お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

三国恋戦記 ノーマルルート攻略

自分で祝っちゃうよ:久々の乙女ゲー感想復活!!!

とゆーわけで、いつぶりだ??

見返してみたら、乙女ゲーの個別感想書くのは今年の3月以来でした。半年近くになるのか……。よくこんな状態で乙女ゲー感想サイトを名乗っていたもんだ笑

復活作は「三国恋戦記」と相成りました。

世間様の評価がすっごく高くて、発売後にやりたくなったのですが、なんとげに恐ろしいことにどこもかしこも売り切れ売り切れ……!

こんな状態初めてだわ。どんだけちょっとしか生産してなかったんだよ!

でも、なければないほど欲しくなるのが人の常というものですよね。なんとか探してブックオフオンラインで買うことが出来ました。よかった!

いま売値より値上がってるくらいだからなぁ。恐ろしいね。

三国恋戦記~オトメの兵法!~

そして昨日よりようやくプレイ開始。

ディスク2枚組(これも久々だなw)なのですが、なんとこのゲーム、まずディスク1をまるまるインストールさせてしまうという荒業を使ってきました。

800MB弱近くも容量を要求してきましたが、そのおかげか、実際のプレイは超・快適。

セーブロードは一瞬、レスポンスは全てにおいてマッハだし、PSPで乙女ゲーをプレイする際にはいらいらさせられることも多いディスク読み込みのシャーシャー音も、ほぼ感じません。

容量食いは恐ろしいけど、これはこれで快適だなぁ。

ほかにも、システム面はかなり洗練されててストレスフリーでした。

クイックセーブロードはないんだけど、Lボタンを押すだけで巻き戻し可能なので、必要性は全く感じなかったな。

乙女ゲーらしくわかりやすくは描かれているものの、三国志を題材にしているということで、やっぱり地名どこそことか、なにそれの戦いとか、やたらめったらややこしいのですが、辞書機能がとっても親切。

呼び出しやすくて見やすいのはもちろん、地名を地図上で示してくれる表示方法ってのが感心したなぁ。あれ、ちょうわかりやすいよ。

さてはて、初回はやっぱりノーマルルートに行きました。途中までは翼徳(いわゆる張飛ですね。今作、史実キャラは字で呼ばれている)ルートをプレイしてて、そっから分岐。

ストーリーは、単なる女子高生だった主人公がグループワークで三国志について調べている最中、不思議な本の力で三国志の時代に飛ばされてしまうというもの。

飛ばされた山奥で孔明と出会い、弟子という肩書きをもらい、蜀の面々に協力することに。

主人公そのものはそこまで才気煥発というわけではないのですが(三国志のことも全然知らない)、本が適切な戦略を教えてくれるので、それに従って発言することで孔明の弟子、軍師(見習い)として蜀軍に認められます。

刻々と変わり行く戦況に巻き込まれ、魏に捕らえられたり呉に協力したりしつつ、次第に成長していく主人公。

この成長の仕方が、すごく嫌味がなくていいなぁと思いました。

主人公の性格も、素直でいいんだよね。

飛ばされて、なんだかよくわからないまま玄徳に協力しないかといわれ、できることならいいよと言ったら、「おまえは玄徳様に言われたら腕を切り落とす覚悟があるのか」と怒られて。

最初は「自分の感覚と違う、おかしい、帰りたい」ってなるんだけど(当然ですよね)、落ち着いてよく考えてみて、よくわからないまま、この世界のことを知らないまま安易に手伝うなんて言おうとした自分がいけなかったんだ、とこの結論まで行く過程が、すごく素直で、いい子。

自分の伝えた策のせいで、蜀の面々は助かったものの、敵方はたくさん死んでしまった。

そのことに傷つき、そこから「誰も傷つかない方法を考えたい」という気持ちになり、そこからきちんとその道を目指して、自分の出来ることを頑張っていける姿勢はすごく好感が持てました。

まぁ、戦時中の癖にみんなやたらホンワカしてるし、登場人物たちが主人公のことを謎に盲信してるきらいがなくはないですが、主人公がわりかし「自分の頭で考えて行動できる子」「傷ついて立ち直り、成長していける子」「戦いの足手まといにならない子」なおかげで、あんまり鼻につかない。普通に考えると甘ちゃんではあるんだけど、この「戦国時代の癖にやたらみんなホンワカしてる」世界観には、なんかぴったりなんだよな笑

いや。ほんと、可愛いんだよ。玄徳じゃないけど、素朴で可愛くて、「よしよし」ってしてあげたくなるタイプなんだよおお。

三国志」として見ると、たぶん違うんだろうと思いますが(わたしも吉川三国志大好きだし)、「ファンタジーもの」として捉えれば、すごくいいと思います。

ノーマルルートは、「戦いのない世界にしたい」と主人公が望むルート。

黄巾の乱の時までまた飛ばされ、そこで黄巾の乱に協力。洛陽を落とし、赤ん坊の献帝を助け出したところで、元の時代(三国志の時代)に逆戻り。

そこで改めて蜀に協力して孟徳の元にいる献帝長安まで助け出し、「魏呉蜀の三国で漢王朝を支える」というかたちを目指すというもの。

ノーマルと銘打ってはいるものの、かなり蜀寄りのルートかな?

蜀ががつんと勢力を伸ばしたまま終わるからね。

魏は文若、呉は公瑾を失うのに、蜀だけ被害者でないし。まぁ、世間にある三国志ものは大抵蜀よりだもんね笑

主人公は現代に戻るVerと残るVerがありますが、どっちもさっぱり。

ノーマルルートにはそこまで山場はないのですが、流れをつかむにはすごくよかったな。

登場人物もみんな魅力的だし、話として面白かった! 個人的には蜀から雲長、魏から孟徳、呉から仲謀が好きだー!

途中までやったし、次は翼徳プレイしよっと!

久しぶりに乙女ゲー復帰したけど、ちゃんと楽しめてよかったぁ。

もし面白く感じなかったら、どうしようと思いました。やっぱり間を空けると新鮮な気持ちで楽しめるな! 充電期間をおいてよかった。