死神と少女 遠野十夜攻略
※このプレイ日記はネタバレの塊です
悲劇に向かってひた走る乙女ゲーとか、新しい。
あと、衝撃の展開。度肝を抜かれた。
ルートに突入した瞬間の拭いきれない悲劇の匂いに、心が折れそうになりました。
いきなり、キッツい。ほんとね、なんというかね、もう、悲劇なんだよ、ひたすらに悲劇しか見えない、そういうルートなんだよ。
日生ルートもかなり退廃的でしたけど、これはもう退廃的とかそういうレベルじゃない。ただの悲劇。
主人公がひたすら痛々しくて、見てるのがたまらなくなりました。
結構イチャイチャはするんだけど、恋愛というよりかは「依存」でしかないもので、なんというか、ときめきとかは一切ないんだよ。
これに比べれば、まだ日生ルートのほうが恋愛してた、ような気がする。
うーん。ここにきて思うけど、これ、ほんとに乙女ゲーなのか?
乙女ゲー的な楽しさって、桐島・千代ルートでほんのちょっぴりしか味わってないぞ。
このルートなんて、最後、主人公死んじゃうからね。
まぁ、兄ルートの帰結はここしかないわけなんですけど……。
それにしても、桐島先輩がいい人すぎるw
「幻想」を認識できる存在としてのファクターもあるし、重要なポジションだよなぁ。
日生も「トリガー」としての役割があって、消えてなお消えぬ存在感を放ってるし、やっぱりこのゲームの攻略対象は、どいつもこいつもすごいなと思います。
公式サイトを見ている段階だと、夏目とか攻略対照でもいいと思ってたけど、今ではもう、この4人(と、千代)しかねーなと思ってます。
しかし、兄=人ならぬものというのは割と序盤から予想が付いていたのですが、兄こそが実は死神だったという展開にはもう、鳥肌立ちました。
結局、このルートでの結論としては、蒼は、今までの段階では、ただ死神になりたかっただけの存在。
すべての人に認識できていたところから、ただの人間だったのかな?
兄こそが真の死神で、物語の「死神と少女」と同じく、美しい言葉を探すまでの間、主人公に命の猶予を与えていた存在。
数々の不審な点がばーーーっと明らかになっていく展開には、ただひらすら、ついていくので精一杯。
心底夢中になりました。
なんてーか、この流れだけで、わたしのなかで神ゲー認定できるわ。
死ぬほど胡散臭い話だと思って警戒してたのに、蒼=死神という大前提は疑うこともしてなかった……。ほんと、やられた……。
他の人ルートに突入する=主人公が他の依存対象を見つけると、消えてしまったのはこういう理由だったのね。
そして兄ルートを攻略したとたん、オープニング画面が「蒼死神Ver」と「兄死神Ver」のふたパターンになるという演出、素晴らしすぎる。
そういや、ここにきて、「幻想」ってなんなのかがよくわからなくなりました。
別に、「想像上の存在」というわけではないのよね。「幻想世界」を見ることが出来る
兄はほぼ100%主人公のための存在で、主人公の想像の産物みたいなものだけど、同じ「幻想」である千代は随分と異なる存在だし。
うーむ、わからん。