遙かなる時空の中で5 アーネストルートクリア
※このプレイ日記はネタバレの塊です
アーネストは日本語では丁寧なこと言うけど英語ではボロカスに言ってることが多いということで腹黒設定らしいんですが、これって腹黒なわけではなく口が悪いだけなのでは。
外交官としてイギリスのために尽くすか、八葉として、また愛する神子のために動くかを迫られるアーネストの物語。
主人公好き好き! っていうイベントより、外交官の仕事関連イベントのほうが多かったような印象。
彼の日本に対するツンデレっぷりがとっても好きでした。
アーネストは元々、とある本を読んだことがきっかけで日本のことが好きになり、外交官になって日本にやってきた訳なんですが、到着直後になんと生麦事件が発生してしまうんですよね。
それに加えて、異人差別にも苦しみ……好きだったはずの日本に幻滅していってしまう。
なのに日本文化にすごく詳しくて、それについて語り出すととたんに饒舌になったり、心の底ではやっぱり日本文化が好きみたいなんですよね。
終盤、薩長同盟がなかなかうまくいかないせいで公使が幕府側に肩入れすることを決め、アーネストは私心を殺してそれに従う。
でも、神子の呼びかけと八葉との絆のおかげで、公使の言うなりになるだけじゃなくて、イギリスのためにもなる上に日本のためにもなるよう計らうように努力するようになって、最後はいつも通り上手いこと薩長同盟成立→天海撃破の流れ。
で、この間にちょいちょい主人公への恋が挟まれる訳なんですが……なんですが……。
そんなことよりも端々からあふれ出すアーネストの日本好きにときめいてしかたなかった。日本を好きでいてくれてありがとう、アーネスト!
主人公との恋愛過程はとても薄めなんですが、全然注目してなかったので気にならなかったというね。あっさりではあったけれど、普通にいい恋物語だったと思いますよ。
すいませんマニアックな楽しみ方で。笑
記憶に残っているのは、発売前からスチル公開されていたお茶会イベント。
アーネストが主人公に紅茶をごちそうしてくれるんですが……びっくりしたのが、その時の会話にアヘン戦争のことを持ち出してきたこと。え、なんでなんで? なんでそんな殺伐とした話題しちゃうの?
紅茶は中国人にアヘン売りつけて作ったお金で買ってるんですよってことを、その紅茶を御馳走しながら言うわけですよ。
え、なにこれ、ひょっとしてすごく遠回しな嫌味イベントなの?
一応(?)アーネストはアヘンのことを「あるもの」とかってぼかして言ううえ、主人公はアヘン戦争についてしらないっぽいのですが……。いくら主人公が日本の歴史をよく知らないと言っても、アヘン戦争くらいは知っていてもいいでしょうに。世界史じゃないの?
実は知っていたらそれはそれで、そんな黒い歴史のある飲み物ありがとうな態度は主人公腹黒すぎるだろってなるし……。
ともかくまずはなんでその話題なんだと言うね。もう突っ込みどころしかない。
スチルはいいんだけどな……。
わたしのなかでは、記憶から抹消するくらいしか対処方法が見つからない、遙か5で一番酷いイベント認定されてます。サトウ……。
と、ここまで書いて彼の恋物語についての感想が全然ないという衝撃。悪くはなかったんだけどな……。普通に良かったです。普通に。
アーネストはよくドヤ顔としかいえない表情をするんですが、それがとっても好きでした。
あと、英語の台詞がとってもいい。もっと言ってくれと何度も思ってました。
そういえば、わたしは攻略したキャラクターのうち実在の人物はwikiで軽く調べてるんですが、アーネスト・サトウってwikiの写真でもすごく美男子ですよね!