ステラグロウ
歌の力が、世界を変える-。
剣と魔法のメロディアスSRPG ・歌って闘うシュミレーションRPG。
個性豊かな少女たちと信頼によりシンクすることで、強力な魔女の力を獲得し、世界の危機を救え!
<システム>
ごくごく一般的な、アドベンチャーパートとシミュレーションパートに分かれているSRPG。
一番近いのはサモンナイトかな?
特徴的なのは「魔法」が「歌」で、「歌を歌える」=「魔法が使える」のが魔女だけというところ。
難易度、スキル、育成、キャラクター、マップの多様性なんかはかなりいい感じで、とても楽しい良作SRPGです!
ただ、戦闘のテンポが悪いのがマイナス。
割と細かく作られてる戦闘アクションは見てても楽しいし、スキップできるので問題ないんですが。
特殊効果がかかったり、敵を倒したときがかなり致命的。
一体一体順番にかかるとは……。
弱体化や強化の範囲スキルをかけた時、一気にバッとかかってくれればいいのに、 シュン シュン シュン シュン くらいのかなりのスローテンポでかかるんですよねw
これが地味にストレスw
特に終盤は敵も味方も範囲スキルが増えるので、1ターンに時間がかかるようになるのがねえ。
これテストプレイした時誰も突っ込まなかったんだろうかw
他はシステム全般も特に不便がなくいい感じなだけに、本当にもったいない。
戦闘テンポさえよければ、星5とまではいかなくとも、4.5はあげたいくらいの出来なのに……。
<ストーリー・キャラクター>
終盤につれ謎が明かされていきますが、基本的には魔女だけが歌える「歌魔法」で世界を救おうという王道ストーリー。
主人公は唯一魔女を「調律」できる「指揮者」の少年。
魔女とその周辺の人々をひとりずつ仲間にしていく過程も、きちんとひとりずつにバックグラウンドと問題・解決があってすごく丁寧だし、だれずに楽しめました!
☆ネタバレ☆
唯一、ドロシーだけはちょっと受け入れがたかったですが……w
非情にならざるを得ない目的のあったヒルダ、おそらく心を鬼にしていただろうルドルフ、特に問題行動はなかった(エラソーだけど)ダンテはまだしも、明らかに面白がって虐殺しまくってたドロシーをなんのお咎めもためらいもなく受け入れちゃうってのはなぁ。
ラリった幼女キャラだからって、許されることと許されないことがあるよ!
☆ネタバレ終わり☆
ちなみにわたしのレギュラーメンバーは
・アルト 主人公。序盤~中盤はそこまでぱっとしないけど、敵を撃破するともう一回行動できる「たたみかけ」を覚えてからはかなり化けました!
・リゼット 貴重な回復役。燃費もいいし、防御無視の「ヒップアタック」も強力なのでお世話になりました。
・ラスティ とにかく素早い超兄貴。素早さが正義ともいえるSRPGではこの手の機動力キャラが役に立たないわけがないw 「ぶんどる」で盗み要因としても活躍。
・ポポ 弓キャラ。ただ攻撃力がちょっと控えめなのが惜しいかな。飛行キャラなので移動が便利なのもグッド。
・サクヤ 刀を持った超攻撃力キャラ。姫巫女ですが脳筋! 火傷にさせる技が多いのもよかったな。終盤のボス戦ではダメージ固定技がものすんごく役立ちました。
・ヒルダ 燃費はちょっと悪めなものの、随一の魔法攻撃キャラ。物理もそこそこいけちゃうのが強い。味方と場所を入れ替えるスキルもいろんな場面で使えて便利。
・ののか 運用的にはラスティと被ってるかな? 素早さでごりごりいくニンジャ。敵に見つからない「潜伏」は便利なものの、トータルだとやっぱりラスティ兄貴のほうが便利なので、どっちかってなるとラスティ入れてました。
・モルディ 素早さが遅いのが本当にネック。足も遅いしな……。強制出撃も多い魔女なので使ってましたが、活躍しないうちに戦闘が終わることもしょっちゅうw 敵の攻撃を誘発できるダミーをおけるのは便利。
あとはあんまり使ってないかな。
とにかくSRPGはどのゲームでも共通して素早いキャラが便利ですよね・・・・・・w
テンポの悪さという難はあるものの、それに目を瞑って余りある丁寧なつくりの、今の時代には珍しい良心的なゲーム。
絵やキャラが萌えっぽいし、話の都合上、主人公が魔女たちから好かれまくるのでギャルゲーっぽさはありますが、SRPG好きならやって損はないと思います!
久しぶりにいいSRPGやったなって感じです!
SRPG好きとしては、こういうゲームがもっと出てくれればなと……。