お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲームのプレイ日記やら感想やら。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲーが好きです。

月影の鎖 -錯乱パラノイア- 望月理也感想

月影の鎖 応援中!

※このプレイ日記はネタバレと愛ある悪口が多分に含まれています

HPをゴリゴリ削っていく……なんという鬱ゲー……!

この死神と少女を髣髴とさせる鬱具合、なんという……ありがとうTAKUYO

TAKUYOはカエル畑みたいなギャグゲーもいいけど、こういう路線もいいなあ。本当に好きなメーカーだわ。

望月君は見た目と序盤から受ける雰囲気から、一番明るいルートなのではないかと思って選んだのですが……暗かった!

時代は大正、舞台は花柳街と呼ばれる花街(女の人が春を売る場所)と温泉で成り立っている島。時代から取り残され、観光客は目に見えて減ってきている。

主人公は小料理屋の女将。両親を亡くしており、母親のいとこであった女性に引き取られて育った。小料理屋はその女性から引き継いだもので、彼女の真似をして懸命に営んでいる。

財政危機を迎えた役所は、コンサルタントである深海の意見を受けて駐屯地の誘致を計画するも、住民の反対にあう。

その代わりにと水道税を導入したが、これが市民生活を圧迫。

逼迫した状況の中で深海に煽られ、市民は自警団として活動していた青年団とも対立を始める。

主人公もその混乱の渦に飲み込まれ……。

……というお話なのですが。

真綿で首を絞められるというか、じわじわ全てがかみ合わなくなっていくというか。

全身に纏わりつく泥のような雰囲気がたまらない

神楽坂・望月VS榛名、神楽坂VS深海のシーンはまじで燃え上がりました

あと、悪意の量が尋常じゃない

今まで慕っていた青年団、特に神楽坂に対して、深海の一言で住民が掌返して糾弾し始めるところなんてぞくぞくしました。

主人公が向けられる悪意もきつい……。商店街からの悪意は、まあ商店街の奴らがちょっとかなりとてもお馬鹿さんということもあって、きついけどまあしょーがないかって思えたんだけどね。

おサエちゃんからの悪意がまじでキッツかった。

サエってのは望月に惚れてる花街の少女なんですけどね。この子……気立てがいいってのはまじなのか?

主人公以外に対しても気立てがいい要素全く見てないんですが……。望月に媚売ってるところしか見てないんですが……。

商店街住民に拉致され、馬鹿野郎に手篭めにされそうになった主人公に「お前が誘ったんだろ? 被害者面してんじゃねーよ出てけ!」的なことを言ったときにはほんとお前それでも女、しかも花街の住民なのかと……。嫉妬にしてももっとあるだろ。もっとあるだろ……。

しかもサエに言い返すシーンも、(いつも2人だけの時にこういうこと言ってくるから)誰かが諌めるシーンも、改心するシーンもなく、言われっぱなしで特にオチもなく終わるもんだからもう、ほんとひたすら辛かった。

商店街住民とは和解するし、深海ともなんだかんだ交流あるし、オトシマエというか、他とは何かしらの形で決着がついているので、サエに対してのカタルシスのなさが目立つこと目立つこと。

いやまあ、主人公の精神破壊をするためのキャラなんだろうからしょうがないとは思うんですけど。

望月は他のことからは守ってくれていたので、一回でいいから、サエ→主人公の悪意に気付いてなんかしら言ってくれるところがあればすっきりしたのにい。

まあ恋愛ルートの最後は深海の心情にも触れられて、深海撤退。街も落ち着きを取り戻し、望月と主人公もラブラブになり、旧態依然とした街を変える目処もついて、すごくすっきりしたからよかったんだけどね。

ルート中の雰囲気もすごく好きだったなあ。

主人公が手篭めにされようとしたり望月を襲っちゃいかけたりするくらいで死神のようにかなり直接的な描写があるわけではないんだけど、そこはかとなく官能的な雰囲気が漂うところ、味があったわ。主人公が金魚鉢をなでるところとか。

望月、ショタ系かと思ってたら年上だし。年上っぽくはないけど、男前と言う言葉がぴったりだったな。

恋愛エンド後、家でイチャつくところはにやにやしてしまったw

そして兄の乱入w

兄はいいキャラだなあ。死神の兄は不安を煽りまくってくる存在だったけど、この兄は、おちゃらけてるけどどのシーンで出てきても安心感を与えてくれる。兄ルートはあるのかな? 短そうですが……。

しかし依存ルートはすごかった。

主人公が病んで望月に依存、無理矢理迫ったり首を絞めたりするのもすごかったけど、望月がなんでもないような顔して共依存に陥ってたラストには鳥肌が立ちましたね。

あの後はきっと、神楽坂や菖蒲さんにも気付かれぬまま、爽やかな顔して主人公と共依存関係をずるずる深めていくんだろうなあ……と思うといけないと思いつつ萌えてました

バッドエンドもよかったんだよな。

・依存のち主人公衰弱死→望月が主人公の死体をさらって山で野垂れ死に

・主人公が深海を銃殺

どっちもよかった。

しかし菖蒲さんほんと好きだ、大好きだ。優しくて気風がよくて、素敵過ぎる。

菖蒲さんがよくしてくれるからこのルート頑張れたといっても過言ではない。

んでもって、菖蒲さんは望月の母親なのかな? 依存バッドでそんな感じがした。

長さもかなりあり、とにかく重たくて、ひとり攻略しただけでかなり疲れました……。

でも面白かった!

システムも相変わらずの快適さ。

死神みたいに隠された秘密が解き明かされていく物語ではなさそうだけど、これはかなりのヒットになる予感がします。

次を兄にするか猪口にするか榛名にするか悩んでいる!

榛名から漂うヤンデレ臭がすごいw