お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女(テンペスト魔女)ルーシェン 感想

というわけでひとまず最後まで行きました!

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以下、ネタバレあり感想です!

 

 

いわゆる真相ルートというか大団円ルートというか……そもそもこのゲームは一本道なので、最後の締めの役割を担っている殿下のルート。
みんなと協力して解決するぞ~! となるお話なんですが、どうしてもちょっと割を食ってたな~というイメージです。
真相ルートって大体そうなるんですよね。めっちゃ優遇されるか割を食うかのどっちか……。
まあこれ一応分類としては乙女ゲーじゃないらしいので、そういう括りは意味ないような気もしつつ、いやでも結局のところ乙女ゲーでしかないからな……。
常々思うんですけど、こういう乙女ゲーじゃないみたいな素振りってなんの意味あるんですかね? ぶっちゃけ一般ゲーっぽいふう装おうが中身乙女ゲーでしかないし、基本的に乙女ゲーファンしか買わないし、乙女ゲーファンからすると恋愛要素薄くすると物足りなくもあるし。
うたわれみたいにギャルゲ・エロゲという境目を越えていろんな人にやって欲しいのかな~とも思うけど……現状、それは難しいですよね~。メディアミックスに成功して、乙女ゲーとしては爆発的に売れた薄桜鬼とかうたプリですら、ゲームは乙女ゲー層以外はほぼやってないし。石田スイを起用したジャックジャンヌも同様で。
だからといって新規ファンを開拓しなくていいとも思わないので、難しいところではありますけど……って、めっちゃ話ずれたなw

閑話休題

王道ではありますが、やっぱりみんなで協力、一致団結してことの解決に当たる! ってのは燃えましたね~!
あとルートの当人&初恋の人であるルーシェンはもちろんのこと、地続きの記憶を持つゼン、元々アナスタシアにただならぬ好意を抱いていたクライオスは完全に主人公のことが好きなので、表だってはいないものの水面下でそういう動きがあるのもバチクソに萌えました……。そういうのは終わってからにしようってするのが……いい。
個人的に爆萌えしたのが引きこもるアナスタシアを連れ出そうと説得するところで、クライオスが泣き落としをしてアナスタシアを籠絡するところw
実際の描写はなくて、たった一文のアナスタシアのモノローグだけなんですが、クライオスの演技に(○○は演技だと言っていたが、団長がそんなことをするはずはない)ってのが入ってて面白いのと萌えるのとで大変でした。このシーンめっちゃ見たかったあああぁ!!!
ルーシェンもアナスタシアの幼さを引き出したり、ちゃんとルートのキャラらしく見せ場があるのも良かった。

ただぶっちゃけ女神周りとか真相は……なんというか、あっさりしてたな~って印象です……w
う~ん……なんだろ? 肩透かしってほど悪いわけでもないんだけど、アナスタシアがクロムの生まれ変わりだとか、王家は実はクロムを殺した裏切り者の末裔だったとか、人間に裏切られながらも無実を訴えたクロムの哀れな姿が魔女と呼ばれたとか、特に意外性もなく、まあそうだよね~って事実が淡々と処理されていく感じで。
イシュとの対決、クロムとの対峙もすっごいあっさりなんですよね。
ルーシェン、蚊帳の外だし。いやここで(言うなればラスボス戦で)絡ませると、一本道であるシナリオ上さすがに優遇しすぎ感が出るからかもしれないけど……。
というわけでシャラ~っと終わります
まあもしかすると、まだなんかあるのかな?
王族がクロムを殺したものの末裔というんなら、時すさびの薔薇ってなんやねんって話だったし。そもそも王家の血筋に反応するわけないんだから、盗まれる前までは反応してたらしいのって、一体どうなってたんだという。
エンダーさんなんだったのとか、なんでゼンは異世界から来たのとか、やたら意味深な継母とか、処理されてない伏線(紛いのこと)も残ってるので。

決着が付いた後、各キャラを選ぶとエピローグ的な話が見られるようになります。
とりあえず流れのままにルーシェン行きましたが、順当にプロポーズされて結婚して終わりましたww
いやまあなんというか……可もなく不可もなかった。マジでごめん、ルーシェンみたいな王道メインヒーロー系のいい子にはドハマリできね~タチなんだ……。

そういや面白かったのが、EDムービーで各キャラのその後みたいなのがさらっと流れること。(ゲームやる人にしか通じないかもしれないですけど)SRPGだとよくあるやつですね。乙女ゲーではあんまない気がするのでいいな~これと思いました!

あとは各ED回収して、付け足していくかな。
果たしてさらなる真相ルートはあるのか……!?