お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲームのプレイ日記やら感想やら。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲーが好きです。

ラッキードッグ1 Secret Diary F 感想

というわけで Secret Diary F
アニバーサリー本に入っていたノベルに背景、スチル、BGMをつけたもので、ビジュアルノベルというジャンルになるのだそう。
ボイスこそありませんが、ゲームという縛りがないせいか、文章が長めで、描写や心情吐露がたくさんあるのが読み応えがあって嬉しかったです。

 

これ驚きなのが、各キャラのものは本編各キャラルートの続き、オールキャラものは誰とも結ばれていない前提での続きで、話が繋がってるんですよね。
いや話が繋がってるというと語弊があるか。
一編一編はきちんと完結しているんですが、2009→2010という風に、現実の時間の経過と共に年月が進み、状況も動いて、キャラクター達も年をとっているんですよね。
しかも軽くイチャイチャしてるだけじゃない
ラキド本編は禁酒法時代の1932なのですが、翌年禁酒法は撤廃されていて、密造酒などで稼いでいたマフィアはシノギの鞍替えを余儀なくされていたり。それに絡む軋轢だの、各幹部の抱く問題だの。そういうのがすっごく丁寧に描かれているんですよね……。
なんというか読み応えがヤバイもうこれ実質続編って言ってもいいのでは?レベルでした。
ぶっちゃけ本編より出来がいいんじゃって思った話すらありまして。
もうほんっとに、心底買ってよかったって思いました……
以下、心に残った話のネタバレあり感想。

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2010ジュリオ誕生日「Radiant Two 1」

襲撃を受けたと思ってジュリオと共に避難したら、実際はなんと隕石の落下だった話。隕石をジュリオと分け合う。
これ、ジャンとジュリオのやり取りや成長を感じたのももちろんよかったんですけど、一番感動したのはジャンが雪を洗面器に詰めてそこに煮詰めたメープルシロップを垂らし、飴を作るところなんですよね。
これ、ローラ・インガルス・ワイルダー著作の「大きな森の小さな家」という作品に出てくるエピソードが元ネタなんですけど。
この本、大好きなんですよね……。
なのでこのエピソードも滅茶苦茶覚えてて。ああ~~~あれじゃん!!! って思ってほんっと興奮しましたw
このライターさん、ちょくちょく色んな文学作品を引用してくるんですが、どれも大好きでほんっと心に刺さる……。
しかも、調べたら「大きな森の小さな家」って出版年が1932なんですよ。
だから多分出所後に読んでて……ジャンも「ちょっと前に読んだ」って言ってますし。
カポとして多忙極めた生活の中、ジャンはちょっとの余暇に「大きな森の小さな家」っていう暖かい作品を読んでたんだなぁ~って妄想するともう萌えが止まらなくてやばかった……。
ジャンさんの実は読書家だったり生活力無茶苦茶高かったりするところ、とことんツボ。
これ以上わたしを惚れさせてどうしたいんだよ!!!


2010ラグトリフ誕生日「Filling of omelet」

ジャン誕生日に発覚した裏切り者ガルデルリの始末をしにラグの農場へやって来たジャン。だが、なんと拉致を目撃してしまった孫娘もその場にいた。悩んだ挙句、ジャンは地雷原を歩かせ、無事抜けられたら無罪放免とすると提案。奇跡的に2人は地雷原を抜ける。というお話。
まさかラグに萌える事になるとは……って頭抱えましたw
自分だけカップに入れてもらったコーヒー(カップがひとつしかないので、ラグは缶)にコンデンスミルクをいっぱい入れて交換してハッピーバースデーって、ジャンのさり気ない優しさにめちゃくそ惚れました
ラグの過酷な過去に触れるのもよかったし、ジャン自身もストレートに悩みを見せてて、この二人の距離感いいですよね……。
ジャンの選んだ結論も、それについてきた結果もよかった!
お手製オムレツわたしも食べたいですw


2010イヴァン誕生日「Garden of Epicurus」

イヴァンのマンマが住む土地がCR:5としては手を出しづらい地上げに遭ってしまう。マンマはイヴァンに迷惑をかけまいと断り、イヴァンは断られる事に腹を立て、ジャンは手を出して失敗しボコられてしまう。最後ベルナルド、ルキーノ、イヴァンの活躍で地上げはなくなるものの、マンマはNYへと旅立つ。というお話。
マジで号泣しました。
本編でも泣いてないのにまさか後日談に泣かされるとは……。
親子ネタってだけでもうだめなのに、イヴァンの意地もマンマの愛情も幹部達の心遣いもジャンの言葉も全部しんどくて。
まずイヴァンの出自をあんなに馬鹿にして野良犬呼ばわりしてたルキーノが「今はお前の血筋を馬鹿にする奴がいたら俺が許さん」って言うのに、年月の重みを感じて痺れて涙腺潤んでて。
ピロータさんの後悔の話から泣いてたし、ジャンがメルセデス買ったお金のくだりをマンマに説くあたりからはもう号泣で涙止まりませんでした。イヴァンとジャンの相棒であり親友であり恋人でもある関係ほんと好きだな……。
あとピロータさんがいい人すぎてつらい、好き。2009の誕生日もよかったし……。ピロータさん本編に出てきてないよね? まさか後日談でこんなに好きになるサブキャラが出てくるとはって感じで。
ジョシュアとロイドもまさかのジョブチェンジして出てきたしw
ていうかロイドくそ御曹司なのにど変態なのか。業が深すぎるwww


2010バクシー誕生日「Happy cracker salute」

デイバン港に巨大タンカーが激突、使用不可に。同時にバクシーがわざと捕まってきて、「船を早く撤去しろ、そうすれば向こう1年は手を出さない」と契約を持ちかけてくる。バクシーは逃亡、ラッキードッグの力で船も撤去。というお話。
おしっこわざと漏らして脱出するのにガチでびっくりしたしバクシーのポテンシャルに震えた。
なんかもうただただびっくりじゃない??? こんな発想が出来てしまうゲームのキャラおるんか??? って感じですよ。これほんとにBLゲーなのか??? ハードすぎるでしょ……。いやもうとにかくすごいよ。こんなことできるキャラは今後現れないんじゃないかな。
催涙ガスにやられたジャンさんをペロペロして応急処置してくれるのもすごいなと思った。
好きでもない野郎の鼻水飲めるってすごくない? いや反応しちゃってるからジャン相手だからこそ出来たのかもしれないけどw
なんというかこの、バクシーのガチで手段を選ばない感じがほんとにテンション上がっちゃう。
悪卵が滅茶苦茶楽しみになった一幕でした。


2011ジュリオ誕生日「Dog stela Dogs stella」

コロンビアの「デル・モンテ」という名がついたある土地をジュリオが手にいれ、ジャンにプレゼントしてしまった事がきっかけで、ジャンがマフィア連合内で危機に陥る。また、ジュリオ自身もボンドーネ家当主という難しい立ち位置から、コロンビア現地に出向いて仕事をする羽目になる。遠く離れつつも互いを想い合い、それぞれ危機を解決する。
話が重すぎて頭抱えた。秘密日記、内容がパンチ効きすぎてて頭抱えてばっかですね……w
本編が霞むくらい強烈な内容でした。まさかジュリオルート本編後にこんな過酷な運命が待ち受けていたなんて……。
ライターさん本気出しすぎでは???
利権関係のゴタゴタや南米生活の生々しさが尋常じゃなくて、中盤の展開胃が痛くなりそうでしたよ……。これジュリオルートの続きだけ過酷すぎませんか?
エンディング滅茶苦茶ほっとしたし爽やかな終わりなんだけど、これまたすぐ3~4年離れ離れになるし、その後戻ってきてもまたすぐ役員になるかどうかの話になるよね? 未来が見えなさ過ぎる……。
いやね、ジュリオとジャンの成長も感じるしCR:5の絆も感じるし、すんんんごい面白いんですよ???
ただ話がくっそ重たすぎるだけで……!!!
開幕いきなり濡れ場あるけどそんなの一瞬ですっ飛んだわ。南米の描写とかジャンの苦悩とか読むのほんっとキツかったですw
これほんとにわたしホモがイチャイチャするゲームやってるのか? って途中疑問が渦巻きましたよwww
いや面白いんだけどね???
ジャンから愛情を受けてジュリオが愛情を他の人に分け与えられるようになったの心温まったし、ジュリオなしではもう生きていけなくなってしまった、ある意味では強くなってある意味では弱くなったジャンにすごく萌えたし。
「星を持って戻りました」泣くわ……うっうっ……。
これ読んだ後頭がボーっとしてジュリジャンのことばっか考えてました。
幸せな未来が見たいです……。