お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

シャレードマニアクス 陀宰メイ/凝部ソウタ 感想

正直最高に盛り上がりました。
いや、この2人、今までで一番よかった!!!
シャレマニが世間で絶賛されてる理由が分かった気がします。
ということで【メイ】【ソウタ】ネタバレあり感想いきます!!!

 

 

攻略制限組は共通ルートも長くなるようで。
「スポンサーがいる」というメモを発見したメイ、小学生なのに全く怖がらないタクミ、言動が怪しすぎるソウタの3人が裏切り者候補として隔離されるパートが追加されます。
この追加共通ルートでもヒヨリは3人に会いに行くのですが、ここでは「信じているから会いに行く」わけではなく、「信じたいから、疑うために会いに行く」という動機なのがすっっっごくよかったですね!
疑われた相手に対してとる行動として、リョウイチルートとやってることそのものは同じなのですが、動機が違うとここまで違う見方ができるんだなって思いました。

 

・陀宰メイ

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ここでは、ソウタが大活躍
管理室のような場所を発見し、何故かパスコードを知っていたタクミの協力のもと、システムに侵入する事に成功。
ヒヨリはソウタと共にシステムを一時的にシャットダウンさせ、プロデューサー権限で隠されていた謎の物体を発見。それは、メイの右目だったのです……。

 

ということで、実はプロデューサーであったメイ。ただ、今回だけのプロデューサーなのですね。
メイはケイトと同様前回参加者で、その回でプロデューサーを突き止める事に成功していた。ただ、帰還といえばおなじみのアレです。ひとり以外全員帰るか、ひとりだけ帰るか。メイはそこで自分だけ残ることを選択していたのです。
そして、メイはヒヨリのクラスメイトでもあった。かつてヒヨリの隣の席に座っていて、ヒヨリに告白もしていた。
取り残されたメイが挑んでいた賭けが、プロデューサーとして今回の異世界配信を行い、指定した誰かがメイの事を思い出せばメイの勝ちというもの。そこでメイはヒヨリを選んでいて、だからこそヒヨリは異世界配信に連れて来られていた。
ラスト、メイはプロデューサー権限で、ヒヨリの目の前でメイとヒヨリが登場する「無題」のドラマを配信。もう一度告白することでヒヨリは記憶を取り戻し、「賭け」に勝利して全員で無事帰還したのでした。

 

いやー、メイルート、よかった!!!
何も言えないけど信じてくれ、お前は絶対に帰してやるから、って繰り返し言っていた理由はこれだったんですね……。
一度は自己犠牲を選んだものの帰りたい気持ちから好きな人を異世界配信に巻き込み、デスゲームをやらせ、一度は声を奪ってしまったり、どういう気持ちで過ごしていたのかと思うとたまらないです。
共通ルートの手を繋げないイベント、どう思ってたんだろうな。何も知らなかった当時は甘酸っぱいエピソードだなーって微笑ましく見てたんですが、今思い出すと、ほんと切ないイベントだったのだなと……。
しかも他ルートでは思い出しても貰えず、他の男と恋愛してるのを見てるんだな~って思うと、切な過ぎる……。
まあその状況ってトモセも同じなんですけどねwww ルートの良し悪しでこんなに抱く気持ちが変わってしまうのね……トモセ、ごめんww

 

メイルートは最後の盛り上がりがすごかった
共通の追加パートもあり、思い出せそうで思い出せないところや、何も言えないメイのもどかしさなんかも丁寧に描かれていたのも◎。
ツイッターでメイちゃん人気だなーって見てたんですが、その理由がわかりましたね!
エンディングでトモセが茶々入れながらスクールライフを満喫してるのもすごくほっこりしました。

 

ただ唯一の難点は、大変申し訳ないんだけど、メイちゃんお声が低すぎてセリフが聞き取りにくかったことですね……w
いや、いい声だとは思うんだけど! 割と小さい音声でゲームやってるのもあって!! まあ個人的な事情なのですがw


・凝部ソウタ

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めっっっちゃよかったagain。

 

ソウタは前回参加者。罰ゲームを受けていないのに何故戻ってきていたのかというと、心残りがあったから。
実は前回の異世界配信で、ソウタは演技が出来なくなった時にメイが庇ってくれており、メイの右目はそのときに奪われていた。ソウタ自身は記憶を奪われ、そのことを覚えていなかったのですが、心の片隅には残っていたようで。
ずっと疑わしい行動をとっていた理由は、他の参加者たちが自分を疑うかどうかを確かめていたから。場を引っ掻き回しながらも、真相を確かめるためにずっと活動してたんですね。
3人隔離後、真相に近づいていくソウタですが、そこで動いたのがタクミソウタは怪しいと告げると共に、実は自分は名前と容姿を奪われて何度も異世界配信をやっているということを明らかにします。控えめに言っても怪しいのはお前だって全プレイヤーが思ったんじゃないでしょうかw
その後、メイの記憶を取り戻したソウタは、再演でメイの右目を取り戻し、プロデューサーを指名しようとする。が、そこでメイの帰還分ポイントが溜まってしまい、メイは再び自分を犠牲にして全員を帰還させる。
ソウタとヒヨリはメイの記憶を失い日常に戻るが、また、今度は2人で「心残り」を探している……。

 

これもう、メイとソウタは合わせ技で卑怯だなって思いました。相乗効果がすごい
途中、メイが「ソウタのことが好きなのか」って聞くんですよね。んで、ヒヨリはそうだって答える。もうこれだけで泣きそうになりますよね……。ソウタが実はメイのために戻ってきてて、最後にソウタがメイのことを思い出せて、「それが嬉しかったからいいんだ」って言っちゃうのにも泣きました。2回も自己犠牲するなんて、メイ……。「隣はお前に譲る」とも言ってて、最後、ほんとにソウタがヒヨリの隣の席に座ってるのもすごく切なかったです。友情と恋愛の合わせ技で、2倍心に迫ってきてしまった……!
ソウタが本気になり始めたタイミングで「大嫌い」と言わなければいけないドラマがやってきて、「演技としてはできるけど、今これを言ってはいけないんだ」って理由でヒヨリが演技をとめる、その代わりにソウタが罰ゲームを受ける、それがきっかけでメイのことを思い出し、かつてできなかった演技をメイと再演する……ていう流れも本当に素敵でした。
ED後、「心残り」を探す2人がいつかメイのことを助けてあげられたらいいな。

 

恋愛過程は正直ソウタの押せ押せに釣り橋効果で引っかかっただけではって感じなのですが、振り回されるのが楽しかったですw 嘘かホントかわからないまま気持ちが揺らいでいくのが見ててニヤニヤできましたし!
ソウタは本気になると一人称が無意識に「俺」になるのもよかったね……こういうの……好きです……!
飄々としてて、冗談で押し倒してきたり迫ってくるのは平気で出来るのに、いざ主人公から大好きって言われると理性吹っ飛ぶからやめて~って言ったり、キスめっちゃええやんけ!って言ったりするのも可愛くてよかったw あんだけ色々言ってたのに、ソウタもファーストキスだったんだねw

 

メイとソウタルート、盛り上がりがホントすごかった……。
この2人がいただけで、シャレマニやってよかったなぁ~って思います! あとはタクミと真相ですが、はたしてこの盛り上がりを越えられるのか不安ですw