真・女神転生Ⅳ
真・女神転生IV (2013/05/23) Nintendo 3DS 商品詳細を見る |
主人公は、東のミカド国で暮らす18歳の少年。
ある時、少年は不思議な夢を見る。夢は彼に啓示した。
「もはや汝の成す選択は汝の為のみに非ず。 世界を作るため、汝は歩まねばならぬのだ」・・・と。
夢から覚めた少年は、幼馴染とともにサムライを 選出するという「ガントレットの儀式」へ向かう。
そこで主人公と同じくしてサムライに選ばれたのは、 夢の中で出会った少年たちだった。
サムライとしての暮らしは故郷の村での暮らしとは大きく異なり、 主人公の日常は非日常へと移り変わっていく。
<システム>
詳しくは公式サイトにて。
もはやアトラスではお馴染みのプレスターンバトルがまた少し進化してやってきました。
わたしはプレスターンバトルが好きなので、嬉しい。
今作独自の「ニヤリ」(弱点を突いたりクリティカルが出たりしたらなる状態)は初報が出たときは大丈夫なのかとひやひやしたものですが、プレイしてみると案外面白い。
難易度は、最初期が一番シビアw
最初は完全に殺しにかかってきてます。
ただ難易度変更もできるし、スキル・アプリがそろってくる中盤以降はかなり楽になる。
死にまくるにしても、いつでもセーブできるし、死んでもカロンさんに復活させてもらえるし、死にやすい+死んだときのペナルティが低いで、うまいこと調節されてたと思います。
悪魔合体は、最近多いほぼ自由なスキル継承。
仲魔の数は史上最大の400以上で、作るスピードが全く追いつきません。
数が多いから、全書を眺めているだけで面白い。
外注らしい新規悪魔は……いいのもあれば悪いのも、といった感じ。
ただ、悪魔の個性はかなりなくなっているような……。スキルがほぼ自由につけられるのに加え、ステータスが基本平均値でどいつもあんまりトガってないし、ステータスタイプ自体も少ない。
防御力の概念もないから、頑丈度=HPで、カタい奴とかもいないし。
そこんとこちょっともったいないなあと感じました。
あと、通常合体がないのが不思議でした。
かなり細かく条件で絞れる検索合体そのものは便利なのですが、やっぱり通常合体が欲しいシーンもあるので、なんでなくしたのか謎。
戦闘画面は2Dですが、ダンジョンは美しい3D。
立体視もかなりいい感じです。荒廃した東京の街を眺めるだけで楽しめる。
ただ、2Dマップの見にくさだけは救いがたい……!
どこに何があるのか、地理的にどこがどこに繋がっているのかが本当にわかりづらい。通行止めなんかもかなりあるので、ここは結構ストレスたまりました。
主人公の見た目が装備で変わるのも、正直サムライ服が一番かっこいいので、あってもなくてもいいかなーと思ったけど、面白かった、かな?
すれ違い要素は、適度なおまけ。
無差別合体が面白かった!
<ストーリー・キャラクター>
東のミカド国で新人サムライになった主人公が、国の人間を「悪魔」に変えてしまう「本」を配り歩いている黒きサムライを追って「ナラク」を探索するうち、悪魔の蔓延る地である「東京」を発見し……という話。
ナラク探索終了までが長めのチュートリアルって感じかな。
そこまではそれなりって感じなのですが、東京に抜けた時の興奮がやばい。
何を言ってもネタバレになるような気がするのであんまり語りませんが、シリーズファンでなくても、ダークな雰囲気に惹かれた人なら楽しめると思います。
キャラクターは、イサカルとナバールは想像を遥かに超える小物、イザボーは空気で、ワルターとヨナタンは本当にいい奴ら。
いい奴ら過ぎて、ストーリー分岐で袂を分かつのが辛かった……。
あと、印象がめっちゃ変わったのがタヤマとウーゴさんw
アトラス製で雑なゲームって今までやったことないと思うんですが、今作もやっぱりすごく丁寧。
仲魔の差別化がイマイチだったり、ゲーム後半スキルがそろってきたらかなり楽になったりと、ゲームバランスがちょっと詰めが甘いかなというところもあったけど欠点と言えばそのくらいで、ストーリーも面白いし、本当にハマれるゲームでした。
RPG好きには太鼓判を押せる出来です!