お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲームのプレイ日記やら感想やら。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲーが好きです。

大正メビウスライン Vitable 総評

大正メビウスライン Vitable - PS Vita

大正メビウスライン Vitable - PS Vita

 

時は大正末期。日本が軍事国家として世界と争わねばならない、熾烈な時代。
主人公・柊 京一郎は帝國大学へ進学するため、帝都へと上京する。
勉学に邁進し、郷里のためにひとかどの人物になると決意していた京一郎はしかし、己が持つ特別な力のために軍部-大日本帝國陸軍-に目をつけられることになる。
死んだ人間――死霊が見えるようになったのは大病を患った幼少時。
その時からずっと京一郎にとって恐怖の対象でしかなかった死霊を、軍部は外国の脅威に対抗するための力として用いようとしていた。

軍部とその計画を阻止しようとする者たちの対立が、京一郎の運命を巻き込んで帝國の未来を変えていく――。

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<システム・グラフィック>

システム……☆☆☆☆☆
しゅばらしい……。不満点はほぼないです。テキストまわり、ボイスまわり、ADVとして欲しい機能がほぼ全て揃っている。というか設定が無茶苦茶細かい。
目パチ口パクはなし、デフォ名呼びはあり……というかキャラの名前変更システムがそもそもない。これはボブゲならではなのかな?
選択肢で自動でされるクイックセーブの存在もありがたかったですね!
ボイコレあるのも◎。祝詞まみれになりましたがww

 

選択肢は少なめかな?
好感度とかも特になく、特定の選択肢を選ぶと特定のルートに進める、という形です。
エンドリストも完備してるし、回収が捗る!

 

オマケもゴージャス!
特に色々な雑誌やオマケで公開されていたショートストーリーを「小噺」としてたくさん載せてくれているのが嬉しかったです。無茶苦茶楽しめました!

 

グラフィック……☆☆☆☆

崩れはあまりないですが、若干クセがある感じかな?
ただ、立ち絵のバリエーションが少ないのが難点!
特に、割と部屋着に着替えるシーンが多いのに、部屋着の立ち絵がないのはかなり違和感がありました。
スチルでいきなり部屋着になるw

 

動きのあるスチルが多いのはとっても楽しめました!
髪や服がフワフワ動くやつはちょっと違和感あったのですが、光ったり、車外の背景が動いたりするのは臨場感があって◎!

 

音楽……☆☆☆
かっこよくて好きでした!
特に千家さんのテーマ! ボス感あって、ずっと聞いていられる……。
エンディングテーマも、1回しか流れないのが勿体無いくらい素敵な歌!


<ストーリー・キャラクター>

ストーリー……☆☆☆☆

ボブゲだったのですが、シナリオがしっかりしていたのですごく楽しめました! 共通短め、個別長めのタイプ。
大正時代を舞台に、死霊を見る力と家に伝わる不思議な刀を持った主人公が、その力を巡って軍部から狙われるようになると同時に、自らの身の振り方を考えていく……というお話です。
大正時代独特の日本の状況日本神話も絡んだりの、骨太めなシナリオでした。日本神話について知っていると、より楽しめるかもしれません。
攻略対象は4人で、軍部2人、対立組織1人、はぐれ者1人。
エンディングは1つしかない人もいれば、4つもある人もあり、様々でした。
糖度はそこそこあります……というか、元々18禁ゲーなので、濡れ場がありますからねw
濡れ場は思ったほどカットされてないです。結構ガッツリ残ってます。
肌色スチルも多めなので、苦手な方は要注意かな。

 

架空の大正時代が舞台で、語句にわかりづらいものがあったり、当て字があったり。
一応用語辞典はあるのですが、振り仮名もないですし、収録語句のチョイスもなかなか謎w
最初は特に用語のオンパレードで、ちょっととっつきにくいかもしれません。
が、別にわからなくても支障がないので、雰囲気で読み進めていけばOKだと思います。

 

術とかそういうのが出てくるんですが、その際に読み上げる祝詞がめっちゃカッコイイ。めっちゃ祝詞萌えしました。祝詞最高!!!

 

キャラクター……☆☆☆☆

主人公の京一郎はルートによってかなり性格が変化します。
基礎となる性格は真面目で一途なのでそこそこ好きだったのですが、一部ルートの京一郎はすごく苦手でした。
男ですし剣術もかなり達者なので、戦闘シーンで足手まといになったりはしません。
が、ちょっと女々しくて流されやすいのが難点かな……。
逆に言うとかなり女性的な性格をしているし、攻略対象に対しても女性的な感情を抱くので、ボブゲ初心者には受け入れられやすいかもしれません。

 

キャラはとにかくミサキさん時雨にハマった。
・ミサキ…パワー系オカン
・時雨…いいお兄ちゃん
・千家伊織…ダークサイド
・館林開…ずるい男
好きキャラは ミサキ>>時雨>千家>越えられない壁>館林 ですね。とにかくミサキさんが最高。めっちゃカッコイイ。
館林さんは如何せん空気なので……w あと、個人的に自ルートでの意志薄弱さがしんどかったです。
ルートとしては ミサキ>館林>時雨>千家
ミサキルートは真相ENDもあるので、実質2人分かな? ってくらいボリュームがあります! アツくて萌える良シナリオでした!
館林はキャラに魅力はないですがルートは非常に面白かったです。サブキャラである双子のお話が本当に秀逸で、泣けます。
時雨ルートはいろんな意味でバランスがいい。一番普通に恋愛しますしねw
千家ルートは……千家本人はよかったのですが、京一郎の性格がとにかくしんどくて……w ルートとしては、破滅的な物語なので、お好きな人は刺さるかと思います。展開としてはわたしも好きでした!

 

オススメ攻略順は ミサキを最後にすればなんでもいい と思います。
わたしは時雨→館林→千家→ミサキといったのですが、千家は他キャラ全てと対立する孤軍ルートなので、時雨や館林を先にやると、思い入れと言う意味でちょっとしんどくなる展開があるかもしれません。わたしはそうでしたw

 

サブキャラは双子、臣、雄真あたりが滅茶苦茶大好きでした。
特に双子、初見はウッザと思ってたので、ここまで思い入れるとは想像もしてなくて……。


ということで、初ボブゲでした!
ひっじょ~に楽しくて、やってよかったなあって思えましたね。
詳しくはネタバレになるのでここには書きませんが(ミサキ感想に書いてあります)、ボブゲデビューを主人公の京一郎が男である必要があるシナリオの作品で味わえたことがすごくよかったです!