お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲームのプレイ日記やら感想やら。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲーが好きです。

夏空のモノローグ カガハルルートクリア

カガハル

※このプレイ日記はネタバレの塊です

もう買うまいと思っていたPS2ソフト、しかも限定版を買ってしまって、ハズしたらどうしようとどきどきでしたが……正解でした、しかも大正解

切なくて涙が止まらんかった……! カガハルー!


カエル畑、ビタミン等に拍手ありがとうございます♪

プレイし始めて、序盤はVNRシステムという正直糞なテキスト表示システムにいらいらしっぱなしでした。

説明書や公式サイトの例みたいにカットイン+テキストの表示形式はすごくいいんですが、普段は立ち絵表示のときもスチル表示のときもその上にテキストが表示されるってどうなの。

あれです、「かまいたちの夜」みたいな方式。

ビジュアル重視の乙女ゲーにおいて、一体誰がそんな糞システムを望むと言うのか……。

見にくい、肝心の立ち絵もスチルも異常に見にくい!

立ち絵の変化とかいらないんじゃないかレベルに見にくい!

まぁだんだん慣れてきましたけどね。

ストーリーとしては、7/29、科学部が廃部になる前日、みんなで「ツリー」という謎の超高層建築物が「歌う」のを見に行ったら、7/29がループし始めた、というもの。

ちなみに、主人公は1年前以前の記憶を失ってます。記憶喪失。

延々と繰り返されるループの秘密を科学部で解明しようと集まるわいわいな部分が共通パート。

ここがまず楽しい! 部長のトンデモさとか、木野瀬くんのやさしさとか、篠原くんのツンデレとか、先生のダルっぷりがいい味出してて。

ループがある程度過ぎてから、個別パート。こっからはかなりシリアス。

カガハルくんはひとつ年下で、主人公に告白しまくってくる(主人公は冗談だと思っている)明るいやんちゃっ子。

共通ルートでは主人公に冗談みたいに告白しまくっていたり、部長に唆されて空を飛んでみたり(笑)楽しいことばっかりしていたので、後半のシリアスさにはびっくりしました。

彼は実は「絵を描く人」で、ある時、それを目撃した主人公は、別人のような静謐さで絵を描いたり、やんちゃなだけじゃないカガハルくんに惹かれていってついには告白するんですが、今度はカガハルくんにそれを冗談だと思われてしまう。

でもそれは実は、ループが終わったらカガハルくんは海外に5年間留学に行くことが決まっていたからなんですね。想いが通じ合っても結局は主人公を置いていくことになるから冗談みたいに告白していたし、主人公のも冗談みたいに扱った。

やべえ、粗筋書いてるだけで泣けてきた……。

あのやんちゃさの裏側にこんなものが隠れていたのかと思うとほんと泣ける。カガハルくんの想像を遙かに超える大人さに惚れる。

ループが終わったら科学部が終わってしまうこと、カガハルくんがいなくなってしまうことを恐れて「ループがずっと続けばいい」と思う主人公と、寂しいけどそれでも前に進もうとするし、留まりたい主人公のことも受け入れてくれるカガハルくん。

実はカガハルくんは、挫折しかけていたところを過去の主人公に励まされていて、だからはじめから主人公のことが好きだった。過去の自分は「自分じゃない」と思っている主人公は過去の自分に嫉妬してしまう。でも、カガハルくんは過去の主人公も現在の主人公も一緒で、今も昔も好きだって言ってくれる。

主人公の前ではこんなに大人な振る舞いをして暖かく包み込んでくれるのに、実は先生の前では「行くのが寂しい」って泣いてるんですよ……。

もうね、泣けて泣けて

柔らかで優しいカガハルくんの一挙一動、そこに行き着くまでの葛藤とか、振る舞いの裏側を思うと、もうほんとに……切ない

こんなに男前っているのか……。

絵を描くカガハルくんを初めて発見したとき、腕輪をはずすところを見かけてから、ジェットコースターに乗るみたいにカガハルくんに惹かれていく、夢のように楽しいループから現実に戻ることを恐れる臆病な主人公にシンクロしまくってやばかった……。

ループが終わってほしくない

大学の卒業式の数日前にプレイしてしまったので、主人公の気持ちが痛いほどわかって……。

それにカガハルくんへの気持ちが加わって。

ほんとに、大好きです。先輩

って言ってくれるのに、それでもやんわり主人公を拒絶するカガハルくんに最後の一押しが出来ないでいる主人公が、木野瀬くんに後押しされてカガハルくんに「5年間待つ」ってことを伝えて、ハッピーエンドを迎えるまでほぼ泣き通しだった気が。

いやエンディングもね、ハッピーエンドなのに切ない余韻が残るんだ……。

あれもう文章量が気持ち悪いくらいになってる?

いやまだ全然語り足りてないんですよ?

もう、ほんとはもっといいシーンがいっぱいあってですね……二人で過ごす美術準備室だとか、カガハルくんの回想話だとか、ループ終了前に主人公の絵を仕上げるところとか……!

ぶっちゃけ乙女ゲーって、泣きゲーとか言われてても所詮そんなたいしたことないだろ~とかってタカをくくっててほんとすいませんでした。号泣しました。

ほんと頭悪すぎるVNRシステムとか気にならないくらいシナリオが最高だった。

PS2の、しかも限定版ソフトを買ってしまいましたが、早くも後悔の気持ちはなくなりました

これでVNRシステムを撤廃してPSPに移植したら絶対買う。

追加要素があっても買うかもしれん……いやほんと、よかった。