BAYONETTA 総評/感想
絶頂感が、ブッつづく。
これまでのアクションゲームの概念を覆すクライマックスシーンの連続、
体術と武器攻撃のコンビネーションが生み出す縦横無尽なアクションスタイルにより、
プレイヤーの脳髄に直撃する最高傑作のアクションゲームが誕生!
<システム・グラフィック>
ステージ制の3Dアクションゲーム。
格闘術と魔法を駆使して襲い来る天使を倒していく。
主人公の武器は両手両足に装着した4丁拳銃の他、剣や鞭・爪など多彩。
特徴的なのは敵の攻撃をギリギリで避けると一定時間自分以外がスローモーションになる&敵の攻撃判定がなくなるウィッチタイム、髪の毛を依り代として魔獣を呼び出し大ダメージを与えるウィケッドウィーブなど。
特定アイテムを集めることでHPとMPは増えるが、レベルアップなどの概念は存在しない。
とにかく戦闘がスタイリッシュで気持ちいい!
このゲームは最初から最後までこれに尽きるし、まさに正々堂々といった感じのアクションゲーム。
下手でもとにかく頑張って避けてウィッチタイムに持ち込めばなんとかなるし、上手ければ武器やコンボを使い分けてスタイリッシュに敵を撃破できる。
難易度も上から下まで充実しているので初心者から上級者まで楽しめると思います!
アクションゲーに比較的つきものな気がする「固いだけで面白みのない敵」がいないのも個人的にかなりの評価ポイント。戦ってて鬱陶しい敵がいない!
死んだら評価は下がりますがゲーム内容的な意味でのデスペナルティはなく、直前からのリスタートになるので、安心して頑張れるのも◎。
大きなマイナスポイントは、多発する理不尽な即死QTE(ムービー中に表示されたボタンを押させ、その成否で結果が分かれる)と、ボタン連打がきつすぎることかな。
特にQTEはムービー中に突然現れる&入力可能時間がかなり短い&失敗=死なので、何が起こったのかすらわからず死ぬ場面がめちゃくちゃ多いw
評価以外でデスペナルティはないからまぁ許せるといえば許せるんですが、評価はガンガン下がるし、QTEそのものが面白いわけじゃないので、これはいらんかったよなぁというのが正直なところ。
ボタン連打も、ほんとものすごい勢いで連打しないとMAXにならないので、結構しんどくてw
でも、マイナスはそのくらいかな。
グラフィックは、約10年前のゲームとは思えないくらい綺麗だと思います。動きもすごく滑らか。
ストーリー部分の大半を静止シーンをカチカチ切り替えていくことで表現しているのもすごく上手いなと思いました。
あと、敵が出てくるときの、本になって紹介される演出が大好き!
<シナリオ・キャラクター>
舞台はヨーロッパの辺境ヴィグリッド。
世界を観測する事ができる秘宝「世界の目」を、強大な力を持つ異能集団「アンブラの魔女」と「ルーメンの賢者」がそれぞれ「闇の左目」「光の右目」として分かれて持ち、勢力の均衡を保っていた。
ところがある時争いが起こり、結果として双方とも滅びてしまう。
それから500年後の現代・魔女ベヨネッタが泉の底から蘇る。ベヨネッタは記憶をなくしており、襲い来る天使どもを撃退しながら、なくした記憶と歴史の真実を探っていく……。
……とあらすじを書くとすごく壮大な設定で真面目な感じがしますが、世間ではバカゲーとの評価を受けているようですし、基本的にノリは明るくハイテンションなゲームですw
わたしもバカゲーとまでは行かないまでも、コメディ寄りかなとは思います。
設定や世界観はしっかりしてますが、ノリと勢い重視なので、シナリオに深さはそんなにないです。
ですが、シナリオを楽しむタイプのゲームではないので、このくらいのあっさりさ、バカさでいいと思います!
主人公のベヨネッタがすんごくセクシーで行動が突飛なのがバカゲー感に拍車をかけてるのかなとw
ベヨネッタの着用している服は実は髪の毛なので、ウィケッドウィーブを使用すると服が脱げるんですよね。いちいち動きもエロいし、際どいポーズとるしね! 突然謎のダンスバトル始まったりするしね!
キャラクターは、シナリオがあっさりめなおかげか主人公のベヨネッタ含め誰も内面が深く語られたりはしないですが、みんな魅力的だと思います。濃いですけどw
ベヨネッタがまずめちゃくちゃ成熟したセクシー路線の女性と、一般的な和ゲーの主人公像とは大きくかけ離れてるのがすごいですよね。
でもベヨネッタ、カッコよくて大好きです! ロダンとの大人な絡みもクールだし、ルカを掌の上でコロコロしてからかってるのも素敵だし、ライバル役のジャンヌとの丁々発止のやり取りもいいし。
総合して、めっちゃ面白いアクションゲーです。10年前のゲームとはとても思えない。アクションゲー好きで未着手の人はぜひやるべき。
方向性が違うといえばそうなんですが、純粋にゲームの戦闘の楽しさとしては、同社の最新作「ニーア オートマタ」よりこっちのほうが上だとすら思えました。好みもあるのかもしれないですけど、スピード感がほんとすごくてね!
実は2をもうクリアしてて、2の感想を書きたいがために1を思い出しながらコレ書いてましたw
近日中に2の感想もあげたいと思います!