お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

仁王 総評/感想

仁王 PLAYSTATION HITS - PS4

仁王 PLAYSTATION HITS - PS4

 

時は1600年、大航海時代。ウィリアムは長い航路の末、東の最果ての国ジパングにたどり着いた。
しかし、黄金の国とも言われるその地は、長く続く戦乱のために怪異に満ちている。そして、天下人・秀吉を亡くしたこの国では、徳川家康石田三成という二人の侍が争っていた。
ウィリアムは家康の家臣である服部半蔵やお勝と出会い行動を共にするが、自身の追う男"ケリー"は石田三成につき、増大する怪異の裏に暗躍していることを知る。
ウィリアムは"仁王"の如き戦いぶりで、歴史の闇の戦いに身を投じることになる。

f:id:kokochia:20180720101534g:plain

 

 

<システム・グラフィック>

ステージクリア型のアクションRPG

f:id:kokochia:20200204164735j:plain
難易度は高めないわゆる死にゲーの部類だとは思うのですが、レベル上げやスキルの取得によるキャラクター強化の幅が大きい分、相対的な難易度はブラッドボーンやSEKIROに比べると低めかと思います。わたしがやったことある死にゲーがこれだけなので(ホロウナイトとかはまたちょっと違いますし)、偏った比較ですみませんw
まあ、ラスボスと一部サブクエを除きまれびとと呼ばれる助っ人プレイヤーをオンラインで召喚できるので、困ったらまれびとを呼べばいいのです!
わたしはメインクエこそ全て自力でやりましたが、サブクエはかなりフレンドまれびとを呼んで楽させてもらいましたw

 

キャラクターの主武器は速さと手数で勝負な二刀、力こそパワーな斧、リーチの長い槍など色々用意されています。わたしはバランス型の刀を愛用してました!

f:id:kokochia:20200204164819j:plain

本作にはスタミナなる概念があり、攻撃をするにも回避をするにもスタミナ管理が必須となるため、攻撃力を伸ばすと同時にスタミナ(気力)も伸ばせる刀は初心者向けなのかな? と思いました。
他にサブ武器として遠距離の銃や弓もあり。こちらは道中の探索に役立つことが多かったかな。
他には手裏剣などの忍術や、自己強化・敵弱体などの陰陽術などのスキルもあり、キャラクター育成によっては術を駆使したトリッキーな戦い方もできます。遅鈍符という敵キャラの動きを遅くできるスキルがあってこれがチート級に強いですし。
また守護霊と呼ばれるキャラクターを強化してくれる存在がバリエーション豊かなこと、武器や防具がランダムに性能付与されたものがボロボロ落ち、その中で自分のプレイスタイルに合ったものを選ぶというハクスラ方式であることなどもあり、総じてキャラクターの育成・プレイスタイルに関しては自由度が高いかと思います。
スキルポイントの振り直しも容易にできるので、失敗してもいいやってな気持ちで気楽にステ振りできるのも◎。

 

グラフィックは和風ゲーに定評のあるコエテクということもあり、魅せ方もよくて綺麗。

f:id:kokochia:20200204164759j:plain

ただ防具が見た目に反映されるため、適当に組み合わせて着用していると主人公はしばしば滅茶苦茶ダサい格好でムービーに出演することになるのが辛かったです。いっそ反映されなくてよかったのでは……。それかせめてセット装備にしてくれれば……。兜とか結構な割合でダサいしさ……w
見た目反映も出来るんだけど、面倒でいちいちやんなかったし。

 

<シナリオ・キャラクター>

全く前知識なしにやったので、まずロンドンで話がスタートして、主人公も金髪碧眼の西洋人ってところにびっくりしましたw
守護霊・シアーシャを奪ったケリーなる仇の男を追って日本にやってきたウィリアムが、ケリーとの戦いを通じて日本の戦乱にも身を投じていくことになる……というお話。
こういう、史実を混ぜてオリジナルの話を展開するということに関してはさすがのコエテクと言いますか。史実とオリジナル要素が適度に混ざって上手に処理されていて、可もなく不可もない無難なシナリオであったかと思います。
めっちゃ面白い! ってわけではないですがつまんないということはない。アクションメインの死にゲーなので、このくらいで十分満足ですw 死にゲーですっごい濃厚なストーリー展開されてもボス戦とかで吹っ飛んじゃうしね……。
アムリタ、怪異などの超常的な存在もよく馴染んでました。

 

味方として共に行動することになる服部半蔵やお勝、守護霊として茶々を入れてくれる猫又がいいやつらなのがよかった!
ミッションでついてきてくれるところはほんとめっちゃ頼りになりました……w
あとは終盤で出てくる織田信長が本当にかっこよかったな。

 

2018に初めての死にゲー・ブラボをやってから、SEKIRO、そしてこの仁王とやってきまして。
死にゲーなんて一生やらんし、やらんというかやれんしと思って手を出してなかったんですが、やってみると案外できるもんでした。いや多分普通のプレイヤーに比べるとめっちゃ下手だと思うんだけど、それでもやる気と根気さえあればなんとかなるんだなあと。
最初こそイラついた……いや、最初どころか、最近ですら詰まったら死ぬほどイラつくしなんだこのクソゲーはって思うんですが、執念でクリアするとそれが達成感にすり替わる!
新しく楽しめるジャンルを発見できて、よかったなあって思えるようになりました!
マジでアクションゲークソ雑魚ナメクジのわたしも執念深くやったおかげである程度うまくなった(多分)ので、食わず嫌いの人も気が向いたら手を出してみてほしいな~と思います!
まあでもこういったジャンルのゲームは向き不向きがあろうかと思いますので、無理はしない方がいいですがw