お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

ラッキードッグ1 Secret Diary L 感想

そういえば、拍手コメで「あちこさんの記事で悪卵発売を知りました」って言ってくれた方、コメントありがとうございました!!
わたしの記事がお役に立てたようでよかったです。一緒に悪卵楽しみましょうー!!

********

ちょっと前にクリアしてましたので、今度はLの感想をば。
いやーもう、こちらもね……感極まりました
ラキド、ほんとね。
本編もよかったけど、最終的にどはまりしてしまったのはその後のオマケ派生SSのせいだって自信を持って言えますね。
ほんっとすごかった。
以下、心に残ったもの感想。
ネタバレあり注意!

f:id:kokochia:20181212114117p:plain

 


銀河鉄道「Night of the Galaxy Way」

なんというか……なんて感想書いたらいいのかわからない
ドッグステラの時の感想でも書いたんですけど、濡れ場もあるけどそんなのすっ飛ぶし、これほんとにわたしホモがイチャイチャするゲームやってるんだよね??? って感想が沸き起こる……。段々ラキドという存在がわからなくなってくるw

 

タイトルからもわかるように、モチーフは宮沢賢治銀河鉄道の夜
ある日飛行機に乗って全員でNYを目指していたはずの5人だが、気づいたら記憶が曖昧なまま不思議な鉄道に乗っている。
そこで色々な人と出会い、不思議を体験し……というお話。

 

明言はされませんが、読んだ限りで想像されるあらすじをざっくりまとめますと。
最初の飛行機のシーンで飛行機が墜落して全員が死亡(もしくは、ジャンだけが生き残った?)。ジャンだけが何故か因果律をも歪められる強い力を持つ「切符」を手にする事ができたため、その力を使って幹部達を生き返らせようと奮闘。(「銀河鉄道」は天国行きというか、恐らく生まれ変わりのための輪廻転生のための乗り物?)
銀河鉄道」の中で繰り広げられるお話はそのループ中の出来事。
しかしどう運命を変えても自分を含めた全員助けることはどうしても出来なかったため、最後に選んだ結末が「落ちる飛行機に自分だけ乗り、幹部は助ける」というもの。
ところが最後に灯台守=恐らくカルロ(ジェルソミーナの兄=ジャンの叔父?)がその結末すらをも歪め、ジャンの身代わりとなることでジャンが復活。
結果、5人で生き残る事ができる満員電車の旅へ……。

 

途中の電車の中で各幹部が別の幹部の関係者に出会って色々あったり、ひとり悟ったようなジャンさんを見てたりしたら、なんかわけがわからず涙が溢れてきて大変でした……。
ベルナルドがシャーリーンとアリーチェ(と思われる母子)に会ってるのがなんか切なかったし。
ジュリオちゃんが一人孤独な世界にいて、「ここにジャンさんがいなくてよかった」って言うのがもう切なすぎて胸が締め付けられてしんどかったし。

 

最後満員電車でぎゅうぎゅうになってるときも、生きてるって素晴らしい……ってなって……他にも色々書きたいこといっぱいあったはずなのになんか言葉にならないな……。
これ、ノーマルルートの歴史の一ページなんですよね。
ラストの言動を見るに、この世界線のジャンさんは銀河鉄道の思い出を抱えて生きていくんだなって思うと、読み終わった後涙が止まりませんでした

とりあえず最高でした。感無量です。

 

あっ、えろいシーンもよかったんですよ!
ベルナルドの「いやらしくないオジサンなんていません」にめっちゃ笑ったし、自作のアレ使っちゃうのにも笑ったしw
ルキーノは猫ジャンさん可愛すぎて悶えた。4th本漫画?での黒猫話での「金髪のカポ猫飼ってるのに~」のくだりもめっちゃ萌えたし、ジャンさん猫ほんと悶えるな……。
年下組もよかったけど、えろシーンは今回は年上組がよかったですね!!

 


2012発売三周年「Demon's ringlet」

NYでのマフィア連合で、マルディーニの仕掛けた罠により危機に陥るジャン。
ジャンは2011バクシー誕の時の休戦協定を反故にすることを餌としてGDの手を借りることで窮地を脱するが、デイバンに帰る途上で行方不明になってしまう。
そんな中でCR:5にとっての大切なパーティの開催が迫り、幹部達もてんてこ舞い。ジャンとパーティの行く末やいかに……というお話。

 

開幕まず思い出話でのマザー・テレサに泣かされた。
火事を引き起こしたジャンを怒らず、抱きしめてくれる……。ほんと、ジャンはいいシスターに育てられたね。
これを思い出してたってことは、GDの手を借りて教会爆破しちゃったの、ほんとのほんとに嫌だったんだろうなぁって思うと、切なさで胸が張り裂けそうになりながら読んでました……。

 

他にもね!
幹部の手を借りる事ができない状況下で胃を痛めながらも独力で危機を切り抜けるジャンさんがかっこよくてまず泣くでしょ?
ジャンがいなくてもどうにかするしかねえだろってきっぱり言い切るイヴァンちゃんの成長に泣くでしょ?
ホーボー姿で帰ってきたジャンさんを一目見ただけで気づいて、部下達の鉄の規律が緩むんで「えっ?」てなるほど可愛い声出しちゃうジュリオちゃんが可愛すぎて泣くでしょ?
ジャンさんの服をジャギジャギジャギ~ってラグが切っちゃうのに悶えるでしょ?
そして四方八方からジャンさんのお世話する幹部がもうね……。好きと言う言葉以外の語彙を失う……。

 

あとは地味に心配してきてくれるロイド&ジョシュアのコンビとか、それにからかわれちゃうカンパネッラくんにほっこりしたりw
カンパネッラくん、可愛いだけじゃなくて終盤めっちゃ活躍しますしね! 腕、よく無事だったな……w

 

それにしても、SS初出のキャラに魅力的なキャラ多すぎですよね。
カンパネッラくんやジョバンニ、チコなんかの部下たちに、ピロータ、ヴェスプッチ、ジュリアーナ……。
みんなステキで大好きだわ……。

 

それにしても、この話に出てくる「謎の敵」って一体なんなんでしょうね。
SSを出してくれたのがこれと銀河鉄道で最後なので、「謎の敵」に関しては解決しないのがちょっともやもやというか、怖いですよね……。
悪卵に出てくるのかなー?
悪卵に出てきて解決したとしても別の世界線のお話だし、この時空でも問題が解決して欲しいなって思いました。なんというか、続きをくれってことですね。

 

しかし、秘密日記を読んで思ったんですが。
ジャンさんってすっごい早死にしそうじゃないですか?
各幹部ルートはまだしも、SSで語られてるノーマルルートのその後では、あまりにも献身的、刹那的過ぎて、「勝負!」のたびに命削って生きてるようにしか見えなくて……。
Demon's ringletでもそうだし。
Night of the Galaxy Wayなんて、こんなにメンタル削られて、このえぐい記憶をもったまま生きていくんですよね。
しかも、ここでは解決しない謎の敵の影もある……って思ったら、その心労はいかほどなんだと……。
切ないが過ぎる。
この続きが欲しすぎて泣く。


……と、明日はついに+bad eggの発売日ですね!
なんとか悪卵までに感想を書き上げられてよかったw
ほんとは他のSSの感想も書きたかったんですが、この2編が強烈過ぎて、また読み返さないと感想が書けなさそうでw
さて。明日からは悪卵にどっぷりいきます!!!