お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

天涯ニ舞ウ、粋ナ花 長男・幸介ルート感想

ニヤニヤできるほど萌えたシーンもあり、滅茶苦茶イライラしたシーンもありw

三十路少年って感じでした、長男!

以下ネタバレの塊です。

 

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幸介ルートは店主話が強くてキツそうだなって思ってたんですが、思ったよりあんまり絡んでこなくて平和なのはよかったですw

 

まずもう幸介は共通の夏祭りイベントが最高でしたね!

安心しろ、お前が一番よく似合っている」でかっこよすぎかぁ~ってなりましたよ。

その後すぐ子ども扱いしてくるのとか、ああ~大人や~いいねいいね~って思ってました。

この時点ではな

幸介さんが大人だったのってここくらいまでな気がする……w

 

次にいいなと思ったイベントは9月の秋祭りでして。

二人で絵馬を書くのですが、幸介がこっそりりつの絵馬を覗いて、そこに何が書かれていたかというと

『弥島家の人たちが幸せでありますように』

いやこんなん惚れてまうやろ……?

あんだけ酷い扱い受けておきながらこんなこと願えるって聖女かよって思いましたw

ここのなんともいえない顔した幸介さんのスチルもめっちゃいい。

幸介ルートはシチュ萌え多くてよかったなぁ~って思います!

 

問題は11月のアレですよね。

ハハキトク スグカエレというハイパーテンプレ電報を受け取ったりつ。

呆然とするりつに対して、弥島家の面々が総出で協力して送り出してくれるのには胸が熱くなりました。

幸介も賭けのことなんて一言も言わずにすぐ帰れって言ってくれたこと、ウメがさっと財布を渡してくれたこと、りん子が不器用なおにぎりを作ってくれたこと。

2.26事件の時もそうなんですけど、弥島家の人たちってほんと半端じゃなくヒネクレてますけど、本当に本当に大変な時には何も言わずに手を差し伸べてくれる優しさを持ってますよね。

それが一番ストレートに感じられて、素直に滅茶苦茶感動しました。

帰ってみると実際には過労の誤診で、ほっとしたものの痩せた母を見て、「もう帝都には帰れない」と思い、そのまま実家に残るりつ。

いや待って待って待って待ってその考え全くわからないしせめて母親の無事を弥島家に連絡して?????????????????

ここ絶対みんなこれ思ったよね?www

あんなに、あんなに至れり尽くせりで送り出してくれて心配をかけたのに、なんで連絡ひとつ入れないのかほんと全く理解できなかったです。キャラ的にもりつはそういう子じゃないはずなので、純粋にここシナリオ書いたやつ無能すぎるだろって思いましたw

クソシナリオか……と、もうほんとポカーンだったのですが、この後に来た裕介主催の兄弟劇場でわらかしてもらったので許せました(単純)。宮ノ杜劇場大好きだったけど、弥島劇場もいいねw

兄弟の助けを経てりつを迎えにいった幸介。そこでお互いの気持ちを確認し、改めて恋愛結婚として縁談を前に進めることになります。

そして弥島家へ……なのですが、ここもまたもやもやしましたw

なんで即全員にお礼と侘びを入れないのwww

特にお財布を渡してくれたウメには、もう着いた瞬間挨拶に行って財布返してほしかったですよ。翌日掃除中にたまたま出会って「あ、財布」じゃねーよwww

これ関連に関しては全く援護できないしツッコミが追いつかなかったですw

 

シチュ萌えはいっぱいあったのに、幸介はすぐ怒るのがマイナスになっちゃったなあって思いました。

デート中に「前の人とは手組んで歩いてたりしたんですか?」って聞かれて過去を気にするなってキレるとか、三十路越えの男がこんなことで怒んなよ……って何回思ったことかw しかも引きずるしw

このルートのりん子はほんと輝いてて、幸介の大人気ない怒りでケンカをしている最中、りつに「あんたのせいで失敗することは確かに多いけど、だからといっていい年した男が無視したり大人気ない態度をとるのは腹が立つ」って言ってくれるのには救われました。

いやほんっとそれなんですよ。幸介は大人気ない

一回り以上年下の女の子相手なんだから、もっと余裕もってよって何度思ったことか……w

何回も実家にまで迎えに行っておきながら「迎えに行くほどには好きだけど結婚するほどに好きかはわからないから縁談を白紙に戻したい」とか言い出すのも何事かと思ったしw

いやいや鈍感さんかよ。でもこういう鈍感可愛くないからw

 

しかし幸介ルートはEDがよかったです。

2.26事件で店がボロボロになり、親友が逮捕され、心のどこかが折れて腑抜けになってしまった幸介。

幸介を奮起させるためにりつが選んだ手段は、丹道斎に「弥島を奪い、幸介の敵になってくれ」と頼むこと。

正直どのルートでも流され流されで、自分では何一つ成し遂げてこなかったりつが、恐らく初めて自分で考え、選択し、自分が悪者になって幸介を助けようとしたことに心底感動しました。

りつ、成長したんだなって思って……。ヒロインが泥被って攻略対象を助ける展開ってあんまりない気がします。

ここほんとによかった。

幸介は思い通り腑抜け状態を脱するも、丹道斎を引き入れたりつは怒りに触れ、追い出されることに。

ここも黙って悪者になるりつがかっこよくて……。

というかこのゲームではじめてかっこよくなったりつに親戚のおばさんみたいな気持ちで感動しちゃって……。

最後は蓮太郎に真相を教えてもらった幸介がりつを迎えに行って、めでたしめでたし。

 

しかしこのルートは迎えに行くシーンほんと多かったなwww

最後だけは逃げたわけじゃないけど、やっぱりつの逃げすぎが迎えに行くことへの感動を薄れさせるんだよなぁ……。

 

幸介はもうちょい大人であってくれたらなって何回も思いましたw

怒ったり冷たいキャラが嫌いなわけじゃないのですが、かなり年上のキャラに大人気なくキレられるのはしんどいんですよねえ。

スチルやパーラーでのデートはすごくよかったので、そういうとこ惜しかったなーって思います。

 

次は惣介いくぞおおおおお。めっちゃ楽しみです!!! 惣介と裕介は心底楽しみw