お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

VitaminR 総評

 

VitaminR (通常版) VitaminR (通常版)
(2013/08/08)
Sony PSP

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WARNING!!不良(ワル)な生徒(オトコ)達の、六重奏───。
馬鹿と阿呆の次は、不良(ワル)───。
舞台はとある超名門音楽院、アヴニール音楽院。 中高大学と一貫教育を主旨とした由緒正しき名門校だ。
西野優那(あなた)は、短大卒業後、 アヴニール音楽院がある町の図書館で司書を務めていた。
しかし、とある理由から、一年間の期限付きで アヴニール音楽院へ転職させられることに。
意気揚々としてやってきたアヴニール学院だったが、 自分が担当するクラスは想像を絶する問題児達の集まりだった。
「CLASS R」と呼ばれる、アヴニール音楽院の中でも いわゆる落ちこぼれた音楽院生たちだけを集めたクラスだった。
音楽を奏でようとしない彼等は史上最悪の生徒として、「W6(ワルロク)」と呼ばれていた。
才能はあるものの、様々な理由で音楽活動に前向きではない 彼らを貴女はどう導き卒業させられるのか?
不良(ワル)な男たちに振り回される日々が今、始まる。
やがてやってくる、感動のグランドフィナーレとは───!

 

 

<システム>

システム……☆☆☆☆

安定のVitaminで、痒いところに手が届く。
目パチ口パク完備かつ、立ち絵がコロコロ変わって飽きないところは変わらず嬉しい。
が、デフォ名呼びがないところも相変わらず。
TYBもそうだったし、ここはデフォ名呼びをつける気がないのかな?
あと、夏服が無いので、夏場に暑苦しい印象があるw
暑い暑い言いながらジャケット着てるとは何事だ状態。前はあったような気がしたんだけどなぁ。

 

ツッコミ&スルーも変わらずのシステムですが、アクションポイント自体は各章5個固定で激減。
あとW6はキャラ的に頭はそこまで悪くない設定だからか、もうネタが尽きているのか、間違いというよりは生徒の理不尽に対してのツッコミだったりで、アクションポイント発見が難しくなった印象。
月末試験もネタが尽きているのか、一般常識はまだしも、各国の国鳥・国石等のわかるわけねーよ問題も多数。
音楽史も難しいところあったけど、今回のテーマ的にしょうがないかと。
ただ、全問正解を要求する場面はないので、8割くらいとっておけば大丈夫です。
おまけも変わらずの充実具合。

 

ビジュアル……☆☆☆☆

スチルがちゃんとご褒美になっている……!
これだけでもう感動ですわ。
進化をひしひしと感じました。
難を言うなら、攻略対象のピンスチル(しかもあんまり動きがない)がかなりの割合を占めていたこと。
あちらを立てればこちらが立たずといったところか……。
あと一歩! って感じですねえ。

 

音楽……☆☆☆☆

クラシックアレンジが相変わらず素敵だ!
一真の魔王アレンジ、W6テーマの怒りの日アレンジが特に好きだなぁ。
OP・EDもいつもの岩崎節ですが、今回はEDが好き
何回も聞いてるうちにはまりました!

 

<ストーリー・キャラクター>

ストーリー……☆☆☆☆

Vitaminシリーズと言えば、問題児暴れる→カウンセリング→問題は解決してないのに何故か落ち着いててイチャついている という流れだったような気がするのですが、今回はきれいにまとまっていました
ちょっと急ぎすぎなところも見受けられましたが、それぞれの問題を投げっぱなすことなく、最後まできちんと解決している……!
ということで、個人的に、ストーリーに関してはシリーズで一番好きかもしれません。
特に瑛太の話は号泣しました。まさかVitaminシリーズで泣くとは思ってなかったので不意打ち食らいましたw 

 

キャラクター……☆☆☆☆

バカでもアホでもなく、ワル
というふれこみですが、基本的にはいつもと変わらぬVitamin
頭の悪さが前2作よりはかなりマシなくらいかな?

 

一真……天才型、俺様
・玲央……秀才型、クール(ただし親父ギャグを言う)
・ジャン……裏がある系紳士(そんなにないけど)
・カオル……猫かぶり
瑛太……破壊的悪戯小僧
・司……素直で可愛い天然タラシ忍者

 

好きなのは
瑛太≧司>>一真>>>玲央>ジャン>(越えられない壁)>カオル
カオルのとある一要素が受け入れがたかったゆえのこの結果なので、あれさえなければもう少し違ったかも。
瑛太と司はダントツ!
司はその素直で可愛いところにメロメロ。たぶん、シリーズで一番アクのないいい子なんじゃないかな?
瑛太は最初こそ清春以上の暴れっぷりに引いたものの、懐き始めてからの可愛さと、ストーリーがよかったのが大きいです。
ただ、暴言・暴力レベルは群を抜いているので、「死ね」「ブタ」等の暴言、「噛みつく」等の暴力に耐性のない人は要注意。
リジェゲーにはままあるタイプなんですけどね。

  

もうワンパターンといえばワンパターンですが、期待を裏切らず、変わらぬ勢いを見せてくれて嬉しかった!
華ヤカが正直ちょっと停滞していたところ、このVitaminRは久々の一気フルコンプできました。
とにかく最後に残してた司・瑛太がよかったってのがでかいかも!
清治好きは瑛太のこと、好きになれると思います。
Vitamin好きなら買って損はない!!!
ファンでなくても、ストーリーのまとまりが随一なので、Vitamin導入編としてもいいかも。