お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

DAIROKU:AYAKASHIMORI 総評

 

DAIROKU:AYAKASHIMORI

DAIROKU:AYAKASHIMORI

  • 発売日: 2020/05/28
  • メディア: Video Game
 

―ヒトナラザルモノ―
妖怪や幽霊と呼ばれる通常見ることが出来ないモノが見えたことで
国家公務員への道が開けた! ?
しかし、彼女が配属されたのはその存在を秘匿された部署――
政府直轄特殊庁第六特別対策室
通称:妖守(アヤカシモリ)
政府内でも知る人の少ないその部署は、
人ならざる者=妖怪に関する事案を扱う特殊な場所だった。
サクラタニと呼ばれる異世界が彼女の職場。
不思議だらけの隠世で妖たちを統括・管理する生活が始まる。

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<システム・グラフィック>

システム……☆☆☆☆☆
目パチ口パクなし、デフォ名呼びあり
スキップ爆速かつ選択肢スキップもあり。選択肢スキップも早いです!
あとフローチャートも便利。
クリア後はフローチャートからやり直せて、しかも好感度も調整できるので、エンディングの回収が非常に容易でした!
ただシナリオを100%コンプしようとすると、かなり前の選択肢が後の展開に影響するようなところもあるので、若干ややこしいです。

 

システムは基本的に良好なんですが、ミニゲーム的な鎮圧はマジで意味わからないし全く面白くないです。簡単だからまぁ、あっても害はないんですけど、存在意義は一切感じない……w
鎮圧してレベルを上げようが上げまいがエンディングには影響しないので、ほんとただあるだけです。全く面白くないし(2回言った)。

 

よくあるキャラクタープロフのボイスデータが入ってるので、おまけはそこそこ充実してるのかな。シーン回想はないんですが、フローチャートから好きなシーンを好きなだけ再生できるので問題なし!

 

グラフィック……☆☆☆☆
キャラデザ・原画はスオウさん。
さっぱりした絵柄ですが、作風に合っててよかったです! 妖ということもあって結構みんなトリッキーな格好してるんですが、格好良くて好きでした!
ただ、スチルがたまにこれ腕骨折してないか……? って思うようなところがあったり……w
好みかも知れませんが、ほかのキャラデザのあくの強さと比べると主人公が薄味のデザインなのがちょっと浮いてるかな~と思っちゃいました。

 

あと、文字がちょっと読みづらい……。おとめ~とくん、このフォント好きだよね? 読みづらくてわたしは好きじゃないんですが、世間では評判よかったりするんだろうか……。

 

音楽……☆☆☆
作品にあった上品な雰囲気の曲が多くて、悪くなかったと思います。
あんまり印象には残ってないですw

 

<ストーリー・キャラクター>

ストーリー……☆☆
公務員志望だった主人公は、試験会場で人ならざるもの(=妖)が見えていることに気付かれ、そういった世界を管理する妖守(アヤカシモリ)にスカウトされる……とうお話。主に舞台となるのは、妖たちが住んでいるサクラタニという異世界です。
そもそもトータルで短いですが、強いて言うなら共通長め・個別短めだと思います。
共通ルートはひたすら各地区を巡回してキャラたちと交流を深める。個別は妖力を発散させるイベントを行うことになり、その協力を各地区のボスである(しれ)に仰いでいくことで話が進んでいきます。
なんというか……シナリオに目立ったアラや矛盾はないですが、驚くほどに薄くてペラいです。
みんな色々問題を抱えてはいるんですが、それに関する掘り下げもあまりなく。
掘り下げがないので、なにが起きても「ふーんそうなんだ……大変だったね……(他人事)」くらいの感想になってしまう。
サブ含めキャラは立ってていいですし、掛け合いなんかはすっごく楽しいんですけどね……。
逆に言えば大量にある掛け合い部分をなぜもう少し核となるシナリオ部分にまわしてくれなかったのかと思ってしまう。

 

揉めたり戦ったりする部分もあるにはあるんですが、そもそも舞台であるサクラタニが「殺傷ができない」世界という設定なので、殺伐感は全くないです。
みんな緩いしほのぼのしてますw
逆に言うとキャラが傷付いたり死んだりというしんどさもないので、平和な乙女ゲーがやりたいって人にはいいのかな~と思います。
BADエンドも優しいですしね。

糖度も低めかなと思います。

 

キャラクター……☆☆☆

主人公の秋津しのは真面目で頭もいいので、見ていてもストレスはなかったです。ただここが好き~! と言えるほどの特徴もないので……可もなく不可もなく、って感じでしょうか。

 

攻略キャラもよかったはよかったんですが、やっぱいかんせんシナリオが足を引っ張ってる……
シナリオの虚無感が先に立ってしまって、あんまりキャラ萌えにたどり着けませんでした。
・瀬見季継…飄々系有能上司
・悪虂王…コワモテおかあさん
・白月…お茶目なじじい喋り
・比良…究極めんどくさがり男
・湫…ツンデレ少年
好きキャラは 比良=悪虂王>ほか かなー。
ルートは 比良>>>ほか ……というか、申し訳ないんですが比良ルート以外甲乙つけがたいくらい薄かったのでなんとも言い難いですw
サブキャラは玉藻姉さん金華ちゃんの女子組が可愛くて大好きでした! 女子会癒やされる~。

 

いや~~~~~とにかく薄かった!!! あまりにも書きたいことがなさ過ぎて、感想もまとめて書いてましたw
ただキャラは悪くないですし、実際まわりでは割と萌えたという声も聞くので、こればっかりは好みとしか言いようがないですね……。
いわゆる「not for me」ってやつですか。残念ながら、本当にわたしには向いてないゲームでしたw