お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

ビルシャナ戦姫 ~源平飛花夢想~ 源頼朝 感想

ビルシャナクリア前ですが、イカも来ちゃいました!
期待値も不安も高い高木ゲーですが、地雷を踏み抜く覚悟を持ち、ストレスは絶対にあるものと心得て、強い気持ちで臨みたいと思います!w
で、ビルシャナはついに期待していた二大巨頭の兄上、頼朝!!!
このゲームあまりにも微糖過ぎて糖分への感覚がだいぶバグってる自覚はありますが、まあそれにしても結構甘くて満足できました!
以下、ネタバレあり感想です!

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滅茶苦茶期待してましたが、裏切られずよかったです……!
兄上、他ルートだと完全に感情が虚無なのでどうなることかと思ってましたが、すごく情の深い男でしたね。
ビルシャナだと、平治の乱で一緒に逃げた兄たちと父を殺したのは頼朝という設定で。それも逃げ切れないと悟った父親の命令で、一番生き延びる可能性の高い頼朝に業を背負わせるために殺させたという……。
家族を殺したという負い目を押しつけられ流された頼朝は、源氏のために生きるしかなかった。
だからあんなに感情が虚無だったんですね……。
頼朝ルートでは義経以仁王の令旨を知る前に旅立ったおかげで、そういった頼朝の心に近づくことが出来るルートでした。
そういった事実関係が明らかになるイベントもよかった!
定番っちゃ定番なんだけど、義経は道具に過ぎない」って頼朝が言っているのを義経が聞いてしまって……っていう。はあ~こういうすれ違い好きだな~!
あと笑顔ね! 口の端がま~じでほんのちょっとだけ上がってるあの笑顔ね!!! 微妙すぎるけど笑ってるのがわかるのが絶妙でめっちゃよかったです!
ここからぐっと近づくことになるんですけど、それ以前でも、頼朝、懐に入れてくれるとめっちゃ甘いんですよね……。
いやビルシャナは元々微糖なので甘さの概念がバグってるのは認めますが、それでもめっちゃ甘く感じました!
好きなのは、頼朝が「褒美をやろう」って言ってもなんも望まないのに、高綱には「欲しいものがある」っていう主人公に、頼朝がムスッとしてるところ!
可愛すぎて頭パーンなるくらい萌えてしまった……。
もちろん頼朝にプレゼントするために頼朝におねだりするわけにはいかなかったっていう定番のイベントなんですが、ビルシャナだと激甘イベントに感じちゃう(感覚の麻痺)。
ほかにも、義仲を討った後、休もうとしない主人公を馬で迎えに来てくれて、無理やり休ませてくれるところとか。優しいんだよな~……!
まあ一番萌えたのは戦場で知盛に「嫉妬に狂った男の目」してるって言われるところなんですけども……!
嫉妬に!!! 狂った!!! 男の!!! 目!!!!!
知盛グッジョブ、ありがとう……。
ホントにいい仕事してくれますね知盛は……! 言動は変態親父っぽいけど……w
そう、頼朝は意外と嫉妬深いんですよね……。
高綱にお願いをした時もそうだったけど、エンディング後に主人公のお見舞いにみんなが来てくれてるのに嫉妬してたりとか。可愛くて大好きでしたw

 

ところで義経といえばの、平泉に戻った義経が頼朝に朝敵とされる展開、なかったですね。ひょっとしてビルシャナだとこのイベントは一回もないのか……?
終盤、正体が明らかになった主人公がモブ兵士たちに恐れられ、景時を主として「平家だし化け物である主人公は源氏の世には不要」みたいな論調になったとき、あっこれはいよいよアレ来ますね~↑と思ってかなりわくわくしたのに、普通に受け入れられて終わっちゃって、あれって思いましたw
教経ルートとちょっと被るけど、そうやって社会的に義経を殺して、改めて女として生きることにした義経を娶って生きるみたいな感じになると思ったのに……。
ビルシャナ、他に主題があるからなんだけど、義経が女である点への葛藤があまりにも少ないのがちょっと不満だなーと思いました。
教経ルート以外、どのルートも特に男としての義経を殺すことなく、当たり前に義経が女であるとして生きてるのも変な感じだし。まあ弁慶と春玄はそう身分が高いわけでもないのでいいとして、頼朝はさすがにキツくないですか?
歴史ファンタジーだからって言われちゃうと、それはそうなんですが……w
あとラストが毎回壇ノ浦なの代わり映えしなさすぎてちょっとどうかと思うという。
絵的に栄えるのはわかるけど、もうちょいバリエーションが欲しかったですよねえ。
ん~やっぱ頼朝ルートは自害申しつけられて欲しかったな!?

 

まあそんなこんなで、いよいよラストの知盛……!