FINAL FANTASY XV

ファイナルファンタジー XV 初回生産特典 武器「正宗/FINAL FANTASY XVオリジナルモデル」アイテムコード同梱 - PS4

最先端ゲームの感動体験を全てのユーザーに。
初めて「ファイナルファンタジー」をプレイする人のための、15番目の最新作。

「リアル」と「ファンタジー」の融合により生み出される圧倒的な世界観とグラフィック、そしてシリーズ初の挑戦となる「オープンワールド」の採用、さらにアクション性の高い爽快なバトルの導入によって、プレイヤーは世界に浸り、これまでにない最高の自由と臨場感を味わうことができる。

「ファイナルファンタジー」は新たな世代のための新たな礎を、今、再び生み出そうとしている。

 

感想の都合上展開に関するちょっとしたネタバレ風のところあり注意。

核心を突くネタバレはなし。

つれぇわ。

ちょっと厳しい感想になるので楽しみにしてる人とか楽しんでクリアした人は見ないほうがいいかもしれません。

前半と後半で完全に別ゲーなので、前半後半の感想分けたいと思います。

前半のいいところ

・オープンワールド風のそこそこ広大なマップを仲良し男4人組の気まま旅は面白い
・男旅のやり取りが見てて楽しいし空気感よく出来てる
・サブクエいっぱい
・戦闘はスタイリッシュ
・料理をはじめとしたグラの出来がすごい
・服の汚れとか車の泥はねとかすごい
・フィールドの雰囲気めっちゃいい
・BGMいい
・ドライブ楽しい
・釣り等のアクティビティが充実

前半の悪いところ

・開始してすぐ国が滅びてる＆父王の訃報聞いてるのにショック受けたのは一瞬ですぐお気楽旅に戻る
・祖国を裏切り滅ぼし父親を殺した敵国の面々と何故か仲良くしている
・討伐系のクエが1つずつしか受けられない
・地図のショートカット不便かつロードがくそ長い
・ドライブ飽きる
・サブクエがお使いしかないことに気づくと悲劇が生まれる

 前半だけで言うなら神ゲーとまではいかないまでも、そこそこの評価。

問題は後半。
ターニングポイントは8章かな。

そこから以降、急激に行動が制限され、FF13なんか目じゃないほどの一本道ゲーをひた走ることに。
いける場所もほとんどなく。やれることもほとんどなく。
そもそも乗り物に乗ってるだけで終わる章とかあるしｗ
ただ、とある方法で(特に前振りはない唐突なご都合主義設定により)過去に戻ることが可能なので、前半のゆる旅やサブクエはいつでもできる親切設計。

リヴァ戦をはじめ、ムービーの美麗さはさすがだけども、ほんとにそれだけ。

展開はやたらマッハで描写も薄く、重要っぽいキャラも物事も、その背景や経緯のわからぬまま「え、あいついつ死んだん？」とあっけに取られるくらいあっさりいなくなるわけです。
こいつここで死ぬ必要あったんかいなと思ったり。
そのわけのわからないまま話が流れ、途中ほぼ全ての攻撃方法を奪われたまま超絶長いバイオハザードもどきダンジョン(めっちゃ長い)をさせられ。
正直ここのストレスが半端ではないｗｗｗ
しかもこの、今までやってきたことと全く違うことをさせられるわけのわからんバイオ風ダンジョンが実質のラスダンというｗ
そしてあれよあれよという間にエンディングなわけです。
ラスボスの存在も謎で、ご都合主義な超能力持ちすぎだし、なんなんこいつ。

ラストバトルそのものは召喚獣の演出とかもいいし、エンディングムービーそのものは美麗だし、感動しろといわんばかりのエンディング作りだけど、なんというかもう、超展開すぎてそれどころじゃない。
粗と超展開が目に付きすぎてほんとしんどかった。

なんだろう、これ製作チームが力尽きたのかな？
前半のゆる旅とかイグニスの料理とかにくそほど力入れるなら、もうちょい後半のシナリオとかマップとか頑張れなかったのか。
ひょっとしたらすごく深くていい物語なのかもしれないけど、だとしても描写不足すぎてわけがわからないよ……。
前提として物語の背景も映画(キングスグレイブ)頼みでゲーム内ではほとんど語られないのも問題だと思うけど、映画のシナリオはすごくよかったし、その続きの物語なのにどうしてこうなったのか。

とりあえずもうFFシリーズナンバリングを発売日に予約して買うなんてことはもう絶対しないということを強く決意できる作品でした。

いままでありがとうFF。さようならFF。

後半の(悪い意味での)怒涛の展開のせいでほんとは★1にしたかったですが、前半はいいし、グラBGMもとってもいい、ゲームシステムそのものもいいので辛うじて★2で。
素材はほんとにいいんだよね、素材は……。

シナリオの粗と超展開、納得いかないところに関してはまた別記事書こうと思います。
10年待っただけに負のエネルギーがとどまれないんですｗｗ