アヅマはミツギと結婚するのがいいと思います。
いやもうほんと……ミツギ……結婚してくれ……アヅマと……。

以下、
ネタバレあり感想!
ミツギルートはマツダとは逆で、最悪の序盤~徐々に上がっていくという恋愛ゲーの鉄板パターンでした。
元々大好物の展開なんですが、ミツギとアヅマは特にお互い好感度マイナスのギスギス状態でもやり取りにあんまり棘がないというか、罵り方のセンスやテンポがよくて、見てても全くイライラしなかったのがすごくよかった!
まあいきなり沼に突き落としてきた挙げ句勝手に欲情すんのはどうかと思うけどな。その気がないのに「誘ってんのか?」って言われるのって恋愛ゲーだとあるあるパターンだと思うんですけど、こんなに強烈に「誘ってるわけねえだろ(真顔)」って思ったのは初めてだよ! 溺れてるだけだぞ!?
作業中にうっかり寝ちゃったアヅマを縛って足コキするのもどうかと思いましたw
いやアヅマが悪いのはそうだけど、縛って足コキする必要ある??? その時間に船造り進めた方がよくないですか??? 合理的さの欠片もないのがミツギらしくなくてびっくりでしたよw
その後、なんで俺にだけあたりが強いんだと聞くと、なんと「恩師に顔が似ているのに中身が違いすぎるから」と……いや理不尽か!? 理不尽オブザイヤー受賞だよ。
これ聞いて「わかった、でもこれからは仲良くしよう」って言えるアヅマくん、控えめに言っても天使じゃん……。
ところで、
マツダもバックボーンの説明が一切ないってモヤポイントがありましたが、ミツギの恩師についても全然触れられなくてびっくりしました。
さらっと説明されて終わってしまった……w
でもミツギが理不尽なのはここくらいまでで。
もう後はずっと株がストップ高を延々更新し続けるフィーバータイムなんですよね。
個人的にめっちゃキュンとしたのが、初めてセックスした後、ミツギが無防備にアヅマの前で着替えるようになったってとこで……。こういう普通のカップルが距離詰めましたみたいな感じいきなりブチ込んでくるの、ずるくないですか!? ああ~あるよね~って感じで滅茶苦茶萌えた……。
Rシーンそのものも体の相性がよすぎるせいでズブズブってのがアヅマくんエロすぎて本当によかった。しかし体の相性がいいって便利設定すぎるね。いつでもどこでも何も準備しなくてもすぐに致せてしまう。
相性がよすぎたせいで、最初はアヅマのみならずミツギまでもが挿入前に発射して終わってしまったってのちょっと笑っちゃったけど。
ミツギ、BLゲーの攻め男のくせにあんまり精力ないのが新しい気がしましたw 受けがへたってももっともっとってなる攻めが多い気がしたので。
BADルートのエロシーンでも「入れる前に一発出したらもうたたないんじゃ?」ってなるし、結局たちきらずに挿入するのもちょっと面白かったw
それはさておき、ミツギはメンタルもずっと安定してるんですよ。
思えば、恐らくこのゲームで唯一、一度も嘘をつかないし誰も殺さない男なんですよね。厳密にはまだタカラルートが残ってるけど、真相ルートだろうここで豹変するとも思えないし。
裏表がない。一貫している。だからこそ、いきなり船を燃やした時はマジで度肝を抜かれました。
狂ったとは思えない、船がなきゃどうせ全滅するのに脅しに乗るとは思えない、手を取って逃げても事情を説明してくれない。
アヅマと一緒になんでなんで!? ってなって、そこでブチ込まれる真実。『アヅマを守りたければ、手記と船を燃やせ』と脅されたと……。
……は?
えっ待って待って。
あの合理性の塊男のミツギが、アヅマを守るために船燃やしたの?
船ないと漫然と死にゆくだけなのに??
それよりも目先のアヅマの安全を優先したの???
えっ……もう無理なんだけど……。とりあえずおふたりの挙式はいつですか?????
さらに畳みかけるように「お前のせい、じゃねえだろ。お前のため、だ」って、もう……もう……う、うう……あ……(言語中枢に深刻なダメージ)。
なんだよこいついい男過ぎないか? えっもう彼氏じゃん……彼氏だよ……いや彼氏を超えて伴侶だよ……。
またこのミツギの愛に対して、アヅマが「ミツギからもらった新しい価値観」って表現をするのが最高にいいんですよ。人生観を変えられてるの。あのアヅマがちゃんと己に価値を見いだせてるの。ミツギはアヅマを闇から引き上げられる男なんですよ……。
救助された後に「本土に戻ったら楽園を二人で作ろう」ってなってタイトル回収してくるのもまさにメインヒーローの風格。
ところでそれはそれとして、座敷牢の中で「やることがねえから、ほとんど毎日セックスしてた」っていうのは詳しくお聞きしたかったですね。
ミツギはBADでも一貫して安定したメンタルを保ってたのが凄かった。
ひとつはミツギが真犯人に殺されてしまうエンド。
もうひとつが、疑われて暴走したアヅマがミツギ以外の全員を殺して最後に自殺するエンド。
どっちもお互いの愛をちゃんと感じられてよかったです……。
あとルート分岐でホンゴウルートへいくんですが……ちょっとこれあの……最悪の変態すぎてシマダが霞みました。
もう言葉責めがキモすぎてキモすぎてwww
アヅマが「聞いてて、死ねよオッサンと思ったけど、」ってモノローグ入れるんですけど、いやホントそれだよ。
「じゅん」の言い方キモすぎてリアルに鳥肌立ちました(ある意味褒め言葉?)。
しかも不能で……「おち○○○が、よくたちそうな人を連れてきました。キドさんです。よろしくお願いします」じゃねーーーよwww のど自慢の紹介ちゃうんやぞって吹き出してしまったwww ホンゴウルート、情報過多すぎる……。これ見てからホンゴウさんのことまともに見られなくなってしまって台詞も全飛ばししてますw
ま、まあいいところもあったんですよ。猿ぐつわカマされてるアヅマの喘ぎがめっちゃエロかったとか。最高だったのは「ミツギのじゃないと嫌だ」ってアヅマが思うところですね……うん、あそこはよかったな……。
……という感じで、ミツギというキャラには滅茶苦茶萌えました。
ただ、話の展開としてはマツダルートの方が好きだったかなあ。面白くはあったんですが、ミツギルートはミツギが安定していて王道の筋をなぞっている以上、どうしてもその域を出ない……といいますか。いや、恋愛ゲーとしては圧倒的にミツギの方が正解なんですけどね。
さて~最後はタカラ! 犯人はお前だ!(決めつけ)