お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

遙かなる時空の中で7 黒田長政 感想

ふわラテルート……じゃなかった、長政ルート!
いや~~~ふわラテだけどよかった!!!!
ふわラテふわラテうるさいけど、これ全プレイヤー同じ気持ちになるでしょ!?(クソデカ主語)
ということで以下、ネタバレあり感想です!

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とりあえずふわラテの存在感がすさまじい。
ふわラテ、現代で飲んだときに長政が気に入ったってことで、戦国の世にも持ってきて事あるごとに飲むんですよ……。
なんていうかこう……マジで……なんでよりにもよってふわラテなの!?
語感的にもすっごい浮いてて正直キツかったですw
長政ルート、シナリオはものすごく整ってるし、恋愛過程もいいし、萌えるんですが、ふわラテが存在感ありすぎてまじで邪魔でしたw

 

まあ、ふわラテは置いておきましょう。閑話休題
長政ルートはほんとにバランスが良かったというか、完成度が高かった!
特に好きだったのは、「戦」「役目」についての価値観。
「目の前の戦を止めることは難しい、止められる戦があるとすれば、それは何十年も先の戦だ」「龍神の神子の役割は怨霊を浄化し龍脈を正すことで、戦に関わることではない」「黒田家当主と、龍神の神子(+織田の娘)としての立場」等々、THE戦国! って感じの価値観・シナリオが本当に良かった!
童女」とかって散々からかいながらも、その実七緒に惹かれそうになっている長政が度々頑張って自制しているのもグッとくる。
イベントの緩急も良くてね。黒田家に到着して、温泉で一汗流して、あやめちゃんや隣湯の長政と笑って話し合うほのぼのしたシーンから一転、若い家臣達がカピタンに連れ去られていたことが発覚して長政が激昂しちゃうところとか、凄く好き。普段余裕なキャラが余裕なくすシーン、好きだなあ……。
あやめちゃんに怒っちゃって、七緒が「子供に当たらないで」って言うのを素直に反省する長政もかわいかったw
結城さんと「銀の弾」のかかわり方も良かった!
結城さん、糸目だし人当たりいいし、最初は疑ってたんですが……www
人が善さそうなキャラをとりあえず疑っておく癖、よくないですね。反省だわ!w

 

このルートでは織田は歴史通り西軍なので、東軍の長政といったんはわかれるんですよね。
そこもよかったなあ……。
個人的に大好きなのは、岐阜城を守ろうとして五月が城下をわざと焼いて敵を火攻めにするところ。
あの五月が戦に関わって、しかも火攻めで、滅茶苦茶苦悩してるのが最高に燃えて萌えた。
遙か7は神子の力が強いですし、自由に現代に戻れたりするので、割と力業で問題解決しちゃうことが多いんですが、このルートは割と泥臭い(褒め言葉)方法で戦ってくれてるのが本当に良かった。敵も味方も血を流す。肉を切らせて骨を断つ! って感じでゾクゾクしました!
戦ですからね。綺麗に終わるわけないんですよ!!! 泥臭くてナンボやで!!!(謎の熱弁)
ウィリアム・アダムス(三浦按針)と出会って、現代に戻ったときにそれについてネットで調べる展開が出てくるのも熱かった。いや正直ようやくかって感じなんですが!w
こちとら、なんで歴史調べへんねーんってずっと思ってたからね!www
ついでに長政や今後の歴史について調べようとして、余計なことを知るのが怖い……みたいな感じであえて調べるのをやめるのも◎!!!
こういう風に話を持ってこられると、調べないことへの納得感が段違いです!
長政ルートでやるから省いたんだろうけど、ぶっちゃけこれに関しては共通ルートの序盤でやって欲しかったネタでもある……w

 

神子との縁結びも、戦功の報償として一度家康の養女にさせて、そこから娶るという方法をとるのが、う、うわぁ~~~戦国だぁ~~~!!! ってテンションぶち上がりましたwww
そこに至るまでの過程もね、七緒が長政を追って戦場にやって来ちゃったのを見て、龍神も神子も本来現世の戦には関わらんものだが、俺は龍神の神子をただの女の引きずり落としたか」「となれば、俺も覚悟を決めねばなるまいよ」って言うのがもうね、な、長政様~~~!!! って感じでした!!!
ただの女に!!! 引きずり落とした!!!!!! この表現最高で泣いた……。
アタシ黒田家の嫁になります……。
最後にいろんな人と文通してる七緒に嫉妬する長政様も可愛かった!
長政ルートほんと最高でした!!!