お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女(テンペスト魔女)ゼン 感想

これどういう終わり方するんだ……て普通に予想が付かないですね。

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ということでゼンルート、以下ネタバレあり感想です!

 

 

クライオスの強烈な愛に触れて、これもう恋愛できねえだろ状態になってたんですが、普通にめっちゃときめきました。
まず記憶がないはずのティレルとクライオスがアナスタシアに照れ顔見せてくれるちょろっちょろなところであざといなと思いつつときめいてしまうという……。
しょうがないじゃん!!! だってもうこっちは好きなんだもんな!!!

しかしちょっとときめきつつほのぼのしていたのは一瞬のことで、ゼンルートは全編まじでしんどかったです。
魔女裁判は基本的に人狼ゲームみたいなものなので、つまりループ+人狼ゲームと言えばほぼほぼ鉄板ともいえる主人公サイドが人狼側になる展開があり……それがゼンルート。
いやも~これまじでしんどかった。
初回裁判、必死になってコンラッドに罪をなすり付けようとした(最低)んだけど全然上手くいかず、結局マヤを犠牲にするしかなかったの辛かった……。
まあこれ、固定なんだろうな流れが。そこまで分岐するわけないししょうがないんだけど……。
マヤもそうだし、次のクライオスも、向こうは一度きりの人生と思ってるはずなのにアナスタシアを信じて罪を被ってくれるのがまじでメンタルに来るし、それを素直に受け止めて傷付いてしまうアナスタシアがまた……。ティレルもクライオスも、過去に育んだ絆は消えてしまったんだよ……。
クライオスを犠牲にして、翼騎士団の面々からボロクソに貶されるのもしんどかったなあ……。顔もないモブなんですけど、良くして貰ったっていう強烈な印象があったので、余計につらかったです。
そういうアナスタシアを見てゼンは「もう逃げてもいい」って何度も言ってくれるんですよね。傷付いてぼろぼろになったアナスタシアに「大丈夫だ」って言ってくれるのも最高だったし。結局ゼンを元の世界に還したんですけど、戻ってきてくれたゼンが心の折れたアナスタシアのために、アナスタシアの自己犠牲に対して「その思考、狂ってるし、病んでるよ。人身御供かって。前時代過ぎて鼻水出るわ」って突っ込みながらも、「けどそれがお前なら付き合ってやる」って結論に至るのがもう~~~~~めちゃくちゃいい!!!
「もっと気張れ。両手両足がブチ切れるまで走れ。死ぬまで、死んでも這いずり回れるのがお前の長所だろ」
ゼン自身はそんなこと微塵も言いたくないだろうにアナスタシアのために言ってくれるの最高~~~!!!!!
もうこんなんゼンと添い遂げるしかないくらいの気持ちになってるわけです。ティレルとクライオスの記憶もあるのに。
これ大丈夫……!? いや全然大丈夫じゃないが!?!?!?
……という感じで全編しんどかったんですが、普通にほのぼの萌えるところもありました。捜査パートで男装したアナスタシアと一緒にきゃあきゃあ言われるところとか良かった……。

あとこれは絶対邪道なんですが、アナスタシアを言葉責めするイシュに爆萌えしました。
助けられなかったって泣くアナスタシアに「あんなに情けなくて弱々しい姿を知ってるのはボクだけだよね。嬉しいなぁ」って責めるのマジでさ……。最高。ありがとうございました。

ということで最後? のルーシェンルート行きます!
ねえこっからどうやって終わるの……!? 最後にルート分岐あるのかな。全キャラと愛を育んだ記憶を持ったまま選択するって、ものすごい……すごくないですか? ループゲーだと、記憶を失ってってのはありますけど。記憶を持ったまま……そんなんあるのか……。

ED後の話は、ご都合主義とはいえどうしてもついて回ってしまう不老不死問題に割と綺麗な形で決着がついてたんじゃないかな~と思います。
わたしは異世界への転移が自由に出来るなら、1年ごととかにお互いの世界を行き来して平等に年を取るようにしていけばいいんじゃないのか? ……とか情緒のないことを考えてましたww
ていうか酔ったふりして記憶をなくすのはまだしも、「ほくろ~」とかは絶対楽しんでただろ!? ありがとうございます!!!