神なる君と ニノ神弓鶴攻略
華ヤカ中心に、各記事に拍手ありがとうございます♪
特に三尾さん、コメントまでありがとうございました!
※このプレイ日記はネタバレの塊です
どエスめがね、ごちそうさまです。
このゲームの雰囲気……夏空に似ている!!!
わいわいコメディ前半パート(絵馬イベントという選択性イベントあり)→シリアス個別パートという流れ、地味さ、優しい日常の雰囲気……。
と思ったら、ディレクターさんが同じなのですね。一(にのまえ)ジョーさんという。
ははぁ、このディレクターさん、きっとわたしと相性いいんだわ。こういう雰囲気のゲーム、ほんと好きです。ま、売れないんだけどな。地味だから。笑
でも、頑張ってほしいなぁ。
物語は、星祭りまでという期間限定で突然神様になっちゃった女の子が願いを叶えたりしつつ、仲間たちと過ごすというもの。攻略対象たちももちろん、駄菓子屋のふーさん、三神、亜紀ちゃん、頼仁と、脇を固めるキャラクターも面白いw
主人公はちょっとおばかだけど概ね素直で可愛く、頑張りやさんのいい子です。
共通ルートでのメインストーリーは、神様の集合場所で、三神の拠り所でもある場所を、悪徳業者の魔の手から守るというところ、かな。ほぼ全裸で飛び回る八雲兄さんが詳しく見たかったです。
弓鶴先輩は、実は元・神の現・妖。とってもツンツンしていて口が悪いのですが、本当はとっても優しいという、まぁ定番のキャラクターです。ニヤっと笑いながら悪口を言うのがたまらん。もっと罵ってくれ。
大昔、人間嫌いだったなかで唯一心を許した少年が儀式の生贄で殺されたことを悲しみ、反魂という禁忌を犯すことで神性を奪われています。しかも、反魂のせいで大災害を起こしたと人間に思われ、数十年間閉じ込められていたことでさらに人間を恨むようになっている。
神性を取り戻すためには人間を助けなきゃならないということで、主人公たちに協力してくれている。
共にすごす中で主人公に惹かれていくんですが、大災害で死んだ亡霊たちに騙され、傷つけられた主人公を救うために数百年かけてためた神性を使い果たしてしまい、主人公の目の前から消えてしまう。
ここで弓鶴先輩を必死に探す主人公はほんと健気で可愛かったなぁ……。
徐々になくなっていく記憶、思い出せなくなっていく顔、名前。でも、それでも「大切な人をうしなってしまった」という思いを胸に町を駆けずり回る主人公には目頭が熱くなりました。
また八雲兄さんがかぁっこいいんだ……。
主人公を陰ひなたとなり支える鳴海といい、そっと見守るミコトといい、周りのキャラクターとの絡み具合が絶妙だなぁと思いました。
また、ここらへんから素直になる弓鶴先輩がたまらん。
「記憶をなくしているはずのお前が、泣きそうな顔をして追いかけてきたとき――うれしかったんだよ。
涙が出るほど、うれしかった。
神の世界ではこういう気持ちを【恋】という、……人間の世界では、違うのか?」
それ、人間の世界でも【恋】です!
しかし主人公は、弓鶴先輩が自分を助けるのに神性を使ってしまったことを後悔し、なんとか自分の力で弓鶴先輩に罪滅ぼしをしたいと思うのです。手っ取り早く神性を取り戻す(=善行を積む)手段として、大災害の亡霊たちを成仏させるという方法をとる。
成仏自体はうまくいくのですが、結果、力を使い果たした主人公はあと数年の命になってしまう。
それを知った弓鶴先輩は、取り戻した神性を使い切って(=人間になっちゃう。ずっと戻りたかった天界に戻れなくなる)、主人公を救うことを決意する。
そして星祭りの日に、その儀式が執り行われ、ハッピーエンド……という物語でした。
で。なんでこんなに冷静にあらすじを語ったかというとね。
この展開がすげー前倒しなんだよ。
成仏させるのはまだしも、命を削ったことがわかる展開なんて、もうクライマックスでいいと思うじゃない。
でも結構早い段階でわかっちゃうのよ。
んで、神性をなくしてでもお前を助けるって弓鶴先輩が言っちゃうのも、この直後くらい。主人公はそれを聞いてまた後悔するわけなのですが、後悔したら何か行動を起こすと思うじゃない。なにもしないのよ。
わりとあっさりハッピーエンドになっちゃって、あれ、もうひと波乱ないの? って拍子抜けちゃいました笑
ストーリーはいいのに、ちょっと出しどころを間違えたんじゃないかと思うわたしです。
いやでも、よかった。こういうほのぼの系泣きゲー、たまらんわ。