お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

CAGE-CLOSE- 牧敦義 感想

CAGEの牧敦義、マジでわたしの理想詰め合わせセットみたいな人非人だった。
ありがとうしか言えない……。
そういや全然関係ないんですが、CAGEの2ルートはLOVEルートとDESTROYルートっていうんですね(そうなんだよね!?)。やっと知ったw
今後はそうやって書いていこう。
ということで、以下ネタバレあり感想です!

 


なんかとにかく萌えすぎてヤバかった
どこで萌えたってとても全部は語りきれないんですが、最初の胸ぐら掴んでキッスからめっちゃ萌えてましたね……。
牧さんルート開始した直後から牧さんに紺野くんを弄んで欲しいと強く願ってたんですが、マジで弄んでくれて感謝感激雨あられこの世の全てに感謝したいって感じで世界に感謝の祈りを捧げました。
試着室でするところ、まあストレートに試着室ですなとは思ったんですが、滅茶苦茶萌えました。
「紺野鉄平。俺は我慢と辛抱が死ぬほど嫌いなんだ。今後はちゃんと覚えておくんだな」ってもうね、はいわかりましたって返事しちゃいましたよ。わたしがね。
「何故俺が、てめえのために我慢しなきゃなんねえ」とも言うの、いや紺野くんのためというか店のためにもここでやるのはやめてあげようよって思いましたw
コレ絶対気付かれるだろ!? って思ってたらまさかの店員ガチで乱入しての公開プレイに発展したの、目玉飛び出してどっか行ったわ……。
~試着室で~とか~部室で~とか~病室で~みたいなシチュって見つかっちゃいそうで不安になるんですが、そもそも見せつけ公開プレイになるならまあいいかって……いやよくねーよ!
芹沢くん、あまりにも可哀想すぎる。これ絶対芹沢くんの新しい扉開かせてしまったろ。帰った後紺野くんの痴態を妄想しちゃうやつじゃん……。
買って貰う予定だった服が諸々液体の処理に使われただけで特に買い与えられず終わるっていうのも新しすぎて笑った。高級店の服なのに使われ方がつらすぎる。
CAGE、いろんなアイテムが斬新な使われ方するの、ほんとびっくりしますよね。
潤滑剤もね、吉本の内蔵液に続いて今回、牧さんは化粧水使っててさ。CAGE、イロモノ潤滑剤選手権でも開催してんのか?

 

牧さんルートはねえ、いろんなシチュ萌えもあるにはあったんですが。
個人的には、明らかに遊ばれている・弄ばれているとわかって、破滅へ向かって歩んでいくのを見るのが最高に退廃的でよかったです。
これ言うとドクズに思えるかもしれないけど(ていうか自分で書いててもあまりのアレさに若干どうかと思うんだけど)、見えてる絶望に気付かず進んでいく希望に溢れた若者を見るのが最高に気持ちよかった
牧ルートの紺野くんは割と終始乙女思考なのがまた拍車を掛けてるんだよね……。
牧さんに「豚」って言われて蹴られた時はカタルシスすら覚えました。
また、どん底に落ちてもがく紺野くんの可愛いこと、カワイイこと……。
そっからは結構王道なのもよかったよね。
あんだけ騙されて見返してやるぞってなってたはずなのに秒でエロじじいに騙される紺野くんちょっとお花畑が過ぎるけど、牧さんが助けに来てくれたのは定番展開なのにハア~って声が出るくらい萌えてしまった。
閉じ込めて騙してチュ~するくだりとか萌えないやつおるんか!? って感じですわ。こんなん萌えるに決まってんだろ!!!
「ひとつだけ、認めてるところはある」「ケツだ」ってのもクソっぷりがすさまじいんですが好き~~~~~!!! ってなっちゃう。
実際のところケツだけのわけねーだろ! とは思いますがw
まあよしんばマジでケツだけなんだとしても、金も権力も腐るほど持っててこの世の全てに飽いた男が唯一退屈を凌げるほどのケツの持ち主ってそれはそれですごい。実質世界一のケツなわけでしょ。
今後なんだかんだ言いつつ紺野くんをかわいがっていくんだろうなあと思うとニヤニヤが止まりませんでした。思ったよりず~~~っとハピエンでほっとしたw
しかしLOVEルート、萌えたのは牧さんの下につくエンドである「dear heart」ですが、しっくり来たのは牧さんと離れるエンドである「isn’t it a beauty?」かもしれない。
どんだけ全てを持ってても退屈して生きてる牧さんと、俺は退屈してねーしって思って、実際に退屈はしてないんだろうけど心に開いた穴を思いながら生きてる紺野くんと。
幸せはないけど、これはこれで永遠を感じられていいんですよね。「喪失」ってやっぱり美しいなあと思いました。一生欠けたまま生きていくふたりがたまらん。

 

で、ただひたすら牧さんと関わりを持ち続けたいがために紺野くんが男娼に身を落とすDESTROYルート
実際救いのなさという点では凄まじいほどに救いがないんですが、「こんなに救いのない状態になってる紺野くんにただ会いに来ている」ってのにわたしは愛を感じてしまいました……。
紺野くんの売春、(そうしてるのが斎木くんだか牧さんだかわかんないにせよ)仲介料取って儲けてはいるんだろうけど別に牧さんはそんなちっぽけな儲けを必要としてないだろうし、紺野くんの身体を張った牧さん陥れ行為に気付いてて、わざわざそれに付き合う必要性もないわけだし。ああやって身を落とさせた時点で、紺野くんの使い古された穴を使う気もないわけなんですよね、牧さんは。
なんていうか、一切生産性のない行為に付き合っている、例え虫がもがくようなさまを楽しんでるだけであっても、そこに少なからず星の数ほどあるはずの他の娯楽より楽しみを見いだしているという時点で、無意識の愛を感じちゃった。だってマジでつまんないと思ってたら、即切り捨てるはずだもん。そもそもあんなに定期的に会いに来るわけないもん。
分かりづらさここに極まれりって感じだけど、新田の「一度の裏切りを許した時点で愛」があるのと同様に、牧さんは「(言い方は悪いけど)くだらないことをしてる紺野に付き合ってる時点で愛」があると思えたんですよね……。
ということで救いは全然ないんですがこっちも結構萌えてました。

 

ところで本ルートでCAGEは観客がいるデスゲームだってことが発覚したワケなんですが、そこはまあ予想の範疇でしたね。
(以下他作品:Paradiseの弱ネタバレなので伏せてます)Paradiseもそうだし、金と権力に物を言わせた治外法権ワールド好きだなってちょっと思ってしまったw

 

そういや、CAGEの感想書いてるとわたしスゲーやばい奴みたいな感じになってないですか??? 性癖が歪んでる的な……? 大丈夫かな……?
まあでもCAGEやっててCAGEが好きでCAGEの感想読んでる時点でその人も結構歪んでるだろうしセーフですよね! ワハハ!