お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

コイビト遊戯 総評

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転勤となった親の反対を押し切り、東京で一人暮らしを始めた藍川裕太。
しかし、仕送りを打ち切られ、バイト三昧の極貧生活に……。
そんなある日、大好きな兄の周平が、突然東京に転勤になったと訪ねてきた。
しかも裕太が心配なので一緒に住むという。
極貧生活から一転、3食お世話付きの優雅な生活に!
だが裕太は忘れていた。兄がとんでもない過保護な心配性だということを。
やがて口うるさい兄の干渉に耐えきれなくなった裕太は……。
テーマは変態!
ヤバスぎる奴らの熱視線が裕太を狙う!

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主人公:裕太→基本総受け、一部BADにてリバあり
 
<システム・グラフィック>
システム……☆☆☆☆
ピルスラは昔からシステムいいんですねえ。
本作はかなり昔のゲームですがボイスコレクションがあるのにびっくり。
選択肢スキップこそありませんが、スキップが爆速なので問題なし。
起動・終了時、達成度ボイスもあります。
難点を言うなら、珍しいディスク2枚組のゲームなので、インストールが面倒だったことでしょうか……。
あとディスクレスが出来ない
これはParadiseもそうなんですけど、不便なんですよねえ。ディスク入れ替えがめんどくさいw
再プレイまではいかないけどこのシーンちょっと見たいな~って思っても、ディスク入れないとできないっていう。
 
グラフィック……☆☆☆
やはりなんというか……ちょっと時代を感じますねw
キャラの顔とか、体の描き方とか、服のセンスとか……w
あと主人公が女の子と見紛うばかりに女の子顔なのでちょっと好みが分かれそう?
スチル枚数はそこそこありますが、このゲームのテーマが「変態」というだけあって、大半がエロスチルです。
そういう点では、シチュエーションもポーズも多彩で楽しめます!
 
音楽……☆☆
日常シーンで流れる音楽が滅茶苦茶耳に残りましたw
そしてそれ以外の音楽の印象はあんまりない……。各キャラテーマがあるのでそれはいいなって思ったはずなんですが(キャラのテーマ曲が好きなので)、クリア後は頭から消し飛んでましたね……。
 
 
<ストーリー・キャラクター>
ストーリー……☆☆
一人暮らしをしていた主人公のもとに、超絶ブラコン兄がやって来た! あまりにも激しい兄の束縛に嫌気がさし、それから逃れるために幼馴染とコイビトのふりをすることになる……といった話。
クレイジーブラコン兄貴から逃れようとして助けを求めたが相手もヤバかったという、逃れられない泥沼。
ノーマルルートは割と普通に恋愛して終わるのですが、このゲームの本領発揮はBADEND。テーマの通り、変態プレイの詰め合わせ……と言いたいところですが、思いのほかそこまで超弩級に強烈なわけではなかったです。
変態キャラと変態じゃないキャラが半々くらいですし、変態というより、どっちかというと無理矢理が多い印象。
ただ変態プレイの羅列に終わるのかと思ってたんですが、予想よりシナリオもちゃんとあって驚きました。
ただ、後述の通り主人公の常軌を逸したレベルの無知さと無垢さを基盤とした話立てなので、ものすごい力業シナリオかつ、割とワンパターンです。「主人公が(無意識に)誘うのが悪い」「嫌がってはいるが体は正直だぞ」みたいな感じでやられるパターンめっちゃ多いですw
執着系愛され複数キャラ間でのバチバチがお好きな方は楽しめるかと思います!
 
あと本作はテーマが変態ということでいろんなプレイがありますので、以下、反転にて「地雷かも?」ポイントを羅列します。
弱ネタバレにあたるかと思いますので、大丈夫な方のみご覧ください→基本プレイがレイプ・一部BADにてリバあり(攻めへのモブレもあり)・3P~それ以上も・獣姦(犬)・飲尿・モブレ・ピアッシング・肉便器化・近親相姦(兄弟)
痛い系の地雷(切られたりとか)はないのでそこのところは安心(?)。
 
キャラクター……☆☆
主人公の裕太よく言えば順応性が高い……のですが、実際のところ常軌を逸したレベルで無知かつ無垢という、かなり強烈な個性持ちです。騙されやすいとか人がいいとか、そういう言葉ではとても片付かないくらいおかしいですw
性格や言動が女っぽいというわけではないのですけどね。
 
攻略キャラは5人。
周平…クレイジーブラコン兄貴
諒…執着系幼馴染
滝沢…俺様チャラ男
櫻井…眼鏡
芳賀…爽やか脳筋
あとBAD要員として大貴とKOKIがいます。
好きキャラは……ごめんいないですwww いないというかみんな……ウン……ソウダネ( ^ω^)って感じでwww
性癖からいうと執着キャラ好きなはずなんだけどなあ。全員から執着されるとなんかちょっと違うってなっちゃったのかな……?w
 
なんというか正直わたしは全く萌えなかったのですが、ツッコミまくりながら一気にやれちゃうという、遊園地みたいなエンタメ性のあるゲームではありましたw
話が面白いどうこうじゃなくて、性癖で殴り掛かってくるタイプのゲームという印象。
多分性癖が合えば滅茶苦茶に面白いんじゃないかな。
わたしが思ったよりハマれなかったのは、裕太があんまり好きになれなかったのが大きい気がします。裕太が偏愛されるゲームなのでね……w
でもジェットコースターかのように一気にやってしまったので、吸引力は凄かった。このライターさんの作品またやりたいか? って聞かれたら、圧倒的にイエスです。そういうゲームなんだ……!