月影の鎖~狂爛モラトリアム~ 藤堂樹感想
※ネタバレの塊
財政難を解消するためコンサルタントとして市長に呼ばれた藤堂兄弟。
島の財政難解消に民間の成金社長呼ぶのってどうなんだろうかと思いつつw
なにやら色々やっていた模様ですが(ゲーム内で登場するのは商売シーンだけだけどw)、政策がうまくいかず、最初は諸手をあげて歓迎していたクソ島民たちは案の定掌を返し、兄弟と関わっていためぐみにも悪意をぶつけはじめる。
反藤堂派(神楽坂派)の人間に襲われ、怪我をしてしまっためぐみの世話を樹が引き受けることとなるが……。
兄に依存しつつも、迷惑をかけることに過剰な恐れを抱く二人のお話。
二人ともことあるごとに「自分の存在がそもそも迷惑」「死のう」って考えに陥るのですが、そこまでの過程が毎回スピーディでw
どっちも兄はそんなこと望んでないだろうになあw
特に樹は主人公にかなり辛辣な対応で、ズバズバ核心を突くこと言うくせに、自分のことはてんでわかってないところに不器用さが見えて面白かったですね。人のことは良く分かるというやつだw
しかし、心情暴露以降の樹は本当にかわいい!
「手なんか握ってない。アンタの勘違いだ」ツンデレかよ……こいつこんなわかりやすくツンデレるやつだったのかよ……w
「相手に何の興味も関心もないせいで大体のことが聞き流せるから、基本的には気が長い方だが あなたの態度には腹が立つ」ってもう熱烈な告白すぎるでしょ!!!
雅の「惚れたのか?」に対して被せ気味の「違います」には笑ったw あからさますぎるでしょ!
まあ一番きゅんときたのは「察しろ馬鹿」ですね!
樹くん予想外に素直で可愛い……!
純愛エンド
島から撤退することになった兄弟。
樹からの「一緒に本土へ行こう」との誘いに乗り、本土へ。
数年後島に戻ってきて、プロポーズを受けるエンド。
お兄ちゃん二人が港で冷やかしてくるのが滅茶苦茶癒されたw
特に護お兄ちゃん。大好きだし、お兄ちゃんルートもよかったけど、やっぱこういう立ち位置のお兄ちゃんのほうが好きだなあ……。
依存エンド
「本土へ」の誘いを断り、二人で心中エンド。
ルート中の毒の小瓶はここで使われるんだろうなーと思っていたら、案の定でしたw
ただ、ここで死ぬ必要あるのかね?
めぐみが断りはしてるけど、「なんで断ってしまったのか(染み付いたいい子ちゃんのふりのせい)」の理由もちゃんと言ってて、思いも通じ合っているのに、死んじゃうのかーとw
あんだけ言ってたらもう行きたいって言ってるのと同義だと思うんだけどね。そのまま攫っていくくらいでよかったよw
ここはもう「死ぬ結末ありき」というか、その結末とスチルのために無理やりこじつけた感があってあんまり好きになれませんでした。
そういえば樹ルート中ずっと気になってしまったのが、手を肩に置いてる立ち絵がどう見ても骨折してるようにしか見えないところですね……。
ヒロセさんの絵は雰囲気好きだし正面顔は綺麗だと思うんだけど横顔といろんなポーズがほんと弱いのが難点……w