お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

白華の檻 幻灯火攻略

幻灯火

※このプレイ日記はネタバレと愛ある悪口が多分に含まれています

アテルイに救いを……!!!

まじでびっくりするくらい幻灯火さん鬼畜……って思ったのはわたしだけか。

ただでさえ復讐心にまみれてるアテルイを本人の意思を無視して不死にして、「復讐なんてやめとけ」って言うだけでそのまま立ち去り200年放置プレイとか何者だよお前……。

お兄さんそら誰でも歪みますって。

ほんとあなたアテルイのこと友達と思ってたのか。むしろお前が完膚なきまでに歪めたんじゃねーかと小一時間説教したい。カミだから感覚が違うのか……。

助けたくて不死にして、それからもしばらく一緒に戦って復讐の無意味さを説いたけど改心しなかったから別れたんだと思ってたよ。まさか不死にしてそのまま放置とか。

それと、オリジナルの幻灯火よりコピーのアテルイの方が不死性が高いように見えるのは気のせいなんだろうか……。作中で何度もアテルイは幻灯火(もしくは暴走したオニ?)にしか殺せないとか言ってるんですが、幻灯火さんは割といろんな人に殺されかけてるよな……。命を盾にされたりするくらいだし。不死ちゃうんかい。って何回も思いましたw

このゲームにおける「命を削る」と「不死」の定義が甘すぎてびっくりだよ。

ま、突っ込みはこのくらいにしておきまして。

メインともいえるこのルート、幻灯火と主人公の「罪」の物語としてとっても綺麗でした。

自分の罪に雁字搦めにとらわれていた二人がお互いを想い合い、血を吐くような道を乗り越え、幻灯火の罪の象徴であった「アテルイ」と主人公の罪の象徴であった「剣」を一気に打ち砕くシーンのカタルシスは言葉に出来ない。

主人公がずっと抱えてきた母殺しという罪も本当はなかったのだとわかって、胸のしこりが取れたような気持ちになりましたし。

また、細谷さん演じるアテルイが素晴らしい。

細谷さんって注目したことなかったけど、いいなあ。悲劇の悪役としてこれ以上なかったと思います。

オニ退治に協力してくれたのは剣を手に入れるためで、剣を手に入れ京を滅ぼしたアテルイを倒すというのが恋愛エンド。

全てが終わった後、ようやく迎えた春に最高に幸せな夫婦になるという終わりが本当に美しくて心温まりました。

空疎様と胡土前も里に馴染んでいて微笑ましいったらない。

長い冬を乗り越えて春を迎える。一番実感できるルートでした。

ただ、最高に微笑ましい分、秋房の不在が胸にぽっかり空白感を与えてきました……

秋房……。秋房がいないのがこんなに辛いなんて……。

古嗣と相打ちになるところは本当にかっこよかった。

手を離してしまったあの冬の日の後悔を乗り越えたのだなと思うと感極まった。

古嗣はこのルートではちょっと何がしたいのかわかりませんってなっちゃって辛かった……。敵方につくのは別にいいんだけどやっぱり目の前で土蜘蛛討伐とかされちゃうときついです。

そして、これがいままでの「緋色の欠片」に繋がる正史ルートなのかな。幻灯火通常エンド。まぁわたしは緋色シリーズはコレしか知らないんですが……。

これも好きだなあ。

先に恋愛エンドを見たので、通常エンドでアテルイ「最後にお前と共闘できてよかった」って言いながらオニに突っ込んでいくところを見て、「ああ、これもアテルイの本当の気持ちなんだろうなぁ」って思うと胸が痛くなったよ……。

オニを倒した後、剣を手に幻灯火と決着をつけることが目的だったとしても、心の中ではオニ退治のさなかに幻灯火と共闘しながら死んでもいいと思ってたのかなとか思うと本当に切ない。

というかアテルイが好きすぎて切ない。

これでようやく京ルート三人組を終えました。

胡土前を飛ばしてしまいたいくらい空疎様に突撃したいのですが、ぐっとこらえて胡土前いきます!

とか言いつつサモンナイト2やってるんですけどね。

PS版、DS版と2回ともトリスでネスティED迎えてるのにまた夜会話ではネスティしか選んでないんだけどこれどういうことなんだろう。

でもSN2はネスティルートが正史みたいな気がするんだよなぁ。

って、話がそれちゃったわ。