お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲームのプレイ日記やら感想やら。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲーが好きです。

Paradise 総評

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しがないアルバイターの主人公・アヅマは、地元商店街の福引で南の島へのリゾート旅行を引き当てる。
「もしかしたら旅行先で、可愛い女の子と出会っちゃったり……する可能性もあるもんな」
軽い気持ちで参加したツアーは、野郎だらけの無人島6日の旅だった。
落胆するアヅマだが、次第に見知らぬ男たちとも打ち解け合い(1名を除く)、無人島ライフをそれなりに楽しんでいた。
だが、そんな自由気ままな生活も長くは続かず、徐々に雲行きが怪しくなり始め、やがて至上の楽園は最凶最虐のクローズド・サークルと化す。
アヅマの運命やいかに――!?

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<システム・グラフィック>
システム……☆☆☆☆☆
かなりよかったと思います!
設定を細かくできて、フォントも選べるのが◎。
シーン回想もあるし、ボイスコレクションもあるし、ロードしたときバックログ出るし、選択肢スキップどころか前の選択肢まで戻れる逆選択肢スキップもあるし、選択肢スキップでも未読で止まるし、ほぼ完璧といっていいシステム回りだったと思います!
巻き戻しはできないけど、スキップが便利すぎるので特に問題なし。
いや~素晴らしいですね! ここくらい機能が充実しててくれるとすごく嬉しいな。
あと面白いのが起動や終了時、オプション画面なんかでキャラクター達が喋るの。時間や達成度に合わせて言うことが変わるのですっごく面白かった!
これ、後で聞けるようにならないのかなあ。時間のやつはまだしも、達成度は超えちゃうと聞けなくなるのが寂しい。
 
グラフィック……☆☆☆☆
キャラデザの方が立ち絵も原画も描かれてるようで、安定してきれいでした!
というか、BLゲはこれ(同一絵師さんがキャラデザも立ち絵もスチルも全部描く)がデフォなんだろうか?
乙女ゲと違って、BLゲは作画に関してはあんまり分業しないんですかね?
乙女ゲはキャラデザだけ有名どころを持ってくるってのとか、割とよくあるのでいちいち書いてたんですが、これもはやいらないのかなw
主線が太めで筋肉もがっちりと、濃いめのイラストを描かれる方で、すごく好きな絵柄でした! 筋肉が美しいの……。
ただ、スチルによってキャラの顔が割とブレるw 崩れるわけではないのでいいんですが。
アヅマは一貫して立ち絵よりスチルの方が幼くて可愛い感じ、マツダはスチルによって年齢が老けたり若返ったりする感じでしたw
あと、スチル枚数はそんなに多くないです。
攻略対象が3人ということを考えると、少ないかな。
 
音楽……☆☆☆
可もなく不可もなく。そもそもわたし音楽にあんまり興味がない人種なのでな……。音楽について語るくらいならCVについて語ったほうがいいか……?
 
 
<ストーリー・キャラクター>
ストーリー……☆☆☆☆
福引を当てて無人島ツアーにやってきた主人公のアヅマ。
男だらけの気楽な旅、最初は和気藹々と楽しんでいたが、来るはずの食糧がやって来ず、不穏な空気が流れ始め……といった話。
蠅の王って本、わかるでしょうか。「暗黒版十五少年漂流記って雰囲気の本なんですけど。あれに似た感じです。
分岐は早くも遅くもないですが、個別ルートもそこそこ長く全く被らないのが◎。
極限状態に追い詰められた男たちが次第に本性を現していく。
主人公が肉体的にも精神的にもかなり痛めつけられるので、そういった耐性がない人は避けたほうが無難かもしれません。
容赦のない暴力描写も多いです。
ライターさんの描写力が高く、リアリティがあって、そこが魅力であり面白いところでもあるのですが、その分襲い掛かる心労もすごい。
死体のスチルもあり、ドドーン! って感じではないのですが、絵柄が肉感的な方なのでそこそこのインパクトがありますし。
 
また、微に入り細を穿ったところがある一方で、シナリオの本筋そのものは大雑把だったりします。
ラストも結構尻切れトンボですし、個別感想(ネタバレあり)で詳しく書きましたが、割とツッコミどころのあるストーリーですw
別の見方をすれば、振り切れてると言えるのかもしれない。極限状況下の描写やキャラクター造形の緻密さ、そちらに全力を傾けていて、大筋はまあ、そういうもん……って感じの。
強みにすべてをぶち込むスタイルで、これはこれでいいなとわたしは思いました。
 
キャラクター……☆☆☆☆
主人公のアヅマはちゃらんぽらんなお調子者……と見せかけて。実際にはプレイして確かめてもらいたいなと思います。このゲーム、アヅマという人間の人物描写が圧倒的。何気ない地の文やセリフに滲み出す過去や人生観みたいなものが本当に秀逸で、このキャラクターを描ききったライターさんの力量は本当にすごいと思います。
CVのネトルさんの演技もまた素晴らしくて、なんていうか……アヅマっていう主人公には滅茶苦茶パワーがあります
クルビのアンケで主人公大賞をとっただけはあるキャラクターだなと思いました。
わたしも死ぬほど好きです。彼は天使です(真顔)。
ただ、いわゆるメス喘ぎ(多分)と呼ばれる喘ぎ声を出すことも多いので、そこはちょっと好みが分かれるのかも? わたしは概ね好きだったのですが、たまに「やりすぎじゃないか!?」って思うこともありましたw 好きな人はすごく好きそう。
 
攻略キャラは3人。
マツダ…アウトドア派好青年
ミツギ…ツンデレ
タカラ…可愛いショタ
実際の彼らはプレイしてお確かめください!w
好きキャラは ミツギ=マツダ>タカラ ミツギは鉄板。マツダはね……愛憎半ば、って感じなんです……でも彼には情緒を破壊されたので、もう好きとか嫌いとかそういうのを超越してこころに残った。ということで、つまりは好きなんだと思いますw
ルートは マツダ>ミツギ>タカラ とにかくマツダはルートがよかった。よかった、って言っていいのかわからないですが……情緒を破壊されたので……(何回言うねん)。
攻略順は マツダorミツギ→タカラ で固定。ミツギとマツダはお好きな順でいいかと思います。ふたりを攻略し終えたらタカラが開放。いわゆる真相ルートってやつですね。
あとは本命の攻略キャラではないですが一応シマダとホンゴウのENDもちょろっと用意されてます。
 
なんというか……複雑な気持ちを抱かせてくるゲームでした。
面白いことは面白いで間違いないんだけど、このゲームをストレートに面白いって言っていいのかな……ってなる、というか。
いやこれは面白いんだな。むしろこういうのが面白いんだわ。ということで面白いです!
こういうの滅茶苦茶好き。
わたしはここのブランドは初めてなのですが、どうやらここはそういうゲームが多いところみたいで、「ここのブランドらしい」ゲームではあるようです。
先日総評を書いた「贄の町」 と違ってこれと言って地雷って感じの目立つ要素があるわけではないですが(過剰な暴力以外)、絵柄・文章・内容・置かれる状況等を考えると、プレイしていてこっちの方が圧倒的にしんどかった。
わたしはこういうの大好きですが、人を選ぶゲームかと思います。
でもいけそうなら是非プレイしてみてほしいです!
難点を言うなら、攻略キャラの少なさと短さですかね。上述しましたがスチルも短いですし。シナリオの密度がすごいので物足りなさがあるというわけではないのですが、短いのはやっぱり短い。……てことはやっぱり物足りないんだなw
攻略対象が3人なら、ひとりひとりのシナリオもっと長くあってほしかったなー。
 
FDも早く買ってやりたいんですが、ステラのフェアが11/8から(購入額2000円ごとにキャラの手紙SSがもらえる)なので、それを待ってるんですよ。
早くやりたい~~~!!!