お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

サンドリヨンパリカ 紫鳶[シエン]=クリノクロア 感想

ネタバレなし感想挟んだので、ようやっとシエンさんの感想w
メインキャラらしい(メインキャラ……ですよね!?)、力の入ったシナリオでした!
結構色々秘密が明らかになったのですが、これまだ2人目なんですよね……推奨順も早めだし、この後どういう話が明らかになっていくのかワクワクしますね!ということで、シエンさん感想!
以下、ネタバレありなのでご注意を。

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彼も外の住民ですが、優しいので、協力者として選ぶ姿勢は割と自然でしたw
お願いした後、協力するか否かは一旦は保留されますが、その理由は「己が記憶喪失で、どんな人間かも分からないから」というもの。
過去はどうあれ今のシエンを信じているからということで、無事協力を取り付けます。
で、アストロラーベに侵入する方法ですが。リンドウの協力を求めるってもので。
もうそれ最初からリンドウを協力者にすればよかったのではって一瞬思いましたが、それはさておきw
チーズケーキをあげたり、趣味である昆虫をあげたりの賄賂で、鍵を貰うことに成功。
無事侵入し、アストロラーベの針を進めます。

 

ところが、このあたりからシエンが悪夢を見るようになる。どんどん体調を崩していくシエンに、アロマをプレゼントしたり色々と手を尽くしてみますが、悪夢は止まらず。悪夢の中で、シエンの過去も明らかになっていきます。

 

実はシエンは王族の末裔200年前にアストロラーベを止めたのは当時の王族だそうで、その末裔として、咎人としてリンドウに透京から追放されていました。王族だけは呪いから逃れられるようで、透京の外で0時を過ごしても普通に生きていられた。ただ、右目だけがガラス化してしまっていたため、義眼を入れていたようです。
義眼の色が元の目と違って、オッドアイは目立つから眼帯をしていたそうなんですが、お前なんで元の目と同じ色の義眼入れへんかったんやって思ったのはわたしだけなんでしょうか……w ていうかオッドアイと同じくらい眼帯も目立つだろ!w 中二病か!

 

実は透京にはガラス化の呪いのほかに、王族の情報については記憶にとどめることが出来ないという呪いもかかっており。透京にとってはいわば裏切り者の末裔であるシエンが生きてこられたのも、王族についての情報が認識できないためでした。ただ、何故かリンドウだけは記憶に関する呪いが利かないようで。リンドウは今も執拗にシエンを追っています。
外からの調査では埒が明かないので、呪いを受けないシエンが透京に戻り、リンドウを警戒しつつも、アストロラーベ内にある叡智の書架で王族と呪いについて調べることに。
そこで得られた情報は、もうひとつの特別なアストラが鍵ということ。
特別なアストラが何かわからぬまま、それが叡智の書架に隠されているのではないかともう一度忍び込んだ時、街の支配者であるMに遭遇してしまいます。
Mは女で、顔を隠しているという設定なんですが、Mの体格があまりにももろに男すぎて、なんか色々察してしまいましたwww
Mと遭遇したのはたまたまでしたが、運よく噂の特別なアストラをMが持っていたために、それを奪って逃走。
ただ、そのせいで二人は指名手配のような形になってしまいます。ここも二人が隠れてるのはハイリの家しかないだろうに、なんで踏み込んですらこないんだろうって思ったりしました……w
残された時間は少ないということで、強行突破してアストロラーベへ。

 

ここでハイリが持っていたアストラとMから奪ったアストラを同時に起動しようとしたとき、落ちたアストラに拾ったシエンの血液がつき、アストラが赤く染まります。どうやらこれこそが「王族の血を捧げよ」の意味であり、本当の鍵であった様子。
赤いアストラを起動し、出てきた時計を壊すことで呪いが無事とけ、純愛ENDへ。
王族の記憶に関する呪いも解けたため、シエンも義理の家族と再会できましたが、相変わらずユーレンと教会暮らしを続け、ハイリが教会にお泊りをするところで終わるハッピーなENDでした!

 

同じ行動をとっても透刻度が高いと(?)アストラにシエンの血液が付かず、2つのアストラを同時起動することになります。
すると二人以外の全ての時が止まり、哀哭ENDへ。
己が全てを壊してしまったという精神的ダメージに耐えられず、シエンは狂ってしまいます
ハイリは最初こそ世界を、そしてシエンを元に戻そうと奮闘し、叡智の書架で必死に解決策を調べますが、結局全ての本を読んでもどうにもならず。ついには二人とも狂ってしまう。お互いがお互いを殺そうとしたりしますが、結局はそれも達成できず、時が止まった世界で狂った二人が旅に出るところでエンディング。
ハイリが努力する時間がある分、クロネの哀哭ENDよりも流れが自然でよかったですね! メリバ的な内容の意味ではクロネの方が好きでしたがw

 

ちなみに、最後のシーンでMから奪ったアストラを使わず、いつも通りにハイリのアストラのみで時計の針を進めると、呪いが透京の外にまで広がり、中途バッドENDになります。
ただ、透京の呪いが世界中に広まったのなら、もうどこ行ってもガラス化しないんだからそれはそれでいいんじゃって思ってしまったりもしましたw それとも描かれてはなかったけど、問答無用で全員ガラス化してるのかな?

 

シエンルートは色々秘密が明らかになったので、純粋に話が面白かったです! キャラ萌えとしてはクロネの方が上ですが、話は圧倒的にシエンかな。
かつてアストロラビが行っていた儀式は時計の針を戻すというものだったらしく、時計の針を進めていたハイリとは逆で、カシカの教えてくれた解呪の方法はそもそも正しいのか……っていう疑問も新しく生まれましたし。色々、謎の骨格が見えてきた感じですね!
リンドウがかなり深いポイントでのキーキャラってのも見えましたし、ほんと黒そうでやるのが楽しみですw
次はユーレンさんいきます!