SWEET CLOWN ~午前三時のオカシな道化師~ 密原誠丞感想
※ネタバレの塊
ほんっっっとーに久しぶりに乙女ゲーやりましたww
いつぶりだろう。
というわけでプレイしたのは愛するTAKUYOさんの「SWEET CLOWN ~午前三時のオカシな道化師~」。
死神、月影に続く闇ゲーのもよう。
全然前知識なかったのですが、とりあえずチラっとぐぐるとおすすめ攻略順があるとのことで、その通りにプレイすることに。
しかし初っ端からなんだけど、全く知らない人間から来た「ド田舎の城で午前三時にお茶会します」とかいう狂った招待にやってくる時点で登場人物みんな頭おかしいよね。
常識人ぽく見える真井さんが一番闇を抱えてそう。
あらすじをざっと説明すると……。
スイートクラウンなる謎の人物から「お茶会をします」という招待を受けてやってきた登場人物たち。
お茶会そのものは無事に済み、いざ帰ろうとしたところ、城に閉じ込められて帰れなくなってしまう。
実は「スイートクラウン」というのは悪魔であり、主人公はスイートクラウンが体を乗っ取るため、そのほかの男どもは「オフレンダ」たるスイートクラウンの従者とするために招待したものだった。
城に閉じ込められたのは、次期スイートクラウンになりかけている主人公が「帰りたくない」と願ったため。
出るためには、主人公は人の願いを叶えられるスイートクラウンにならなければいけないが……。
という感じかな。
最初に攻略したのはおすすめ順より、登場人物紹介にすでに「腹黒」と書かれている密原くん。
一見人当たりがよく女好きがして、実は腹黒というのはこの業界では手垢がつきまくってるテンプレキャラなのですが、豹変シーンはいかに処理してくるのかとわくわくしてたら……。
さすが闇乙女ゲーの雄、TAKUYO。格が違いましたね。
ざっくり説明すると。(こればっかだな!)
みんなを外に出すためスイートクラウン(以下スイクラ)にになることを決意
→スイクラになるためには欲望を高めないといけない
→相手役に一番協力的だった密原をチョイス
→女の子の喜びそうなこといろいろしてくれるけどピクリとも反応しない主人公、密原が何をしても「全くときめかないけど好きになる努力しなきゃ」とか思ってる
→努力の方法として自分から抱き着いたり手を握ったりしてみる(単なる密原の真似)
→密原、主人公が自分のこと好きになってると勘違い
→ネージュくん「スイクラ様全くときめいてないよw 勘違い野郎ww」
→密 原 発 狂
いやほんと発狂だった。壁にガンガン頭ぶつけながらヒャハヒャハ笑ってて震えた。
「まさかこの俺に落ちない女がいるなんてな……(悪い顔)」くらいかと思ってたから素でびびりました。
まあわからないでもないよね。
自分のことモテ男だと思ってて、地味子な主人公を落とそうとして手管を使って、よっしゃー明らかに落ちたわと思って調子に乗ってたら一ミリも心動いてなかったんだもんね。
そらプライドずったずたになりますよね。ていうか恥ずかしいよね!
まあでもこの手のゲームをやるような乙女の方々はたぶんこういうの割と好みだと思うんですが、主人公もそうなわけです。
ラリって素のクソヤローっぷり見せつけまくりの密原くんにときめいちゃうわけです。
すごい素質があるよこの子。
発狂してるところがこのルートの一番の見どころ。
あといちゃついてない(←重要)密原と主人公のやり取り。
備忘録的に密原の過去をまとめておく。こればっかやんけ! いやでももう感想の書き方忘れててね……。まあいっか。
・生まれたときに双子の弟が死産だった
・小さいころから超美形だったので可愛がられまくるも、育つにつれ、勉強も運動もできないアホの子だということが明らかになり、周囲からも親からも呆れられる
・次第に、生まれなかった双子の弟は美形かつ多才だったのではないかという妄想に両親がかられ、もういない弟と比べられることに
・密原一念発起。寝る間を惜しんで勉強も運動も頑張りトークスキルも磨いて一流のモテ男に
・両親手のひら返しするも密原の心の傷癒えず
純愛グッド
自分がスイクラに成り代わって自喰(スイクラが自分の願いを叶えること。代わりに自分の大事なものを何か失う)することにするも、死ぬほど苦しんでいる密原を見てなんかよくわからないうちに外に出られていた。
うーんちょっと拍子抜けしたw
結局何も失ってないしな! いやまあ純愛エンドだからこんなものかな。
落ち着くところに落ち着いて、二人ともトラウマ乗り越えてハッピーエンドですね。
ただ歪みまくってるふたりが歪みながらも前向きに進んでいくのは見ごたえがあって面白かった!
歪愛グッド
どうしよう特に印象がないw
両方歪んでるからか、ふーん……て読んでたら終わりましたね。
歪んでるやつらの歪んでるルートは面白くないね!
全うなやつらの歪んでるルートのほうが絶対面白い!
にしても、この声優さん初めて見たけどすごいな。
豊永利行さんって有名なのかね?
少なくとも乙女ゲー業界ではあんまり見ないよね。
猫かぶり声、ラリ声、性悪声の使い分けがほんとーに上手くて聞いててすげえなと思いましたよ。
TAKUYOのキャスティングはほんと安定感あるわぁ。