お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲームのプレイ日記やら感想やら。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲーが好きです。

カエル畑DEつかまえて 総評


カエル畑DEつかまえて ポータブルカエル畑DEつかまえて ポータブル
(2010/11/11)
Sony PSP

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『――全ては社を壊したところから始まりました』

菅野風羽(すがのふう)は月宿(つきやど)高校に通う一年生。

その日は先輩の 『法月(のりづき)』 、同級生の 『広瀬(ひろせ)』 らと共に、部活の一環で何故か “月宿の七不思議” についての聞き込みをしていました。

特に面白そうなネタを拾える訳でもなく、刻一刻と無駄に流れていく時間。

「あー、そーいやうちの学校に変な社あったねー。あれでも調べてみるー?」

という適当な流れになり、その実物がある渡り廊下へ。

そこには 『葉村(はむら)』 と 『空閑(くが)』 の姿がありました。

が、特に二人と仲良くもないのでというかもう1人はクラスすら知らないので挨拶もそこそこにフィールドワーク開始。

お目当ての社は若干古臭く、鍵も掛かっていない様子。

なのに扉が開きません。

錆び付いているのだろうかと社の扉をこじ開けると、なんとあっけなく崩壊。

その瓦礫の中から薄汚れた “何か” が見えます。

現実逃避しそれをぼんやり眺めていると何故か煙が出始めました。

『もしや毒ガスか!!』

渾身の力を込めて遠くに投げ捨てるものの “何か” はちゃっかり帰って来る始末。

結局その “何か” から出た煙に包まれ……気が付くと少女達はカエルになっておりましたとさ。

<システム>

超快適。神設計。

ショートカットボタンの充実(既読・強制スキップ、バックログ、オートモード、クイックセーブ・ロード、通常セーブ・ロードが一発で出せる)、片手持ち機能アリ、既読だと次選択肢までワープできるタイプのスキップ、バックログ・巻き戻しアリ、選択肢だと自動でセーブ(もちろん別枠)してくれるし、当たり前のように全イベント回想できるし、山のようにオマケがあるし……。

まさに「痒いところに手が届く」。なんというか、ほんとユーザーのこと考えてるんだなぁというつくりにしみじみと感動しました。

ほかの乙女ゲームも見習ったほうがいいよ。

TAKUYOゲーは親切設計と聞いてはいたんですが、期待を裏切らない。

唯一、ボイスあるところの台詞を送るのに2回ボタン押さなきゃいけなかったのだけが億劫やったかな。

あと、初めてスチル枠見たときは「やべーめっちゃスチルある!」と興奮したんですが、後に差分スチルも別枠だと気づいて激しくがっかりした記憶もあります笑

欲張り言うと、主人公はかなり個性強くて、あれに自己投影できる人はあんまりいないと思うので、デフォ名呼びが欲しかったな(FDではついたみたいやけど)。

ビジュアルはまあまあ? 立ち絵は綺麗で、ほぼ全員に顔青褪めVerがあったりとか、笑わせてもらった!

スチルもおおむね綺麗なんやけど、横顔がほんま悲しくなるくらい残念

音楽も合っててよかったなーと思います。

特にオープニングはほんまインパクト大。頭から離れん笑

声優さんも合ってるし、カエルVerのときは声変えてたりとか、芸が細かくて楽しめた!

基本的には選択肢を選んでいくノベルゲーなんですが、時折エコ活動のためのミニゲームがある。これ、なかなか面白い。特に放送部はやりとりが面白くて。

2週目からはスキップもできるし、ウザくない程度のゲーム性がよかったなぁ。

このミニゲームでポイントをためてオマケを買うってのも面白かったな。

<ストーリー>

ひょんなことからカエルになってしまった主人公たち。

主人公たちを一時的に人間に戻してくれたネコの妖怪・十九波さんが言うことには、この月宿は、「汚れがたまりやすい土地」らしく、浄化(エコ)活動をすればちゃんと人間に戻してくれるとのこと。

で、浄化を始めた主人公たちは、絆を深めながら月宿の秘密に近づいていく……って感じかな。

前半の共通パートはみんなでわいわい、ギャグ多めの明るいテンション。

初っ端から千木良先輩に向かって「髪の毛乱れてますよ」と言い放つ主人公、「ちぎんぞ、その触覚(←主人公の髪の毛のこと)」と返す千木良先輩、「先輩の髪の毛は乱れてるわけじゃなくてそういうものなんだよ」とよくわからんフォローをする広瀬という、独特のテンションで始まって、もう一瞬で大好きになりました!

広瀬くんの突っ込みが冴えててね、ほんと惚れるしかない

後半の個別ルートは一転、それぞれ個人の問題に踏み込んでいくシリアスな雰囲気。いろんな秘密がじわじわ明らかになっていく。

ただ、シナリオのよしあしにはちょっとバラつきがあったかな。おおむねいいんだけどね。

葉村・広瀬・空閑の同級生トリオはかなりよかったけど、米原・戸神・法月の年上トリオはイマイチだったような。

あと、「浄化」が話の根っこにあって、まぁ要するに「環境問題」が根底のテーマなんですが……。

はじめのうち、明言はされてなくて「あ、環境問題がテーマなのね」ってプレイヤー側が思うくらいのときはよかったんだけど、後半になるにつれ、「汚しまくる人間は最低」「環境問題は身近」「もっと一人ひとりがちゃんと考えて」みたいな、モロに「環境問題について考えようね!」発言が増えてくると……ちょっと萎えたかな。

なんか言葉が上滑りしてるというか、クドいというか。

特に、千木良先輩が法月ルートで「環境破壊する人間は最悪」みたいなことをペラペラ語り始めた時はショック受けました。おまいさんそーゆーキャラやったっけ

「環境問題を連想させる」くらいでストップしておいて欲しかったなぁ。

しかし、キャラクターはみんないいし、シナリオも、特に葉村・広瀬には最高にときめきましたよ!

何より主人公がよかったなぁ。たぶんどの感想を見ても同じように書いてあると思うんですが、まさにそのとおり。

今までに出会った個性アリ主人公の中では、一番といっていいほどに魅力的でした!

ちょっと厳しく言っちゃったりもしましたが、ほんと好きなんだよ!

好きになりすぎて愛が暴走したというかね。

FDやるのがほんと楽しみです。千木良先輩っ!!!

キャラクター別感想

 →葉村椋人

 →空閑正臣

 →広瀬優希

 →米原美咲

 →戸神明杜

 →法月蓮

 好き:広瀬≧葉村>>戸神>空閑>米原>法月 あと千木良先輩 愛