お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

DAIROKU:AYAKASHIMORI 比良&悪虂王&大団円 感想

長いときと経てようやくダイロクをフルコンしました~!
好きな人には大変申し訳ないんですがマジで気持ちが盛り上がらなくて難儀した……。ただ、比良ルートはめちゃよかったです!
残りの比良、悪虂王、大団円ルートのネタバレあり感想です!
あんまりポジティブな感想じゃないのでそこんとこちょっと注意です!

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 ・比良

初めてこのゲームでめっちゃ萌えた……。
面倒くさがりな比良がじわじわ心を開いていってくれる様子がすっごいよかった!
マニキュアを「これにしたら?」って色選んでくれるところとかホントにきゅんとした……。
比良がしののことを気に入ってるのが無自覚なところも本当に可愛い。
羞恥心がない&頓着しないせいで、暖めてやろうってのがストレートに抱きしめて眠る……になるのとか、明確に好意を自覚してない段階でも自然にいちゃついてくるのがたまらんかったw
イベントの飲み比べでしのに商品をプレゼントするために頑張って優勝して、でもいざしのがやって来たら客人の対応中で男を連れてるのが気に入らなくて……って流れが好みどストレートで心にブッ刺さりました。無自覚嫉妬に萌えないわけあるか!?
人と妖の違いについてもはっきり触れて、話の流れもびっくりするくらい自然な盛り上がりで!
比良が助けに来てくれるところも、助けて貰ったのに比良のおおきな力を目の当たりにして畏れてしまうのも、定番なんだけどめちゃくちゃよかった……。
「人と妖の違い」に倦んだ比良に対してしのが出す答えもよかった。「駄目な理由をあげたらたくさんあるけど、人間同士でも違いや駄目な理由はたくさんある」。種族に関わりなく、個と個で関係を結ぼうとする姿勢に好感が持てました。
エンド後はどうなるのかわからないけど、でも比良のためにも、しのには妖になってもらいたいな……と思いました。
気持ちが通じ合ってからはぐいぐい迫ってくるのもめっちゃよかった~~~!!!
ラストに序盤のマニキュアの話を回収してくれたのも最高!!!
処分が決定してしまった比良を逃がす悲恋ルートの展開も滅茶苦茶好きでした。あの面倒くさがりの比良が、しのの自己犠牲に対して声を荒げるところでうるうるきてしまった……。
最後に鈴の音で〆られるところも切なさが爆発しました……!
比良ルート、欠点という欠点がなく……まあ、管理官息子の行動はさすがに雑すぎんか? と思いましたが……w
特殊な力を持った妖も妖守も山盛りいる中で、あんな公衆の面前で刃物ふりかざして突っ込んでいっただけで人魚の肉を取れると本気で思ってたんだとしたら、マジもんのアホでしょ。
計画があまりにも杜撰すぎて破滅願望があるのかと思ってしまったわw

 

・悪虂王

まずコワモテ設定なんだ!? ってとこにびっくりしましたw 普通にイケメンだと思ってた。
まつろわぬ民の生まれで元悪鬼であることを理由に現世で起きている殺人事件の濡れ衣を着せられそうになる……という話なんですが、正直、ま~た根拠のない噂で犯人に仕立て上げられるのか~……という感想しか抱けませんでした……w
特殊庁マジで組織としてヤバイから一回解体して作り直した方がいいんじゃないですか?(真顔)
組織として腐ってるのはそれはそれで美味しい展開だしいいんだけど、そういう権力に苦しむとか頭のいい策略に絡め取られるとかそういうのは一切なくて、証拠ゼロでもきな臭い噂が流れただけで最終処分がくだるという超絶ガバガバ組織なので……。噂流しただけで壊滅近くまで追い込める国家権力、危険すぎるでしょ。
外部からの侵入者クソほど多いしw 管理ガバすぎい!
まあそういう感じで盛り上がれなかったですw
元悪鬼だったことを語るシーンも一瞬だし、過去に思い入れることが出来なかったんですよね……。悪鬼になるシーンもそんなに追い詰められてる感ないのにいきなり悪鬼になっちゃってびっくりしたw
ダイロク、こんなんばっかなんですよお……。
キャラ同士のわいわいエピソードは死ぬほどあるのに、なんでシナリオの核となる部分の描写は死ぬほど薄いんだ? そこもっと掘り下げてほしいんですけど!?
悪虂王のキャラはよかったんだけどね~。悪鬼Verがかっこよかったし、最後あたりにストレートに愛を語ってくれるところは萌えました!

 

・大団円

まあお察しの通り主人公は初代の子孫で、それ故狙われるんだけども、すったもんだの末に初代の血筋しか儀式出来ないという縛りをなくしてサクラタニが安定し、めでたしめでたしというお話。
これ系の話見た時いつも思っちゃうんだけど、なんで危険が迫ってるってわかってる人間にわざわざ護衛つけて見回りさせるんでしょうか?
おとりにしたいとかならいいんだけど、そうじゃなくてですよ。
さんざん人手が足りないと言われてるダイロクでわざわざ護衛つけてまで一緒に見回り(しかも見回り行ってやることと言えば喧嘩の仲裁くらい)をする意味とは……。
なら普通に書類整理でもさせてる方が百倍役に立つだろって思ってしまう。
某有名鬼のゲームでもこれ系の話が気になってしまった思い出が蘇りました……w
人間側の敵はさんざん出てきた腐った上層部じゃなくてそこらへんのモブ職員で、妖側の敵は湫だったので、特に目新しさも危機感もなくさらっと危険が訪れ、さらっと解決して終わりました。
儀式も驚くほど一瞬で終わる。なんの代償も要求されないし、「契約変えてくれ!」→「わかったOK!」マジでこれだけです! う~ん軽い!!!
吹けば飛んでしまうんじゃないかと思えるくらい軽いシナリオに唖然としつつクリアしました。
まあ大団円といえば大団円でいいんだけどね……w
最後の最後で出てきた白月と比良の妖怪Ver立ち絵はかっこよかったです! 個別で出てこずここだけなのもったいないな~と思いました。