ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち (2013/02/07) Nintendo 3DS 商品詳細を見る |
物語のはじまりは、世界にたったひとつしかない島「エスタード島」から。
この島で暮らす主人公とその友達・キーファの日課となっていた島での探検がきっかけとなり、冒険の舞台は誰も見たことがない“新たな世界”へと一気に広がっていきます!
たどり着いた異世界では、エスタード島にはいなかった存在、モンスターの姿が。
さらに、冒険で行きつく先ではさまざまな人物やダンジョン、そして強敵たちが主人公たちを待ち受けています。
<システム>
今作も良リメイクでした!
・3Dモデルで綺麗になったグラフィック(特に一部モンスターの質感はすごい!)
・見た目で変わるようになって楽しくなった転職(一部ダサいけど)
・石版探し等ダルかった要素の簡略化
・特にフィールドで恩恵を受けたシンボルエンカウントの採用
等々、あげていけばきりがない。
あえて言うなら、今回のリメイクでのイマイチだった点は
・石版案内人は必要なかった(レーダーと「つぎのせきばん」があれば十分事足りた。一回も石版のありか聞いてないw)
・ダンジョン内は狭いので敵シンボルが避けられないため、実質ランダムエンカウントと変わりない
・すれ違い石版の仕様がやや鬱陶しい
くらいかな?
全体的にテンポがよくなっていて、遊びやすくなってます。
せっか上質なストーリーなのに(欝展開だけど)、システムが鬱陶しすぎて投げた人が多数いる7がすばらしい形でよみがえってくれて本当に嬉しかったです。
<ストーリー・キャラクター>
たった一つの島しかないと思っていたのが、冒険をすることでどんどん世界を復活させていく……。
なんて夢のある物語だろう!
しかし、その実、各島ごとのエピソードはかなり欝展開だったり、後味が悪かったりするのが7の特徴。
例を挙げると、まず一つ目の島からして、かつて英雄を見殺しにした村の物語だったりするんですよ。
でも、欝ではあるのですが、それぞれのエピソードがものすごく面白くてとっても秀逸。
ぐあーこの村民くっそむかつくな! と思ったり、そんななかでいい人がいるとすごく嬉しかったり。
過去の世界で繋がっている話なんかもあって、すごく広がりもあります。
わたしは、プレイしたことのあるドラクエシリーズのなかで一番好きかもしれません。
途中で心抉られる展開や欝エピソードを連発しつつも、最後はすがすがしいハッピーエンドなのも好きなところ!
仲間たちも、ツンデレマリベル、癒し系ガボ、かっこかわいいおじいちゃんメルビンと、みんな好きだ!
暗めの話が多いなかで、「はなす」コマンドでのマリベルの突っ込みやガボのボケには相当癒されること請け合いです。
ちなみにキーファは種泥棒で、アイラは影が薄いと思っています。
「はなす」コマンドでの輝きっぷりがマリベル>ガボ>メルビン>(越えられない壁)>アイラなんだよな……。
ということで、なかば必然的にアイラはレギュラーからはずしてました。
そういや今作の魔王オルゴ・デミーラは、ドラクエ界、いやRPGのラスボス界の中でもかなり優秀、世界征服をほぼ完了しているというハイスペックな魔王さんなんですよね。
征服を完了した世界の統治の仕方もすんごく嫌らしいし、部下たちも嫌らしいし、神様のふりして復活してくるとか、えぐすぎてすげーなと思います。