですが、死ぬ間際の吉影様が剣の力を古嗣に注ぎ込むことで蘇生します。え、剣の力つぎ込んじゃうの? 剣って回復もこなす便利アイテムなの? と思いましたが、ま、このくらいのご都合主義はご愛嬌ってもんでしょう!

ノーマルエンドでは両方とも亡くなってしまいます。これ、秋房もそうでしたね。

まさか、ノーマルエンドって全部攻略キャラが死んでしまうの……? これじゃノーマルの名を借りたバッドエンドじゃないっすか……!

むしろバッドエンドの方が指南所が面白すぎて救いがある気がするw 吉影様の発音www

バッドエンドのあとに出てくる指南所、ほんと面白いです。いまのとこゲストキャラは智則・秋房・アテルイ・古嗣だったかな。アテルイの回、アテルイ自重w でも悪路王とのラブコメ見たいですまじで。薄桜鬼といい、パラレルラブコメ結構いいと思うんですがこれが出ないんだな。

古嗣との回は、親子が仲睦まじくしてるのを見てなんだかほっこりしました。こんなところだけど、ちょっとでも幸せそうな二人が見られてわたしは満足です。

そういえば、今作一番秋房にときめいたシーンが古嗣ルートにありました。

秋房気絶中→目を覚ます→姫君と古嗣のラブシーンを見てしまうという展開での台詞。

「……な、なんだ……? 目を覚ましたら、目の前で姫様と古嗣がものすごく仲睦まじい雰囲気……。

 なんだこれ……地獄? もしかして、俺……死んだ!?」

くっそ可愛いいいいいいいいいいいいいいいいい。

この付近だったか忘れたけど、台詞欄に出ないテンパり秋房の長台詞も可愛かったんだよなぁ。

秋房は他ルートだと嫉妬が可愛すぎて輝くねえ。頭ぐりぐりしたいw

京編をまとめてつぶしちゃおうという魂胆で、次は幻灯火いきまーす!