ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo- ギルバート・レッドフォード 感想

危うく積みかけていたピオフィをやっと再開しましたｗ
まさかのお前に攻略制限かーいって感じのキャラ、ギルバート！
この人に掛かってるとは思ってなくて、調べる前は中盤くらいにクリアしようと思ってたからびっくりした……ｗ

いやでもストレートにかっこよかった！
以下、ネタバレあり感想です！

鍵の乙女なんぞそれってくらい、聖遺物も鍵の乙女の謎も関わってこないルートでびっくりしましたｗ
偽札作りの罪でギルに冤罪がかけられるんですが、その謎を解いて冤罪を晴らすというルート。
攻略制限が掛かってるのはディレットーレの秘密に迫るせいなんだと思うんですが、そんなガチガチに制限かける必要あったか？　ってちょっと思ってしまったｗ
いや、流れとしてギルから隠しと繋げてやるのが自然だろうってのはわかるんだけど。

ギルはストレートにカラッと男前でしたね。普通にかっこいい。そう……普通に！
かっこいいけど、でも、なんていうか……ひたすら普通にかっこいいだけだったというのもまた、ある……ｗ　何言ってんだろうなわたし！？　最近曲者ばっかり見てきたから感覚が麻痺してんのかな……って思ったけど、よく考えたらわたしは最初からずっと曲者が好きなんだったわ。ワハハ！
個人的に一番好きなのはギル視点でリリィがうたた寝してるのを見つけるシーン。
疲れて倒れたのか！？　って心配して、その後ただ寝てるだけって分かって、ほっとすると同時にこんな誰でも見られるところで寝顔を晒してるなんてって苛立っちゃうのにめっちゃ萌えました。嫉妬、いい……！
ギルはスカっとしてる割に嫉妬もバリバリしてくれるのがめっちゃいいんですよね。ナンパしてくる男を牽制するのとか。
ただあのナンパシーン、シチュエーションから声のかけられ方からギルの対応から主人公の反応から全てがこんな超ウルトラスーパーミラクル古典的ナンパシーン、今時存在すんの？　ってくらい何から何までマジのマジで古典的で、見てつい大爆笑してしまいましたｗ
いやよかったんだけどね！ｗ

ギルルートで番好きなのは、今までずっと敵対してた三組織が協力して事に当たるところ。シナリオとしても、手を組むのはそれぞれの組織がちゃんと己の思惑のために……ってのがとってもいい！
仲良しこよしになるわけじゃないので、上手くいかないBADでは己の組織のためにファルツォーネが裏切る……というか、ギルを犠牲にしようとする、ってのも生々しくてよかったな。
ギルの裁判の裏でファルツォーネがカジノ、老鼠が偽札工場を襲撃するってシーンがあるんですが、ここが胸熱ですっごくいい～！！！
三組織の協力だけじゃなくて、ロベルトやリーまで改心(？)して協力的になるわ、ルカも普通に助かるわなのがすごい。ギルの人徳のおかげなんだろうか。
BESTではギルが裁判に勝ち、全キャラ幸せになってめでたしめでたしと思いきや、なぜかニコラだけ生死不明だしそのせいでダンテもお通夜状態で終わるのが可哀想すぎたｗ
いやここまで全員幸せにしといてそこ不幸にする必要ある！？　ニコラが何をしたって言うんだ！？　って逆にびっくりでｗ
ご都合主義でいいからニコラも戻してあげればよかったのにって思ってしまいました。
全員幸せにしちゃうと大団円ルートこっちでいいじゃんってなっちゃうからかなってメタ的な見方をしてしまったよ。

BADではギルが裁判に負け、他もずるずる上手く行かずに終わってしまうってエンドだったんですが、BADで一番どうしたって思ったのはいかにいくら背後からとはいえ全く危機的でない状況下でオルロックがクソ雑魚に刺されて死ぬってところですね……。
作中最強チートと言っても過言ではないオルロックがまさかこんな妙ちきりんなシチュエーションで死ぬ展開があるとは思ってなくてそのあまりの雑さにびっくりした。いやほんとここどうしたんだろうオルロック。喋って動きながら寝てたんだろうか……。

あとサブキャラの話で申し訳ないんだけど、わたしの推しサブキャラであるファルツォーネのレオくんがこのルートめっちゃ輝いてて最高でした。
リリィの護衛とヴィスコンティの見張りのためについててくれるんだけど。
「血縁主義のファルツォーネじゃそれ以上上には行けないだろ」ってギルに引き抜きをかけられて、「俺は幹部になれなくてもファルツォーネに骨を埋める覚悟なので」って断るのも格好良かったけど、一番キュンときたのはギルって呼べよ、うちじゃ下っ端でもギルって呼ぶぞってギルが言ってくるのに対して、「俺はファルツォーネの人間なので、そこは線を引かせてください」って言うの……ほんと痺れた……。レオ～かっこかわいいよぉ……！！！

さて最後は隠しルートです！