お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

シャレードマニアクス 明瀬キョウヤ/萬城トモセ 感想

というわけでシャレマニ!

所感&個別なので今回はちょっと長めです。個別は【キョウヤ】【トモセ】。シャレマニは攻略人数多いので、2人ずついっちゃいますね。

ネタバレありなので要注意。あとトモセ好きにはオススメできない内容となっておりますのでそこも注意!

 

 ・序盤

舞台は「バングル」と言う便利アイテムで日常生活のほぼ全てをこなすことが出来、また世に出ている情報は「情報局」によって全て管理されているという近未来。異世界配信」というドラマに出れば何でも願いが叶えられる、という他愛もない噂を話したりしながら、主人公ヒヨリたちは平和な日々を過ごしている。
夏休み前の終業式の日、ヒヨリと幼馴染のトモセは2つの月が浮かぶ謎の空間「アルカディア」に閉じ込められてしまう。そこには2人の他に8人の男たちが。
謎の男=ディレクターが言うに、そこで行われているのは「異世界配信」。そこで与えられる指示に従ってドラマを演じ、ポイントをためればなんでも願いが叶う。ただし、現実世界に帰るためには高いポイントが必要。
そして、彼ら10人の中には「プロデューサー」……つまり、この出来事を仕組んだ「裏切り者」が紛れている。プロデューサーを特定することでも、現実世界に帰ることが出来る。
裏切り者を探すのか、ポイントをためるのか……戸惑うヒヨリたち10人の奇妙な共同生活が始まる……。

 

ミステリ仕立てのシナリオですね。
攻略キャラが9人と多いので、1人あたりは短めかな?
フローチャートありとあって期待してたんですが、攻略中は使えないんですね……w いやそこが一番いるとこだから! って思っちゃいましたw
あとディレクターのスイートクラウン感がすごい
この、謎の空間に閉じ込めてくる狂言回しキャラって、大体似てますよね……w 腹立つくらいテンション高くてひょうきんな感じという。モノクマとかもそうだしね。まあテンプレだから仕方ないのかなw

 

疑いを深めたりわいわいしたりしつつ、ルート途中で10人は「情報収集班」「掃除班」「調理班」の3つに分かれて日常生活を分担することに。ヒヨリは好きなところを選べるということで、ここでルート分岐みたいですね。

 

・情報収集班

とりあえずはキョウヤ・マモル・メイ「情報収集班」を選んでみました。
キョウヤがぐいぐい引っ張っていってくれるので、ここの班はすごく平和。
というか、キョウヤが熱血漢主人公型なのに行動力もあって頭が切れるという珍しいタイプのキャラなので、安心感がすごかったですw

 

というかキョウヤとメイのやり取りが可愛いんだよなぁ……。真面目な話してたはずなのに、次の瞬間にはサンドイッチの取り合いを始めてたり。
花火でわいわいしたり。可愛くてニヤニヤしてしまいましたw メイちゃんぶっきらぼうだなーって思ってたんですけど、絡むとめっちゃいい子なのね。マモルさんは謎が多かったけども……。右手に何があるんだ右手にっ!

 

ちなみにざっとまとめるルート中で分かる新事実はこちら。
・ドラマを放棄するとポイントの減少と共に身体機能の一部を奪われる罰ゲームが下される
・上記ドラマを再演し完遂することで罰ゲームは撤回できる
・ポイントがなくなると当該キャストはDEAD ENDを迎え、消滅する
・DEAD ENDを受けたキャストは現実世界から完全に痕跡が消える 関係者の記憶も消える
・今回のキャストの中にはプロデューサーの他にスポンサーも紛れ込んでいる
アルカディアの風景は何らかの投影で、実際は半径1キロほどの円筒状の施設(ただし手触り等はある)
アルカディアにいる異世界人は、泥のようなぐちゃぐちゃした存在(投影で人間のように見えている)

 

途中、いじめのドラマでヒヨリがタクミを突き落とすシーンがどうしても演じられず、ヒヨリが罰ゲームで声を奪われるという展開があるのですが。
キョウヤ主導で、タクミを受け止めて助けながらドラマも完遂するという方法を取り、解決させてくれたり。まあ、骨は折れてたみたいなんですけどw
骨が折れても治るあたり、これって全部(ドラマだけじゃなく、アルカディアでの生活そのものが)VRか脳内でのなんがしかなのかなーって思ったりしなくもなかったですね。

 

・明瀬キョウヤ

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キョウヤの方針が裏切り者探しをするよりも全員信じて頑張って3000ポイントを貯め、全員での帰還を目指すという感じなので、班の動きもそれに沿うかたちとなり。情報収集は対異世界人が大半。交流してポイントを稼ぐコツを発見したり、仲良くなってみたり……。
ポイントをいくらかためるとご褒美をもらえるシステムなのですが、そこでキョウヤは未開地の開放を選択。……なのですが、この未開地が開放されたことによるメリットはこのルートでは結局わからなかったですw

 

キョウヤの正体は実は情報局の人間。職員ではないようですが、潜入捜査として自らキャストに選ばれるよう仕組んだようです。
若い身空でなぜそんなことをしているかというと、実はキョウヤの親がスポンサーだったから。しかも、妹2人は親にキャストとしてアルカディアに送り込まれ、DEAD ENDを迎えていたというのです。妹のことは記憶から抜けていましたが(途中で過去の記憶が蘇り、思い出す)、そのことに反発して家を出て、情報局に行っていた模様。
実の娘2人をキャストにするなんてすげえな……。彼の境遇なかなか過酷ですね。

 

色々ありつつも3000ポイント貯まり、いざ帰還というころで発覚した事実が、9人が残り指定した1人だけが帰るか、9人が帰り指定した1人だけが残るか選べというもの。
キョウヤは迷い無く自分だけ残り、他全員帰す方を選びます。
元の世界に戻ったヒヨリはキョウヤから貰ったデータを情報局に渡し、それを解析してもらうことで過去のキャストの救出とキョウヤの帰還を果たすことが出来たのでした。

 

1キャラのシナリオはあっさりめですね!
シチュエーションがシチュエーションなだけに、甘さも控えめ
キョウヤは最初から最後までほぼブレないので安心感はすごいのですが、その分意外性は無かったのかなって思います。ずっといい感じのお兄ちゃんキャラなんで、その範疇を出てこなかったw
有能熱血漢キャラなんですけどね!
一緒に寝たり、頭ポンポンされたりはしょっちゅうなんで、結構いちゃついてたと思うんですが、このあっさり感はなんなんだろうな……。好みかな……。ストレートに爽やかなキャラに萌えられない体質ですいません……w
なんというか、可もなく不可もないシナリオでしたw

 

・掃除班

トモセのために掃除班に入ったんですが、掃除班の面々めっちゃ好きだわ……ソウタのクソさリョウイチのタラシ感たまりませんね!!!
ソウタがワザとっぽくクソ発言するたびにニヤニヤしてしまいましたw
そして情報収集班の平和さはすごかったのだなと再確認。情報収集班というか、主にキョウヤの力な気もしますがw
トモセがギスらせてソウタがからかってリョウイチがたしなめるという一連の流れがすごく好きでした!
あと、主人公が声を失ったドラマの再演でソウタがさらっとタクミを突き落とすの、ゾクゾクしましたね???
こういうのイイヨイイヨ~って思ってみてました! ソウタルート行くのが楽しみです! あとタクミルートも!!

 

掃除班ルートで新しく判明した事実は
・過去に帰還したキャストがいる
ってことかな?
プレイ前から、ゲーム内容的に再演キャストいそうだなーって思ってたのですが、やはり実際いそうですね。定番だよな!

 

・萬城トモセ

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なんというか……ごめん好きじゃなかったwwww
すいません、好きな人は読まないほうがいいかもですw

 

まあざっくり言うと。
トモセの押せ押せを現状維持したいヒヨリがかわしてたんですが、最終的にヒヨリが暴走して罰ゲームを自主的に受け、感情を失う
ヒヨリの感情を取り戻すためにトモセが全ての点を提供し、得点0に。
失敗したら即DEAD ENDの状況下に陥った中で、ドラマではなく異世界人とシャレードゲーム(ジェスチャーゲーム)を行い、勝ったら帰還、負けたら永遠にキャストとしてアルカディアに残るという賭けをディレクターに持ちかける。
ディレクターは了承、賭けの結果はトモセの勝ち。
ただ、帰還できるのはキョウヤルートと同じく、誰か一人か、一人以外の全員か。
トモセが残るのかなと思っていたら、まだやりたいことがあるからと言ったソウタが一人残ることになり。
元の世界に戻って最初の告白をやり直し、ハッピーエンドって感じです。

 

このルート、ストレートに言って、周りがトモセとヒヨリの痴話げんかに巻き込まれただけじゃないですか?w
ひたすらどっちも自己中で耐えられなかった……w
トモセはトモセで、アルカディア来る前に告白ぶった切られてたり、開幕ドラマと称していきなりキスしちゃったりして気持ち暴走させるのもわかるんですが、それにしても状況もうちょい考えようよと思うし。
ヒヨリもヒヨリで、あんだけあからさまな態度とられてて気づかないふりするのも白々しいし、トモセの暴走を見ながらも告白されたらされたで返事せずにいるのもズルすぎてしんどいし。
挙句の果てに痴話げんかの末勝手にドラマ放棄して自発的に罰ゲーム受けて、みんなに多大なる迷惑をかけるのもな~~~! タクミを突き落とせないはわかるけど、今回はただの痴話げんかですよ?w あんだけ勝手なことされて、みんなよく怒らないなって思いました……。
罰ゲームの撤回もさ、いや素直にドラマやり直せよっていう!
なんだろうな~、生死がかかってるならまだしも、幼馴染と恋愛でモメただけで命かけにいっちゃうのは違うよなあって思うんですよね。優先順位どこなのっていう。乙女ゲーでこれ言っちゃうとダメかもしれませんが……w

 

ガチガチに守ってくれる幼馴染、好意に気づかぬふりをする主人公、そしてすれ違いというド定番ネタなので、トモセコム、好きな人は好きだろうなと思います。
ただデスゲームとすれ違いモダモダはわたしには食い合わせが悪かったというわけでした……w