CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ 鷹斗&キング攻略
※このプレイ日記はネタバレの塊です
何故王様マントを着ていたのかがとっても気になります。趣味なの?
「きみのいない世界なんて、いらない」
これに尽きる男でした。これが鷹斗の全て。
主人公を助けたいがあまりちょっと世界をぶっ壊しちゃったり、主人公が危険な目に遭うかもしれない理不尽な世界許せない→よし全部俺が支配して管理すれば解決!という理不尽すぎる思考回路を持っていたり、天才の癖にトンデモでもある鷹斗さん。
作中で、天才であるが故の孤独を主人公が打ち壊してくれて好きになったみたいなようわからんことを言ってますが、要するに初恋で盲目になっちゃったのが暴走したんだなぁと思うと、壮大なストーリーの割に根っこが単純で愛らしいなぁと思いました。
まぁ、やってることは可愛くないんですけどね。
レインが元凶とはいえ、鷹斗は世界を壊した犯人なので、断罪されるとか、最終的に壊れた世界をどうにかするのかとかがあると思ったのですが、そういうことがなかったのがちょっと残念。
トラは改心とかの問題じゃないヤンデレであるのに対して、鷹斗は改心の兆しがあったし、主人公も最初は反対してたし、そういう流れに行ってもおかしくないかなーと思っていたので。
鷹斗は、際どいところではあるんですが、帰還EDのほうが好きかもしれません。
何も知らない鷹斗が、キングから手紙を受け取って主人公を助ける……っていう流れが、すごく切なくて好き。
最後、壊れた世界の主人公が目覚めてるってのは、そういうことってことよね?
ただなぁ……わたし、このゲームをプレイしていてずっと引っかかってしまっているのが、このゲーム内では、基本的に別の時空でも同じ人として扱っているところなのですよね。例えば「壊れた世界の鷹斗が、壊れた世界の主人公を救う手段として、近似値の過去から主人公の意識を持ってきてる」ところとかさ。
わたしとしては、もうここから違和感があるわけなのですよ。
いくら近似値でも、別の時空だったら、別人だと思ってしまうのよね。元の世界の鷹斗と、キングは別人。もちろん、元の世界の主人公と壊れた世界の主人公も別人。
そういう意識が、わたしのなかにあるんです。
終夜は終始同じ意識だから問題なし。
トラとビショップは、ほぼゼロから元の世界の主人公に惚れていってるからOK。
問題は理一郎と鷹斗で、彼らが惚れているのは、もともと「壊れた世界の主人公」なのよね。「元の世界の主人公」ではない。むしろ、「壊れた世界の主人公」と「元の世界の主人公」を同一視してる。
なので、なんだかひっかかってしまう。りったんと鷹斗には、素直に萌えられませんでした。
基本的にはすごく面白いし、なんだろ。楽しんではいるんだけど、あーもう、もやもやするっ!
そしてレイン……レインは何で攻略できないの?
一応EDはあるのですが、鷹斗ルートの付属なのよね。
鷹斗をクリアしたら、レインルートあってもよかったと思うくらい、かなり思い入れが強くなったので。
ほんと、レインと央はなんで攻略できないのか理解できない。
央も円と取り合いしていいのになー! ちょっと恋心を秘めてる描写があるだけに、悔しいぃ。あんなにイケメンに育ってるのにー!
しかし鷹斗は序盤からベタ惚れのベタ甘なので、そこまで萌えなかったというのが正直なところ。
「なんとかこいつ幸せにしてやりたいな」とは思うものの、やっぱりわたしは興味ないor嫌い→お前がいないと生きていけないになるのが楽しい派の人間なのでねぇ。
個人的には、他ルートから横槍を入れてくる悪キングのほうが好きでしたw
無理やりちゅーさせる展開とかは嫌いじゃないんだよ、キング?