お昼寝タイムズ@ゲーム

ゲーム感想。RPG、SRPG、ADV、アクション、乙女ゲー、ボブゲが好きです。辛口め注意。

東京24区 白洲武彌 感想

話がよかったのはもちろんなんだけど、白洲ルートはやってて「自分、茶介さんの声本当に好きだな……」って痛感しました。
ツボなんだよな……。
話もめっちゃ面白かったですよ!
はあ~東京24区最高だ。マジで買って良かったしやってよかった。終わるのもったいない……。
以下、ネタバレあり感想です!

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白洲ルートもタイガルートと同じく、大きく二つに分かれます。
タイガルートより分岐も早いかな?
タイガの時もそうだったけど、分岐からマジで全然違う話が展開されていくので、お得感がすごい。ひとりに2ルート分用意されてるみたいなもんですからね……。

 

ひとつは自衛官自殺事件に迫るルート。まともに恋愛するのはコッチですね。
ゲイ疑惑でいじめられて自殺したらしい自衛官追体験をするため、白洲とのゲイ疑惑を捏造(というかいきなりキスされてそれをわざとスッパ抜かれる)され……となるんですが、ここで蓼丸が其扇先生の公式垢にBLファンアートを送ってくるファンに対して「なまものに直接は駄目なのに……」って言うのに笑っちゃいましたw
お前、腐男子だったのか……!?
まあここ追体験とはいえ、二人ともそつなくゴシップに対応するし、そもそも二人とも鬼のようにメンタルが強いためさしてダメージを受けないので、意味あったんだろうか……と思いつつw
ともあれこれがきっかけで協力することになり、仲を深めていきます。
ふたりでバーに行くってシーンがあるんですが、ここ距離感近すぎてビビりました。
いくら雰囲気花丸のバーとはいえ、初めて飲みに行った男とあの距離感はやべーでしょ。近すぎるわ!www

 

事件が大詰めになると、自衛官の母親の気持ちがターニングポイントになり、最後まで追求するかしないかでルートが分岐します。
追求しないルート(実質バッドエンド)は、政治家である白洲や其扇や音坂たちと、一般人である垣山の母親の考え方の違いが明確にわかる感じ。
白洲が泣くのがすごく印象的でした。泣くシーンの声優さんの演技が凄くて、胸が詰まります……。あの我が強い白洲さんが、正しいとか正しくないとかじゃなくて、人の気持ちのために己を曲げる。悔しくて泣きながら……。切なすぎて気が狂うかと思った。

追求するルート
(実質メインエンド)では、日紫喜の娘婿である音坂が日紫喜の「本当の身内」なのかどうか考えるところで、「もし其扇に裏切られたら」って考えて怒りを覚える白洲死ぬほど萌えました。これ読んだ人「そこ?」って思うだろうな……わたしも今書いててそう思うw

 

追求しないルートとするルートは、対比がすっごい上手く出来てて良かったなって思います。
どちらが正解とはっきり言うことは出来ない。要するに誰のため、何のためを考えるか……。
対比がハッキリしていたので、追求するルートでは垣山の母親はどうなるのか心配だったんですが、こっちはこっちで割り切っていて安心しました。強い人で良かった。
割を食ったというか、やはり、悲しみが大きかったのは家庭が崩壊してしまった音坂ですよね。まあそれも選択の結果ではあるんですが……。
選択肢が「白洲らしさ」に委ねられているのも凄く良かった。このルートは本当に好きです。
エンディングを迎えるまでエロがないのも好印象でした。
緊迫感のあるシナリオですし、話の流れをぶった切ってエロシーンがあったら、緊迫感が途切れちゃってたと思うので……。
R-18ゲーであっも、シナリオ中にエロがなくたっていいとわたしは思うんですよ。話の流れで必要なところだけあればいい。どうしてもっていうなら後日談とか、そういうのでもいいじゃないですか。きちんと自然な流れでやって欲しいです!
事件も解決し、両思いになった後の安心えろは最高に良かった……。
ここの白洲さんの声本当にいいんですよね……。「誰にでも優しくなんてするわけねえだろ」「うるせえ」「こら、悪戯するな」あたりもう、良すぎて何回聞いたかわからん。ボイレコ機能があって本当に良かった。ありがとうありがとう……。
まあ、慣らさず(指すら入れず)いきなり突っ込むのだけちょっと気になってしまいましたがw
あとオチでまた変なパンツネタ出てきたの笑っちゃったwww
猫ちゃんパンツ……w
いやほんと今まで其扇先生どうやって恋人と夜の時間過ごしてきたの? 絶対下着が原因でフラれたことあるだろ!?w
いや逆に「カワイイ~♡」とかってなってたのかもしれんな……。人タラシの其扇先生ならありうる……。

 

もう一方は、恋愛ではなくマウンティングされるルート。
ところで、このルート、オフで会うってのを選ぶと進むんですが、高級料亭+秘書連れでオフで会うっつー感覚がよくわからん……
恋愛ルートでのバーでの会合みたいなのを想像してましたw
で、ふたりは決裂。お互い本格的な潰し合いに突入します。
会った後、白洲都知事疲れマラ(というか其扇にムラムラ)しちゃうんですが、朝立ちするタイガといい、24区キャラ、ひとりのとき無意識に其扇せんせにムラムラすること多くてなんかカワイイですねw
ここで白洲先生視点の其扇先生描写があるんですが……勝ち気な青い双眸!? 其扇先生、二次元的デフォルメじゃなく現実に碧眼だったのか……!? ってめっちゃ衝撃を受けましたw 一体どういう世界観になってるんだろうw

 

決裂したことで其扇は白洲を追い詰めるために動くのですが、党内の年寄り達に逆に足を引っ張られて疲弊していくのがしんどかった。
足を引っ張られる過程がリアルなんですよね……。
耐えきれなくなった其扇が(ああ……これが石か)って内心で思うのがしんどかった。
疲れ切ったところで、エレベーターで二人きりになったときに白洲に「マウンティングされてみるか?」とナンパされるんですが……。
エレベーターなっが。いやいくらなんでも長過ぎないか!? 喋っても喋っても到着しないから(多分10~15分くらい?)、エレベーター版きさ○ぎ駅じゃんとか、これこのまま異世界に突入しちゃうんじゃないかとか、いろんなことが頭をよぎって集中できなかったwww
ここで交わされる会話自体はよかったんだけどねwww

 

肝心のマウンティングシーンは、サンプルにもあったあれですね。無理矢理フェラ、のち騎乗位。出したものを呑み込ませずに口の中にとどめさせておいて、それを見るってプレイから白洲さんの強烈なフェチズムを感じて良かったです。ほんと支配者力の高い白洲さん……。
エロの内容的に白洲に支配されるのかと思ったんですが、それはプレイだけで、政治的には並び立って新党結成、政権奪取のために協力するってかたちになったので安心しました!
まあ其扇先生鬼メンタルだもんな……。マウンティングされても別に白洲の下につくわけじゃないのがすごい。
どっちがトップになるの? って質問にふたりとも「自分ですかね」ってしれっと答えるのがよかったw
あと三条総理と大延さんの会話も良かった。
恋愛ルートの方がメインかと思ってたんですが、こっちでも軽くエンドロール流れてびっくりしました。
終わり方も爽やかだったし、これはこれでいいですね。ドラマCDなんかに連なるメインのルートは恋愛のほうなんでしょうけど、ふたりの関係としてはわたしはこっちの方が好きかもしれない。いや、マウンティングエロはそんなに好きではなかったんですがw

 

蓼丸の扱いをミスるとマウンティングシーンを盗聴され、ぶっ壊れた蓼丸から睡眠媚薬ハメ撮りレという恐ろしいコンボを受けます。
眠らせてるあいだに媚薬でぐずぐずにしててくれるのが蓼丸の優しいところ(?)ですね……。

 

白洲ルートは駆け引きが多く恋愛って感じは薄かったですが、とにかく話が面白くて良かった!
最後はついに蓼丸です!
終わるのもったいないよ~……!