お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

剣が君 螢感想

剣が君

 

立ち絵で見える背中がセクシーすぎる。

以下、ネタバレの塊です。

 

 

見た目的に「絶対鬼だろうなー」と思ってたら、予想通りでしたね!

あと、斬鉄さんが同じデザインの服ですよね。鬼の伝統衣装なのかな。

鬼隠してるならソレやめといた方がいいんじゃ……とか思ったりしましたw

 

螢ってぶっきらぼうな振りして面倒見がいい系のキャラで、まあそれはいいんですが、正直導入部分の「父子の借金肩代わり」はどうなの~って思いました。

だってこの父親、見得のために借金してて、完全に自業自得だよね。それで娘に累が及ぶのは確かに可哀想かもしれないけど、助けて無条件に金やるのってただの施し、甘やかしでしかないと思うんですが……。

この時代は真面目に生きてても生活すら苦しい人もたくさんいると思うので、なんでこんな道楽バカを意気揚々と助けようとするのかわからない。いい人設定の導入話にするなら、せめて生活苦で借金しちゃった人とかにしといてほしかったw

人助けと甘やかしは全然違う。相手は子供じゃないんだよ。金はちゃんと返せとも言わないし、責任全く取らせないのがやり方として最低だよね。

螢について一番腹立ったことです! 個別ですらないんだけどねw

 

螢と香夜はいわゆるケンカップルなのですが、ケンカは多少無理やり感があったりしましたねw

キャラ的に香夜がかなり人間できちゃってるので、酔っ払って絡んできた縁に対してキツく当たるくらいでそんな怒るような子か? という不自然さが出ちゃってました。

ケンカップル自体は大好きなんですけどね。香夜にツンケンしちゃう螢そのものはニヤニヤしながら見てましたw

おばあちゃんが絡んできてからの、照れてるだけやんけ状態になってからの螢はほんと無敵ですよね……。おばあちゃんも可愛いし、この3人の絡みはすごく癒されました!

 

おばあちゃんが病に臥せったとき、霊験あらたかな水を汲みにいくのですが、ここで実彰さんがラッキースケベイベントで出てきてすんごい笑っちゃいましたw

森の中で自ら裸でいておきながら、助けてと言われ、襲い掛かられ、実彰さん可哀想過ぎてw

ここで螢ちゃんボコボコにされ、鬼、それも鬼の王族であることが発覚するのですが、涙目のスチルかわいいなって思ってしまいました……!

 

螢が剣取りに固執していたのは、一番刀になって鬼の帯刀を許してもらうため。

腐らず、人への憎しみに囚われず、目標を立ててひたむきに努力しながら、御用聞きとして人間のために働いてきたのは素直にすごいなあって思いました。

真っ直ぐな螢と、鬼でも人でもと言って受け入れる香夜と。気持ちが繋がって、ほんとよかったね……。

 

 

>剣ルート

(さんざんイヤミ言われながらも)左京と組み、斬鉄をはじめ鬼たちを捕縛。

実彰すら下して剣取りも成功し、家光に無事鬼の帯刀を直訴する事が出来ました。

もう、ここ、螢も家光もほんとかっこよくてねー!

人間が憎いかと家光にが問い、一族を殺されて憎しみを持たないものはいないと螢が答え、刀を望むのは憎しみを成就するためかと問いと、和を結ぶためと答え……。

人間と鬼族の争いに終止符を打つと宣言した家光様のかっこよさよ……。

家光様ルートはどこなの……?

いや螢もかっこいいんだけどね!?

 

・荒魂エンド+後日談

家光は鬼の帯刀許可を宣言してくれたものの、現実はうまくいかず。

いつものお人よしを発揮して助けた鬼は辰影が差し向けた刺客で、螢はその凶刃に倒れてしまう。

香夜の腕の中で息を引き取る螢。

ほんとは鬼の帯刀なんてどうでもよかった、あなたさえいてくれればよかった、こんな私を嫌な子だと言って叱ってくれ、って泣く香夜が切なくてね……。

剣取りの瞬間までがものすごく充実してて、ほんまにこれ剣ルートなのかってくらい幸せいっぱいだったので、その落差にまたやられてしまいました。

後日談で家光のもとに直談判しにいく香夜。

そしてここでまた家光様が! かっこよくて!!

しゃしゃり出てきた辰影に対して、お前のやったことは知ってて黙殺してやったんだ、今回は黙ってろって言うのにマジで痺れました……。

家光様ルートはどこなの……?(何回目)

しかし螢ルートでは辰影いいとこないなw 縁ルートではあんなにいい人だったのにぃ!

 

・奇魂エンド+後日談

剣ルートなのに、まさかのハッピーエンドw

家光の宣言後、実際にうまくいったパターン。

鬼の頭領的立場になり多忙な螢とのすれ違いが続くが、父と護衛の一芝居で無事くっつく二人。

隠し切れなくて笑っちゃう実彰さんが可愛かった……!

後日談は、またしても多忙ですれ違いをする二人に鈴懸がハッパをかけて、プロポーズまで到達します。

 

 

>君ルート

螢のおじいちゃんがつれてきた許婚のもたらすゴタゴタによって、剣取りを諦めてしまう君ルート。

ここ結構違和感あったなw 「今じゃなくてもいい」とは言うんですが、そんなあっさり心変わりすんのか~ってなっちゃいました。

許婚は結局螢のことが好きではなく、螢にももちろんその気はないので、そこはさらっと解決するのですが、今ルートの問題は香夜の父

螢が鬼だと知り、「鬼族と一緒になるなんて」とまさかの大反対。ゲーム開始当初にも出てきた塩まきの再来ですw

 

・和魂エンド+後日談

父親の言葉に逆らえず、いったんは螢のことを諦める香夜。

出せない手紙を書くも、気づくとその手紙が消えていて、螢からの返信が届くようになる。

そしていつしか鬼だとバレて追われるようになった螢と駆け落ち……。

後日談は駆け落ち中のエピソードなのですが、ここでの螢は何故か鉢巻をしておらず、喧嘩の仲裁をしていて頭巾が落ちただけで鬼だとバレてしまうというw

いや逃避行してるんだから鉢巻くらいしようやって全力で突っ込んでしまった……w

シナリオの内容そのものは、娘を不幸にしたくない父親の、どうしようもなかった最後の選択が心に染みるいいルートなんですけどねw

 

・幸魂エンド+後日談

反対されても諦めず、頑張る螢のルート。

あまりにも食い下がる螢に、「山吹を1000本集めて来い」と無理難題を押し付ける父に、香夜は怒るが、螢は素直に受け入れる。螢は香夜以外に対してだと対応が大人でカッコいいのがいいですよね。

ああまで言われて、お前のことを心配してるんだ親の事を悪く言うもんじゃないなんて、なかなか言えることじゃないよ。

山吹探しで活躍するのが、まさかの実彰さんw まさかのっていうかまたかっていうかwww

なんかこのゲーム、実彰さんの知恵袋って感じあるな……w 薀蓄と知識ネタは任せろ的な……w

実彰とかむろの助けを借りて無事山吹を集めきり……またここの山吹を抱えた螢のスチルが素敵で!!!

螢の真摯な行動に絆され、父親も無事認めてくれて吉備国の鬼の城に嫁入り。

香夜もいい嫁になったようで、ここのエンディングはすごく好きでした。あと鬼族の格好してる香夜が最高に可愛い!!!

 

 

 

そういえば、さんざん家光ルートはどこと叫びましたが、螢ルートは金四郎親分もかっこよくてねえ。

どこだったか忘れたんですが、鬼のやる事なすこと全てに罪悪感を抱く螢に、責任を全部とろうなんて思い上がりもいいとこだってキッパリ言ってくれるのにはシビレました。